通信販売の法規(特定商取引に関する法)に基づく表示

ブルーベリージャム改めブルーベリーコンフィテュール
カタログ“2005/08/04”
ブルーベリージャム / ブルーベリーコンフィテュール
砂糖を使わず、ハチミツとレモン果汁で仕上げたオーガニックブルーベリーのコンフィテュール料理やデザートの添え物にお使い下さい

 ブルーベリーは、目の健康によい果物、活性酵素消去能力の強い果物として話題ですが、一般に市販されている大粒のカルティベート(栽培)種は、カナダなど北米で農薬を9回以上使用して栽培されたものです。これに対して野生種は小粒ですが、話題のアントシアニン色素の含有量は栽培種の2〜10倍もあります。しかしこの野生種も、一般には農薬を使って栽培されています。
「健康に役立つ安全なブルーベリーが欲しい」という会員の声に応えて、オルターは、カナダケベック州の原野で手摘み採取され、ミスタシニー社で冷凍管理しているオーガニックブルーベリーを確保。世界で約1000トンしかない大変貴重なこの果実を、「ワイルドブルーベリー」として冷凍でお届けしています。また、このブルーベリーを使ったオリジナルアイスキャンデー(ネージュで委託加工)と、ブルーベリージャム(クラフトハウスで委託加工)を開発、どちらも人気の品となりました。

ブルーベリージャム改め「ブルーベリーコンフィテュール」
 クラフトハウスのブルーベリージャムは、オーガニックブルーベリーを砂糖を使わず、ハチミツとレモン果汁で風味たっぷりに仕上げたものです。素晴らしい風味なのですが、粘りが出るペクチン成分が少ないオーガニックブルーベリーを、ペクチンやゲル化剤などの食品添加物を一切使わずに加工してあるので、さらりとしたブルーベリーソースというべきタイプに仕上がっています。これを普通のジャムのようにパンに塗ると、パン地にしみこんでしまい、正直ジャムとしては物足りなさがありました。
 そこで、カタログ2005年5月4週号より、ブルーベリージャムという名前を「ブルーベリーコンフィテュール」に改めました。
 コンフィテュールとは、南フランス地方の果実などの砂糖煮、つまりジャムのことですが、コトコト煮詰めた従来タイプのジャムではなく、果実のフレッシュ感を大切にして必要最小限の加熱にとどめたフルーツソースのようなタイプを、こう呼びます。料理やデザートに添えるちょっとおしゃれなものです。
 クラフトハウスの品は、形状、製造方法も使用方法も、まさにコンフィテュールと呼ぶべきものです。そこで、原材料と作り手のこだわりはそのままに、「ブルーベリーコンフィテュール」として改めてデビューさせました。

クラフトハウス
 クラフトハウス(大阪狭山市)は、社会福祉法人自然舎・精神障害者小規模通所授産施設です。障害者の自立を目指して、手作りで素晴らしいジャムを作っておられる福祉作業所です。「抗酸化力があって目にいいブルーベリーを、一年中手軽に食べられるジャムにしてほしい」との会員の声に応え、オルターがその腕を見込んで、製造を依頼しています。
 ブルーベリージャムは市販のジャムの中でもイチゴジャムを抜いて主流になっています。しかし、毎日のようにジャムを食べるのなら、砂糖は控えるべきと考え、無糖タイプに仕上げています。パンに使ってもいいのですが、さらりとしたコンフィテュールの特徴を生かすなら、むしろヨーグルトやアイスクリーム、クッキーやケーキにかけたり、料理に添える使い方がおすすめです。

クラフトハウスのみなさんと志村弥栄子施設長(中央)
クラフトハウスのブルーベリーコンフィテュール
【原料】
◎オーガニックブルーベリー…カナダケベック州の原野に自生する野生のブルーベリーを手摘みしたもの。ミスタシニー社取扱い。QAIで有機と認証されたもの。(カタログ2004年10月2週参照)
◎ハチミツ…フラワーハネー社の国産ハチミツ。(カタログ2004年2月3週参照)
◎レモン果汁…フルーツバスケット社。濱野農園グループ(広島県)の特別栽培(低農薬◇)冷凍 レモン果汁。(カタログ2004年8月2週参照)

【作り方】
 ブルーベリーを煮たあと、ハチミツ、次にレモン果汁を加えるだけ。いずれも加熱をできるだけ避けた方がいい素材ばかりなので、煮込まないようにしています。ブルーベリーの活性成分アントシアニンやその新鮮な風味を生かすためです。したがって開封後はすぐに冷蔵庫の中へ保管して下さい。また開封後の日持はあまり(1週間程度)しませんので、早く食べてしまえるように小さめの企画としています。

【特徴】
◎ブルーベリーをたっぷり使っています。
 110cc中、約125g(JIS規格ではブルーベリージャムは果物35%以上となっていますが、オルターでは約110%)。したがってブルーベリーをたくさん食べることができます。
◎無糖にしています。
 毎日食べても安心なように無糖タイプにしています。また砂糖だけでなく問題のあるオリゴ糖 (遺伝子組換えコーンシロップが原料の場合が多い)なども排除しています。ハチミツとレモン果汁だけでの味付けです。
◎風味豊かな味です。
 素材のよさを生かすために、過度な加熱処理をしていません。
◎一切の増量をしていません。
 ペクチンやゼラチンなどを使った増量をしていません。
◎もちろん無添加です。
 ゲル化剤、酸味料、着色料、香料など一切の食品添加物を使っていません。

【使い方】
ヨーグルト、アイスクリーム、天然の発泡水、シャンパン、クッキー、ケーキなどに添えて下さい。

【ビン回収のお願い】
使用後のビンは水洗いして返却して下さい。きれいに洗って再使用します。そのためラベルを紙で手作り、のりもでんぷんのりにして、はがれやすくしています(市販のラベルの中には塩ビ製品があり、ゴミ焼却場でダイオキシンの発生するものがあります)。

調理場の風景
ブルーベリーの加熱調理
一般のブルーベリージャムの問題点
 ブルーベリーには栽培種と野生種があって、どちらにも農薬が一般的に使われています。その選別時には遺伝子組み換えの心配のあるコーンシロップで重力選別をしており、コーンシロップの甘味がついています。
 ブルーベリーをジャムにする場合、ペクチン成分が少ないので、とろみを出すためにはゲル化剤が使われます。化学抽出されたペクチンや、狂牛病の心配のあるゼラチンなどです。これらは天然系ですが、その製造工程で薬品が使われており、油断できません。安価な商品では増量剤としての役割も果たしています。その他、人工甘味料、合成着色料、合成香料、合成酸味料などの食品添加物が使われています。
 ジャムには砂糖が一般的に使われますが、健康のことを考えると控えた方がよいものです。オリゴ糖(低分子の糖類)を使っているものもありますが、遺伝子組み換えが心配されるコーンシロップなどから作られています。以上のような問題は、自然食業界のブルーベリージャムにおいても残念ながら例外ではない現状です。


         ー文責 西川栄郎ー


戻る