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七草がゆを食べる本来の意味を理解して冬野菜を楽しもう
カタログ2014年1月2週号
◆「七草がゆを食べる」とは?
 春の七草といえば「セリ(セリ科)・ナズナ(アブラナ科)・ゴギョウ(キク科)・ハコベラ(ナデシコ科)・ホトケノザ(シソ科)・スズナ(かぶ:アブラナ科)・スズシロ(大根:アブラナ科)」です。1年の無病息災を祈る風習として1月7日に「七草がゆ」として食べられますが、この風習、実は昔から「お正月のご馳走で弱った胃腸を回復させる」という意味合いがあったそうです。
 七草は雑草といえども、分類を見ると、実にたくさんの種類の野菜を食べることになる品揃えとなっており、昔の人の知恵に驚くばかりです。しかし、現在では、七草をそろえる方が難しくなっていますから、風習の真意を理解いただき、オルターの野菜の品揃えから、「旬の野菜を多種類食べる七草がゆ」をお勧めしたいと思います。

◆冬野菜はこんなに優秀
 特に、供給豊富な大根・かぶ・小松菜・ほうれん草・ねぎ類などの冬野菜は、消化を助ける酵素やビタミン、ミネラル、その他フィトケミカル(イソチオシアネートなど)が豊富です。根菜類は、豊富に含まれる多糖類が寒くなるほどに糖化酵素が活性されるので、食べると甘くておいしくなります。また、エネルギー源として利用されやすくなるので、体が温まり、病気を予防してくれる免疫力アップに役立ちます。
 大根は、冬野菜の代表です。葉の部分にも根の部分にも寒い季節を乗り切るために必要な成分が凝縮されています。一般流通では葉は切り落とされることが多いため利用できません。また、付いていたとしても、農薬が直接噴霧されている可能性が高く食べるには適していません。
 オルターでは葉の変色や虫害が多くない限り、生産者さんに「葉付きのままで」とお願いしています。葉が付いてお届けできるときには、すぐに葉の部分を切り落とし、別々に保存してご利用下さい。葉が根の部分の栄養分を使い切ってしまわないようにするためです。大根やかぶらの葉は小松菜以上にカルシウムを含み、各種ビタミン類も非常に豊富です。汁物の青味に、浅漬けやふりかけにするなどしてお召し上がりください。

◆旬を大切にするオルターの野菜
 四季を通じて同じ食品がスーパーマーケットに並ぶ時代、たべものの「旬」が見えにくくなっています。野菜は特に、自分に合った太陽光の下、気温、湿度で育つもの、つまり、自分にふさわしい季節にこそ栄養豊富に実ります。
 こういう、皆さまの健康増進に役立つ野菜をお届けすることを基本に考えているからこそ、生り時は天候に左右されやすく、お届け時期が遅れたり中止になったりします。「遅配、中止、欠品があるからこそ、安心、栄養価の高い野菜!」とご理解いただけると幸いです。



―文責 橋口淳子(株式会社 安全な食べものネットワーク オルター 企画スタッフ)―



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