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気になるニュース 『知らないうちにおコメに添加物が』
通信829号資料記事
消費者リポート第1254号2004年3月27日号より記事転載 
 
 外食やお弁当などで食べるコメに、添加物がふんだんに使われていることがわかりました。
 『ニッポン消費者新聞』(2004年2月1日付)によると、コメに使われる添加物は「とう米改良剤」や「炊飯改良剤」で、その実態を調査した「医療食環境情報センター」が明らかにしました。
 03年が天候不順などにより不作だったため、古米・古々米の使用が外食産業を中心に広がっています。同センターによると、「とう米改良剤」は古米専門の精米業者が使用しているもので、コメの白度や光沢が増し、古米特有の臭いが消えるといいます。この添加物にはプロピレングリコールや、乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステルやショ糖脂肪酸エステルなどが含まれています。
 一方で、外食産業で添加されているのが「炊飯改良剤」で、これも白さが増すとともに、炊き増えによる経費節減などの目的でも使われています。この添加物は、製薬メーカーや化学薬品メーカー、食品メーカーなど50社以上が製造しているそうです。
 同センターで実際にコンビニやスーパー等で弁当やおにぎりを購入して調べたところ、改良剤添加の表示がないものやわかりづらいものがほとんどだったそうです。
 古米や古々米だとしても、果たして添加剤など必要でしょうか。そもそも、表示もなく消費者が知らないうちに添加物を使うなど、言語道断です。
  
  (まとめ 吉村英二)


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