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昔ながらのかりんとう オタル製菓
カタログ“2001年9月1週”
北海道の伝統菓子を後世に・・・
 小樽素菜亭お蔵の小倉義満さんが、安全にこだわった原料を指定して持ち込み、お菓子の委託加工をしてもらっている小樽のお菓子屋のご紹介、3つ目は昔ながらのかりんとう作りを続けているオタル製菓です。
 オタル製菓の大川功一朗社長は、昔懐かしいお菓子が消えていく昨今、北海道の伝統菓子を後世に残していく責任があると考えておられます。先代、又一郎さんは戦前、裁判所の書記官をされていましたが、戦後、甘い物が不足していた時代に3人の仲間とオタル製菓を設立されました。33年前、先代が急死なさり、功一朗さんが30歳で引き継がれた時代が一番苦労されたそうです。信頼をモットーに、若年層から年配層まで幅広く食べていただけるお菓子作りを心がけていらっしゃいます。

写真:大川功一朗社長
オタル製菓の手作りかりんとう
『黒糖かりんとう』
 =原料=
 北海道産小麦粉(江別製粉)
 てんさい含蜜糖(北海道産)
 黒糖(鹿児島、前田農場製糖所)
 菜種油(平出油屋、福島・青森産菜種、圧搾一番絞り)
 生イースト(オリエンタル酵母)
 ※生イーストにはキャリーオーバーがあります。
 =作り方=
 @小麦粉、砂糖ほかを混ぜ、練る。
 A発酵。
 B揚げる。
 C袋詰。

『あずきかりんとう』
 =原料=
 北海道産小麦粉(同上)
 てんさい含蜜糖(同上)
 小豆あん(札幌 川西製餡、北海道産小豆)
 菜種油(同上)
 生イースト(同上)
 =作り方=
 同上

『牛乳かりんとう』
 =原料=
 北海道産小麦粉(同上)
 てんさい含蜜糖(同上)
 牛乳(あすなろファーミング、65℃30分)
 菜種油(同上)
 生イースト(同上)
 =作り方=
 同上

『だんしゃくかりんとう』
 =原料= 
 北海道産小麦粉(同上)
 てんさい含蜜糖(同上)
 だんしゃく芋粉(JA音更、北海道産ジャガイモとよしろ…慣行栽培)
 菜種油(同上)
 生イースト(同上)
 =作り方=
 同上

『かぼちゃかりんとう』
 =原料=
 北海道産小麦粉(同上)
 てんさい含蜜糖(同上)
 かぼちゃ(北海道産南瓜…慣行栽培)
 菜種油(同上)
 生イースト(同上)
 =作り方=
 同上
 
『えびかりんとう』
 =原料= 
 北海道産小麦粉(同上)
 てんさい含蜜糖(同上)
 エビ粉(北海道産甘エビ、市販品)
 菜種油(同上)
 生イースト(同上)
 =作り方=
 同上

お蔵さん自社工場のかりんとう
 オタル製菓さんのかりんとうとはタイプが違いますが、お蔵さんでも自社工場でかりんとうを作っています。

『黒砂糖かりんとう』
 =原料= 
 北海道産小麦粉(同上)
 てんさい含蜜糖(同上)
 塩(海の精 カタログ2000年4月第4週参照)
 菜種油(同上)
 黒砂糖(同上)
  ベーキングパウダー、イースト、重曹は一切使用していません。
 =作り方=
 @生地を練る。
 A生地をねかせる。
 B生地を切断する。
 C生地を揚げる。
 D揚げた生地を黒砂糖で蜜漬けする。
 E乾燥して、仕上げる。

『てんさい糖かりんとう』
 =原料=
 北海道産小麦粉(同上)
 てんさい含蜜糖(同上)
 海の精(同上)
 菜種油(同上)
 =作り方:同上

『塩かりんとう』 
 北海道産小麦粉(同上)
 てんさい含蜜糖(同上)
 海の精(同上)
 菜種油(同上)
 =作り方=
 上記Dの工程がない。

『市販のかりんとうの問題点』 
 原料の小麦粉や小麦胚芽(ふすま)は輸入小麦(ポストハーベスト農薬)、油は輸入穀物(ポストハーベスト農薬、遺伝子組換え)をn‐ヘキサン抽出(トランス脂肪…精神病、心臓病、ガン)したものです。
 乳製品(エサの問題、飼料添加物、動物医薬品、放射能汚染)、異性果糖(水飴、でんぷん…ポストハーベスト農薬、遺伝子組換え)、ブドウ糖、調味料(グルタミン酸ソーダー)なども使われています。
 膨張剤にベーキングパウダー(食品添加物多種類使用)を使っています。そのほか、合成着色料も使われます。


  ―文責 西川栄郎―




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