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かんてんねんど生産者 坂口龍辞さん
粘土には大きく分類すると3種類あります。 @油粘土 A紙粘土 B土粘土(焼物粘土) 数量的には紙粘土が圧倒的に多く、次に土粘土、油粘土の順です。 油粘土は昭和20年代、ライオン油土が始まりで、現在全国6社の製造メーカーがある中で、消費者のニーズに応えられているメーカーはないと思う。 油粘土は臭い、手に付く、硬い、軟らかい、酸化するといった問題点はクリアされていない!! 紙粘土は手にべた付く、ひび割れする、臭い、重たいといった問題点もクリアされていない!! 土粘土は重たい、焼くと割れるといった問題点もクリアされていない!! 教材用の粘土として、1年間4,000万個の商品の流れている中で、人気の商品はわずかしかない。安全性はいいか、臭い、手に付く、汚れる、口に入れた、この様な苦情が、父母および、子どもたちから多数聞いている。 この様な粘土を子どもたちに使わせてはいけない。もっと安全性の高い粘土を作らなければと想いがたかまり、平成10年に勤めていた会社を退職しました。 それから3年間粘土の研究開発に専念しました。完成した粘土が100%食品表示でできたかんてんねんどです。防腐剤を使用しなくても、カビなど発生しない安全性の高い商品でした。 平成16年にNHKで2回程かんてんねんどが放映され、全国版のおはよう日本で放映された次の日に、神戸赤十字病院小児科の田村京子先生より電話があり(私の患者はアレルギーの子どもが多く、かんてんねんどを触らせてくださいと連絡を頂きました)、子どもたちに使用してもらった結果、アレルギーの子どもたちに適していることが分かりました。田村先生からの連絡を受けた時は本当に嬉しかったです。 子どもが扱うねんどとしては、日本で初めてアレルギーの子どもたちが使用できるかんてんねんど!! 今後も更に安全性の高い粘土の研究開発に専念したいと思います。
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