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危険! テフロンなどフッ素樹脂加工製品
通信858号記事
 昨年5月、アメリカの市民団体「環境ワーキンググループ」が大変ショッキングな報告書を出しました。その内容はテフロンなどフッ素樹脂加工フライパンを通常の肉を焼く加熱温度(240℃以上)で焼くと、フッ素樹脂が分解して人体に有害な超微粒子やガスが出るという情報です。これまでは260℃までフッ素樹脂は分解しないとテフロンの製造会社・デュポン社は言っており、日本弗素樹脂工業会の資料にも書かれています。
 ところが、デュポン社はこのデータを50年間も隠していたというのです。米国の政府もテフロンの安全性の研究を怠っていたと指摘されています。
 アメリカでは、年間105件、296羽のカナリアなどがテフロンのフライパンから出た超微粒子で事故死しているとシカゴの獣医が報告しています。人にも、胸のしめつけ、咳、血圧上昇、白血球数の増加など風邪のような症状(ポリマーフューム熱と呼ばれている)が出た事例も報告されています。また、フッ素樹脂加工製品工場で作業をしていた妊娠女性が障害児を出産した事例も報告されています。
 フッ素樹脂加工フライパンや鍋は、こびりつきにくい、洗い易い、価格が安いなどの理由で、8割の消費者が使っていることが596人の消費者へのアンケートで判明しています。焦げ目をつける料理をしている、から炊きしたことがある人も少なくありません。
30ページもの英文のレポートを、元大阪市立環境科学研究所の山田明男先生に和訳して頂きました(A4版で15ページ)。非常に分かりやすく訳して頂いています。
今、私たちの生活の中に数多く入り込んでいるフッ素樹脂加工製品の使用について深く考えて頂きたく、このレポートの一読をお勧めするものです。

  安全食品連絡会 山中純技

★ 米国の環境ワ一キンググループのレポート「台所でのカナリア」をお読みください。

   今回、同時配布のカタログ(2005年1月2週号)の
   注文番号【9263】でご注文下さい。
   一部150円です。


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