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使いやすく工夫された布ナプキン、試してみませんか
カタログ“2005年11月3週”
使いやすく工夫された布ナプキン、試してみませんか
 市販の使い捨てナプキンとは全く違う、布ナプキンの快適で楽しい使用感。その意外とも思える優れた機能性で、支持する女性が最近、増えています。
  布ナプキンは昔はごく当たり前のものでした。1961年、使い捨てタイプのナプキンの原型「アンネ・ナプキン」(アンネ社)が発売され、その簡便さゆえに急速に普及しました。この発明は、女性の社会進出にも役立ったという評価もあります。
 しかし、使い捨てナプキンにはさまざまな化学物質が使われており、かぶれや生理痛、はては不妊症の原因にもなるといわれています。女性が一生に使うナプキンの枚数は1万数千枚にも達し、その廃棄・焼却の際に発生するダイオキシン問題や、あまりにも不経済なことも気になります。
 そこで最近、かつて見捨てられた布ナプキンが急速に見直され始めています。機能性の高い吸収体の開発により、安心して使え、使用感も快適なものが増えました。またデザイン性もたいへん工夫され、シンプルでかわいい布ナプキンを使用することによって、「生理が嫌なものでなくなり、むしろ楽しみになった」という方もたくさんいるそうです。
 かぶれや生理痛の心配がより少ない、安全で女性にやさしい布ナプキンをおすすめします。ダイオキシンも出しません。アルカリウォッシュでお手入れすれば、とても簡単です。大切にしていただくと長期間にわたって使えますので、大変経済的です。
 今回ご紹介の布ナプキンは、国内でいち早くナプキン問題に取り組んだ「くらしを耕す会」の白うさぎ印と、より高い機能性を求めて約100人のサポーターが協力して取り組んでいる「生活と科学社」が品質・機能性・価格・安定供給から推薦する「Wemoon(ウィムーン)」(オーストラリア)と「Sweet Cotton(すぃーとこっとん)」(国産)です。

検品作業を行う「くらしを耕す会」スタッフのみなさん
くらしを耕す会(名古屋)の「白うさぎシリーズ」
 食や環境問題をテーマに愛知県内で活動する「くらしを耕す会」は、岐阜県御嵩町の産業廃棄物処分場建設問題を機に、「結局安全な食べものを手に入れることは地域の自然環境、生態系を大切にすることにほかならない」と気づき、環境ホルモンやダイオキシン問題から、大切な素材なのに化学物質を使った品しか選択できない生理用ナプキンについて取り組みを始めました。
 白うさぎシリーズは、無漂白綿100%のネル生地を使った布ナプキン・生機のハンカチです。「生理日を意識しなくなった」「かぶれなくなった」「吸収量もかなりある」「洗濯もけっこう簡単」「布ナプキンの快適さが理解できて、赤ちゃんの紙おむつの不快さが理解できた」などの感想が寄せられています。

●原料
綿100%ネル 無漂白・無着色

肌触りのいい起毛した木綿のネル地。布を織る機屋が「生機(きばた)」と呼ぶ、無漂白・無着色・無蛍光の布です。昔から繊維産業が盛んな土地柄を活かし、繊維問屋の「小森」から仕入れています。パキスタンの綿花を輸入し、国内で糸・布にしています。肌にふれるとあたたかくて快適。適度な通気性があり、かぶれたりむれたりしません。

●サイズ
S(二つ折り)、M(三つ折り)、L(四つ折り)、パット型
 安価なので入門編としておすすめ。はじめのうちは軽い日や普段のおりものに。生理用だけでなく軽い失禁やおりもの対策にも使えます。出産直後の産褥期にも好評です。生機のハンカチは赤ちゃんの鼻ふきタオルや眼鏡ふきに。

Wemoon(ウィムーン)
オーストラリアの女性たちが経営する会社です。今回ご紹介するものはすべて防水布・吸収体内蔵で貫通モレが防げるので、外出時にも安心です。
 経血量の多いときや働く女性におすすめ。素材は特に人気のあるネル地の方をご紹介します。MAXIはLと同じ大きさで吸収体が2倍になっています。おしゃれな柄が選べます。

●原料
綿100%ネル(オーガニックコットンもあり)
吸収体:再生木材パルプ
防水布、スナップボタン

クリップオンタイプ
すいーとこっとん
 国産品です。オーガニックコットンを使用しています。柄生地と無漂白・無蛍光ネル生地の面でできています。クリップオンタイプとプレーンタイプがあります。
 防水シート、吸水体入りのタイプもあります。これらを組み合わせた使い方ができます。詳しくは別売「説明書」をご覧下さい。

●原料
オーガニックコットン
防水シート
吸水体、プラスチックスナップボタン

市販のナプキンの問題点
 市販の使い捨てナプキンやタンポンにはケミカル素材が使われています。ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの不繊布です。これらプラスチック素材には帯電防止剤などキャリーオーバーの化学薬品が使われています。
 糸や布には塩素による漂白、蛍光増白剤、化学のり、油剤などが使われています。吸収体には高分子ポリマー、デオドラント剤、香料などが使われています。
 そのため、それらの化学物質でかぶれ、かゆみが起こります。子宮を冷やしますので血行障害を起こし、生理痛、子宮内膜症、子宮筋腫の原因にもなると考えられています。むれますのでにおいも強くなります。
 また使い捨てによってゴミが増え、人目を気にすることになるだけでなく、焼却時にはダイオキシンを発生させます。家庭での経済的負担も大きくなっています。
 布ナプキンに関してもたくさんのメーカーが作り始めていますが、すぐほつれたり、だめになるものがあります。



           ー文責 西川栄郎ー


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