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国産、無農薬雑穀作り進んでいます。
オルター通信1049号 記事
白鷹農産加工研究会
鈴木雄一

 「山形を有機雑穀の里に都市生活者と新しい産消提携を」と題して講演会(本年3月29日)を企画実施してから早いもので5ヶ月の歳月が過ぎました。 
 収穫間近の状態になった雑穀たちが畑に実っています。毎日20羽ものすずめが黍畑に訪ねてきていますが、もうすぐ収穫となってしまいます。
 あれ以来、生産者を募り会議を重ね概ね15名ほどの耕作者と1団体が雑穀栽培に取り組んでいます。有機栽培の雑穀に関心が高く、少しからでも始めてみたいと言ってくれた方々です。 
 近隣の地域の方からは、農産加工研究会の活動にも関心を示していただき、大交流会まで催すことが出来ました。 
 黍餅を食べ、酒を酌み交わし、みんな年配の方ばかりですが、語る内容が将来の農業や雑穀生産組合の将来像であったりと熱い方々でした。生産者どうしの交流が増え、弊社の畑を訪ねてきてくれたり、または、定植の手伝いに出かけたりと忙しくしていました。
 今年は、初めて作る雑穀にとまどいながら、試しで参加の人々ですが、早くも来年にはもっと作付けするからという声が上がっています。また、元普及員だった方は、来年は「移植機の実演をやろう」とか「栽培マニュアルを作ろう」とか、県の普及センターを巻き込んでの構想へと発展しています。今年は、弊社白鷹農産加工研究会がダントツに栽培面積が多いのですが、来年はもっと計画的に栽培面積を増やすことが出来るようです。小国町の生産者と白鷹町の生産者とが互いに交流と協力を繰り返しながら確かな実りを期待しているところです。私たちは、まだ実験の域を出ていないなと感じながら、来年への反省とともに収穫した雑穀を皆さんにお届けできる日が間近でありますことをご報告いたします。
 西川さま、山本さまのご講演があったればこそ今日に至りました。今後も、お二人の熱い情熱に動かされながら発展を続ける山形有機雑穀推進協議会です。また、お会いできる日が楽しみです。
待ちわびる白鷹より。

 2008年9月5日


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