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マグネシウムが女性の結腸直腸ガンのリスクを減少させる?
オルター通信923号記事
          −メールマガジン「医療21」http://biokagaku.com/iryo21/より転載−

 新しい集団ベースの研究から、マグネシウムの摂取量が多い女性では結腸直腸ガンのリスクが減ることが明らかになった。
 マグネシウムは広範囲の生物学的機能をもっていることが知られている。 また、動物実験からマグネシウムの補充が結腸ガンの発症率を減らすことが実証されている。 しかしながら、食べ物からのマグネシウムの補充がヒトの結腸直腸ガンの発症を防止するかどうかは知られていない。
 そのため、スウェーデンのストックホルム市のKarolinska研究所の研究者達は、食べ物からのマグネシウム補充が結腸直腸ガンの発症を妨げるという仮説を評価してみた。
  研究者達は1987―1990年にスウェーデンのマンモグラフィー(乳房撮影)検診に参加した女性61,433人(年齢40―75)を対象に研究を実施し平均14.8年間女性たちを追跡調査した。
 その追跡期間中に、805人が結腸直腸ガンを発症した。 混在変数(結果に影響する要因)を統計処理した後で、研究者達は結腸直腸ガンのリスクはマグネシウムの摂取量と逆の相関関係をもつことを発見した。
 研究者達はマグネシウムの摂取量に応じて女性達を5つのグループに分けてマグネシウムの摂取量が最も多いグループと最も低いグループ を比較してみると、 マグネシウムの摂取量が最も多いグループは結腸直腸ガンのリスクが41%低いことが分かった。
  研究者達は、その結腸直腸ガンの予防効果は「マグネシウムが細胞の抗酸化状態を維持するため或いはインスリン感度を改善するため」かもしれないと推測している。
 バナナやホウレンソウや全粒粉パンのようなマグネシウムに富んでいる食べ物を常に食することが肝要だ。

    Reference: Suanna C. Larsson et al., Magnesium Intake in         
    Relation to Risk of Colorectal Cancer in Women, JAMA, Vol.293,   
    No.1, pp86-9.



代表注: 西式甲田療法で腸の健康にすすめているスイマグは水酸化マグネシウムで作られています。医療品ですので使用法を守ってお使いください。


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