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子どもの健康に強い味方、ケンコーミサトっ子
カタログ“2006年7月4週”
子どもの健康に強い味方、ケンコーミサトっ子
 ケンコーミサトっ子は、土踏まずの未形成、外反拇趾、足の指(趾)の力が弱い、趾が浮いている、重心が踵寄りなどの足の問題を改善すべく考案された健康履物です。
 子どもの足から健康づくりをします。
●足の指(趾)を使わない子はダメになる
 子どもに靴のような窮屈な履物ばかりを履かせていると、土踏まずの縦横のアーチが発達せず、足をダメにしてしまいます。つっかけばかりはいていたり、歩かない、多様な動きのある運動遊びをしていない子も同様です。
 1970年代から、拇指が小指側に曲がった子、小指が接地しない子、足の指(趾)の間にすき間がない子が増え、・姿勢が悪い・趾力が弱い・長い距離が歩けない・体にバネがない・転倒が多い・運動能力や体力が低い、などが問題になっています。
 足は、立つ・歩く・走る・跳ぶ・よじ登る・飛び降りるなど人間の動作のすべてに深く関わっています。踏んばる、急に方向を変える、急に止まるなど多様な動きをするのに都合の悪い足は、単にバランスが悪い足というだけではなく、姿勢までおかしくしている可能性があります。
 足の重心が踵(かかと)寄りになると、後ろに倒れてしまいますので膝を曲げてこれを防ぐようになります。すると顎(あご)が突き出されて、ゴリラのような悪い姿勢になる可能性が高くなります。姿勢が悪いと、刺激を送って脳を活性化するはずの背筋がしゃんとしないので、脳がイキイキ働かなくなり、知的発達が遅れます。学習意欲の低下、情緒の不安定、問題を起こしやすい子になり、肩こり、腰痛、膝痛、ヒステリーなども誘発します。
 そのため素足を見直す動きもあり、その効果も認められています。しかし、昔の和材の板の床や自然の砂のように足のショックを吸収する接地面ではなく、コンクリート、ピータイル、モザイク板、岩山を爆破して作った粒が大きく尖った砂のグラウンドなど、堅すぎたり滑りやすい床の状況では、踵痛からの保護も考えなければなりません。堅すぎる接地面に素足で勢いよく踵から着地すると、踵骨の後下側の骨端枝にヒビが入って、踵痛が起きるからです。


【趾の形と重心】

足の形が図のように重心が前寄りで、相対的に足幅が広くて踵幅が狭い、逆三角形のバランスがいい足になります。足幅÷足長≧42%で、踵幅÷足幅≦58%画理想ですが、小学校低中学年生は踵骨骨端核が出来上がり、踵を使用することが多いので、62%の子もいます。外反母趾の人は、横のアーチがなくなった開帳足なので、足幅が広くなっています。


●天然のい草の畳表を使った健康履物
*図はゾウリばき6ヶ月と土踏まずの形成 

 幼児の足の研究をしていた兵庫教育大学の原田碩三兵名誉教授は、このような子どもの足を不健康にしている状況を改善するために、日本の伝統的な履物である草履に目を付けられました。そして、奈良県三郷町にあるミサト履物協同組合の協力を得て、前述のような子どもの足のトラブルを改善でき、子どもの足の健康づくりに理想的な草履の実現にこぎつけられました。今から30年も前の話です。
 ワラの入手が困難になっていることから、熊本県八代の国産い草の畳表にゴムを貼りつける形としました。ゴムの厚さは薄く、すべらない固さにしました。鼻緒の位置もしっかりと足の指(趾)が働けるようにしました。前緒が最初からはきやすく伸びにくく、畳表は濡れてもはがれないように工夫しました。さら 
に、廃棄のとき焼却によってダイオキシンが出ないよう塩ビを使わない工夫もしています。
 この草履は、三郷町にちなんで「ケンコーミサトっ子」と名付けられました。三郷町は昔は鼻緒作りが盛んで、その後草履作りが地場産業になった町です。


●子どもも大人も、心身ともに健康に
*図はゾウリばき6ヶ月と外反母趾児の減少 

 このケンコーミサトっ子を履いた子どもたちの園の先生やお母さんから、「土踏まずが形成された」「外反拇趾の傾向が改善された」「接地しない浮趾がなくなり、転倒しなくなった」「体力が向上した」「筋力や柔軟性が向上した」「体のゆがみがなくなった」「落ち着きが出て判断力がよくなった」「計算力が 向上した」「すばらしい履き心地で気分が解放された」などの声が寄せられるようになりました。
 原田教授は幼稚園や保育園で精力的に講演会をされ、このケンコーミサトっ子を採用するところが拡がっています。さらに、生協や消費者団体でも取り組むところが増えています。オルターへも仲間の団体からの推薦や会員からの取り扱い要望がありました。
 子どもはもとより、大人にとっても足からの健康によい、快適な国産い草のケンコーミサトっ子、おすすめです。なお、靴を履く場合は、同様に足の健康を考えた日本教育シューズ、パラマウント社の靴がおすすめです。


ミサト履物協同組合のケンコーミサトっ子
*図は1年間のゾウリばき児と靴ばき児の趾の力

兵庫教育大学原田碩三名誉教授の指導のもと、草履のトップ産地の三郷町の18軒の生産者が作っています。草履のひとつひとつにその製造者名がわかるようにしてあり、万が一のクレーム対応を可能にして、品質の維持に努めています。

●原料
 畳表…熊本県八代の国産い草製品。
 ゴム…丈夫で薄く、すべらない硬質ゴムです。
 鼻緒…糸を束ねたものをベルベット生地でくるんでいます。
 はし…焼却時にダイオキシンが出ないよう、オレフィン樹脂を使っています。

●製造工程
・原料の裁断 ・鼻緒取り付け ・のりで接着 ・はしを縫製、仕上げ

●ケンコーミサトっ子の特徴
・伝統産業の技術と経験を生かした軽くて丈夫な履物です。
・足にやさしく、履き心地もよく、履き疲れのしない草履です。
・この草履で通園も鬼ごっこやドッジボールなどもできます。
・ねんざやけがの心配もありません。
・左右履き替えをすると片減りが防げます。
・以下のような健康効果が認められています。



ー文責 西川栄郎ー
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