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オゾンが発生しないマイナスイオン機ができました
カタログ“2003年4月2週”
新しい方式は空気電離電子放出方式(特許出願中)
 森林イオンと呼ばれるマイナス空気イオンには、血行促進、新陳代謝の活発化など健康促進効果や、空気の浄化や脱臭効果などがあるとして、マイナスイオン機が最近話題になっています。しかし、現在市販されているそのほとんど全てのマイナスイオン機において、オゾン、窒素酸化物(NOx)、プラスイオンが発生しているという負の事実が隠され、「健康にいい」「リラックス」「癒し空間」「ストレス解消」などと知識の薄い消費者を惑わすキャッチコピーで信じさせて売られています。
 世界各地には、ある種の風が吹くと、病院の入院患者数、自殺者数、犯罪発生率などが急激に跳ね上がるという地域が知られています。被害者は、不眠、刺激過敏症、緊張感、頭痛、吐き気、心停亢進、発汗、あるいは悪寒を伴うまばゆい感じ、震え、めまい、腫れ物、呼吸困難、腸の頻動、無気力感、疲労感を訴えています。このような現象は、空気中のマイナスイオンの極端な低下と同時に、プラスイオンの急激な増加によるものとして知られています。
 空気イオンとは、空気中の炭酸ガス、酸素、水、窒素などの分子に対し、充分なエネルギーが作用すると電子を放出して、放出された電子が近くの分子と結合したものがマイナスイオン、電子を放出した分子がプラスイオンになったもので、これらのイオンが塵埃、汚染物質などに作用し、さらに大きなイオンを作ったものです。それらは大きさによって、小イオン、中イオン、中間イオン、大イオンなどと分類されています。これまでに空気イオンによる人体に対する医学的、生理学的な研究が活発に行われ、ある研究(International  Journal  of  terology,vol.16.4,p313-322.1972)では、生物学的に意味のある空気イオンは水分子がついたものであるとの定義が提案されています。すなわち、プラスイオンはH(HO)、HO(HO)、マイナスイオンはO(HO)、OH(HO)です。自然界では空気イオンは大半は放射性ガスによって作り出され、他には地中の放射性物質、宇宙線、紫外線、大気の流れの摩擦、滝の水、植物などが作り出します。マイナスイオンは、レナード効果によって滝のそば、森林、雨上がり、雷のときなどに多く観測されます。
 1980年代から、コロナ放電式のマイナスイオン発生装置が商品化され、市販されていますが、その効果に疑問があることや同時に発生するオゾン、NOx、プラスイオンなど有害な生成物によって呼吸疾患になる危険性が問題になります。
 潟Aクセスの久保内秀郎氏らのマイナスイオンの学際的なグループは、オゾン、NOx、プラスイオンなど身体に悪いものが発生しないマイナスイオン機を目指していました。何種類かの従来方式で試作、実験を繰り返してきましたが、結局満足のいくものはできませんでした。従来の技術の延長線上の技術開発では問題が解決できないと結論し、ついに、前述のコロナ放電方式とは異なり、マイナス放電電極とプラス電極とは絶縁された構造で放電が起こらないようにした、新発想法、空気電離電子放出方式(特許出願中)という、オゾン、NOx、プラスイオンを発生させないメカニズムのものを開発なさったのです。


アクセス社長樫本芳行さん(左)と企画開発久保内秀郎さん(右)
潟Aクセスのマイナスイオン発生器「ナイアガラ」
機能
 空気電離電子放出方式ですので、プラスイオン、オゾン、NOxを放出しません。水分子に介在するマイナスイオンなので、滝のそばのような自然なマイナスイオン(小イオン)です。噴出し口で2000万個/cc以上のマイナスイオンを放出。噴出し口から1mのところで30〜60万個/cc(国際マイナスイオン学会では、マイナスイオン発生器と呼べるものは発生器から1m離れたところで10万個/cc以上と定義しています)。「ナイアガラ」が供給するマイナスイオンは寿命が長く(約90秒)、例えば10畳の部屋で隅々まで2万個/cc以上のマイナスイオンを供給します。ただし、使用される環境条件(温度、湿度、塵埃、電気製品、衣料品、人など)によってマイナスイオン量は変化します。北海道大学医学部渡部一郎ら(日本温泉気候物理医学会雑誌vol.64,3,2001)の研究によって、マイナスイオンの長期、大量曝露に問題はないとの報告もありますが、「日本機能性イオン協会」の西村純一事務局長によれば、「一般的に快適さを感じる森林や高原のマイナスイオン数は120〜350個/cc、長時間直接肌に触れるものなら100〜300個/cc、治療目的や局所的な利用であれば500〜1000個/ccが妥当」という指摘もあり、ナイアガラを使うときはできるだけ広い部屋で離して使った方が良さそうです。微弱な電磁波も出ますが、身体から30cmも離せば十分です。また、水分子の分解による気化熱によって室温が冷えるので、冬場の使用には室温が低くなりすぎないよう工夫して下さい。プラスに帯電した塵、菌、花粉などは、マイナスイオンによって沈降します。これは拭きとるのがベターです。なぜなら、掃除機だとウィルスや細菌の付着した塵を再び舞い上がらせるからです。空気清浄機が出す微量のオゾンも消去できます。

装置

・動く部品がないので、音はせず静かです。
・落しでもしない限り、壊れるところがありません。
 風呂場など水がかかるところでは使えません。室内のできるだけ
 高いところに置くのが有効です。
・掃除は非常に簡単です。年に1回電極のところを軽く拭く以外、 
 メンテナンスの必要はありません。
・ボディーは手作りの家具のレベルの仕事で、 天然木(ナラ)と天然
 塗料、ホルムアルデヒドが出ない接着剤(ニカワのり)でできて
 おり、有害な化学物質の心配はありません。
・この装置は未だ量産態勢にはなく、電子部品も既製品がないものが
 あり、ほとんどが手作り状態です。そのため、まだ多少高価ですが、
 いずれ量産が可能になれば安くしていただけるとのことです。
 電気用品安全法に基づいて 生産されています。フィルター交換
 などはありません。年間電気代は約650円と安い。


マイナスイオン発生器「ナイアガラ」
マイナスイオンの主な効果
(東京大学医学部  周起換博士レビューより)
 
臨床的な治療法として認められるまでには、まだまだ解明しなければならないことが多いが、これまでに以下のようなことが確認されています。
・細菌類の滅菌、インフルエンザに対する抵抗力を高める(1950〜1970年、 アメリカのグループ)
・気管支炎、喘息、花粉症の改善効果(コンブル)、(英国オクスボレド大の
 研究グループ)、(ブラジル、イスラエルなどの研究グループ)
・胃酸過多、胃潰瘍、胃内出血への応用の可能性(ルーマニア衛生学研究所 ボダス)
・コンピューターのモニター画面に向かって長期間作業する人に生じる
 VODS(無気力、不眠症、自律神経失調症など)の改善
・火傷治療に効果(コンブル)
・急性ストレスの改善(リバノバ)
・脳内神経伝達物質セロトニンの混乱症(孤立感、無気力、強い孤独感)の
 改善(ギアニニ)
・学習能力、計算能力、記憶力、集中力を高める


市販のマイナスイオン機の問題点
 その原理が簡単なため、一般に用いられるコロナ放電方式のものは、マイナスイオンと同時に有害なプラスイオン、オゾン、窒素酸化物(NOx)が発生し、そのため、呼吸器などにかえって悪影響を与えます。地球上空で紫外線を防いでくれるオゾンも、身体には有害です。自然界で平時は0.005〜0.03ppmです。日本空気清浄機協会の許容濃度は0.05ppmです。0.1ppm以上では、人体に異物感が自覚されるものです。国際マイナスイオン学会が定義している、発生器から1m離れたところで10万個/cc以上という性能に達している装置は、市販で最もよく売れているN社のものを始め、市販品の中にはほとんどありません(希望者にはマイナスイオン簡易測定器を貸出しします)。送風できるモーターがついているタイプのものは、モーターの耐久性がなく、壊れやすい。また、放電極の埃を掃除できないタイプのものは、火事が発生する危険性があります。天然の電気石(トルマリン)を利用するものは大きな外力が必要で、マイナスイオンの発生はほとんどありません。
 滝現象やレナード効果を利用した水分解方式のものも、大きな外力が必要であり、水道水の塩素による汚染も引き起こします。
 テレビで話題の観葉植物「虎の尾」は葉から1cm程度離れたところで約100個/ccが測定される程度です。竹炭や備長炭からはマイナスイオンはほとんど測定できません。


(文責:西川栄郎)

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