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会員からのQ&A
オルター通信1228号 記事
1Bq/Kgの被害予想の根拠は
Q.(E116 M.Hさん)
 オルター通信1224号号外「特別声明 オルターの放射能測定値を扱う心得について」を拝見しましたが、この中で「ゴフマン博士の推計値をもとに1Bq/Kgの放射能値の食材を、・・(中略)・・国民1億2000万人中年間のガン死者は368人ということになります。」とある部分は何にもとづいて算出なさったのか、その典拠(書名・論文名など)をお教えいただけませんでしょうか。英文のものでもけっこうです。ゴフマン博士の著作以外を援用なさっている場合は、そちらもお教えくだされば幸いです。
 私は全くの素人で、ジョン・W・ゴフマン著『人間と放射線』は手元にありますが、なかなか読みこなせないでいます。しかし、あれもこれも「おまかせ」にするのではなくて、できるだけ自分で確認をとり、自分なりの言葉でまたほかの人たちに伝えていきたいと思っております。(オルターの考え方自体もツイッターなどで紹介しています。URLを引用などの形で。)
 時間のかかる放射能測定を含め、たいへんお忙しい中でこのようなお願いをすることを申しわけなく思いますが、できればご回答をよろしくお願い申し上げます。なお、すでに通信の他の号などで典拠をお書きになっていた場合は、私の見落としですので、どうかお許しください。

A.(代表)
 お尋ねの計算式は下記の表の通りです。この計算式はどこかの本の出典ではありません。個々の事実からわかりやすいよう私のほうで計算したものです。

◆1万人シーベルトあたりのガン死数
ICRP・・・100
ゴフマンの評価・・・3700
 (1980年のアメリカ科学アカデミーの委員会報告)
京都大学原子炉実験室の今中哲二先生によれば以上の数字は1997年に変更され、現在は
ICRP・・・500
ゴフマンの評価・・・4000 となっています。

C137
 1Bq/Kgの食材を毎食500g、1日1.5Kgを365日食べるとすると、
 1Bq/Kg×1.5Kg×365日(年)=547.5Bq/年間摂取量
C137の実効線量係数
 100Bqあたり0.0014ミリシーベルト

 被曝線量=0.0014のミリシーベルト×547.5Bq/年=0.007665ミリシーベルト/年
         ―
        100Bq
          
ゴフマンの計算によると
   4000人 × 0.007665(ミリシーベルト)/年=0.000003066/年
   ―         ―
  10000人       1000(ミリシーベルト)

1億2000万人中
 0.000003066/年×120000000/人≒368人/年

※上記の ― は「〜分の」の意味。わかり辛い表示で申し訳ございません。


計算の詳しい考え方は
2011年6月10日にオルターで実施した放射能勉強会DVDを参考にして下さい。
ただし、このDVD中ではゴフマンの1万人シーベルトは白血病のデータの入っていない1万人シーベルト3700人の数字で説明しています。


スイマグ原料は瀬戸内海産
Q.(I1068 M.Sさん)
 西式健康法を実践している者ですがスイマグについてお尋ねします。3.11事故以降放射能を心配しながら飲んでいます。
 三保製薬の方では大丈夫との事ですがはっきりした具体的な数値(何ベクレル)は聞いていません。オルターさんでは調べていますか?パンフレットに載せてあるから大丈夫だとは思うのですが具体的な数値がお判りでしたら是非お教え下さい
 宜しくお願い申し上げます。

A.(代表)
 スイマグの原料は瀬戸内海産のにがりです。現在のところ瀬戸内海の海水に放射能を心配する必要はありません。三保製薬研究所では1Bq/Kgの検出限界の調査ではありませんが、測定機関において検出限界2Bq/Kgでセシウム134・137を測定し、ND(非検出)を確認しています。


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