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日本伝統のアロマテラピー 桧の樹液
カタログ“2008年7月2週号”
日本伝統のアロマテラピー 桧の樹液
吉野桧の原木から抽出した100%の芳香蒸留水。
リフレッシュ、消臭、脱臭、抗菌、防虫など桧による森林浴効果を家庭でお楽しみください。


●桧製品で、吉野の山を守りたい

 海外の木材に押されて、日本の山の木があまりに安く、そのため手入れがされないで荒れ果てた山林が増えてきました。一度手を加えてしまった山林は、管理しなければ保全できません。山林の崩壊は川と海の生態系も破壊し、水源をも枯渇させる事になります。日本の山林はまさに崩壊の瀬戸際に立たされています。
 喜多製材所は、国内でも有数の木材の産地、奈良県吉野町で60年以上、桧専門に製材する事を生業としてきました。二代目の喜多繁彰さんは、日本の林業、製材業が「経済リスク」から「環境リスク」へシフトする事で、地域や国が変わると考えています。「誰のためでもなく、未来の子どもたちに美しい地球を遺せる事を、山里から心ある人々へ発信したい」と願う喜多さんは、桧材を活かしたさまざまなアイデアに取り組まれてきました。


●桧「樹液」と「精油」

 例えば、桧の柱材を乾燥させるときに副産物として採れる桧の樹液と精油があります。端材などを煮て採取するようなやり方ではなく、柱材を80℃のお湯を循環させているパネルヒーターの上で減圧して乾燥する際、柱材から直接蒸発してくる樹液です。その樹液は静置後、精油と樹液(水)に分離します。
 この樹液が、たいへんな優れものです。精油の方は「アロマ」的に風呂、足浴、掃除などに使える事は皆さんよくご存じのはずで、たいした説明はいらないと思います。しかし樹液の方は「消臭」「アロマ」「加湿器」「洗濯」はもちろん、化粧品ローションの代わりにも使え、たいへん重宝します。
 喜多さんは、桧の端材を煮て採取したような桧水が市販されているのを見て、それなら自社の桧樹液そのものの方が効果があるはず、と、近くの道の駅で観光客に店頭販売してみたところ、意外なことにリピーターが現れました。愛用者にその使い方を教えてもらったところ、ひじ、ひざ、かかとなどのカサカサがツルツルに変わるとの事でした。
 喜多製材所にはこの他、桧まな板、ブロック製品、チップ製品などいろんな面白グッズがあります。喜多製材所をご紹介いただいたのは、こだわりペットフードの生産者、風水プロジェクトの安さんからです。


喜多製材所の桧材製品
 原材料は主として紀伊半島、吉野町、川上村など吉野川源流の桧材で、すべて国産です。NPO国産材認定を取得しています。
 桧には香気成分であるテルペン類にフィトンチッド(phytoncide)が含まれています。フィトンチッドは「樹木から放散されて周囲の微生物を殺すはたらきをもつ物質」という意味がありますが、人に対しては森林浴効果の源となっており、病気を抑えたり健康を維持する働きが知られ、昔から漢方薬や生薬としても利用されています。近年には肝臓の活動を高める酵素の活性化、清涼効果、生理機能の促進、二日酔い、体調不良時の頭痛や吐き気の軽減などもわかってきています。


吉野桧精油
 100%天然精油です。桧の香りにはリモネン、テルペンなど140種類以上の成分があり、主に「リフレッシュ」「消臭、脱臭」「抗菌、防虫」の三大効果が知られています。

●原料…樹齢80年以上の原木

●製造方法…0.6気圧の減圧釜の中で、桧の柱材を80℃のお湯が循環するパネルヒーターの上にのせて丸3日乾燥する工程において、桧材から蒸発してくる樹液のうちの油分を採取したもの。1トンの桧材から樹液100kg、精油は樹液の3〜4%採れます。

●用途…桧の良い香りがして素敵な森林浴気分が味わえます。
〈ひのき風呂〉お風呂に1〜2回スプレーしてください。
〈足浴〉お湯をはったボウルなどに1回スプレーし数分間両足を浸ける。
〈お部屋にスプレー〉ひのきのいい香りがします(消臭)。ダニの繁殖を抑えます(防虫)。
〈枕元にたらす〉気分をリラックスさせ、落ち着きと心地よさをもたらしてくれます。
〈アロマ〉通常のアロマポットに1〜数滴。
〈桧グッスの補強用〉桧枕、桧入浴剤などの桧グッズの補強用オイルとして。
〈掃除の時〉雑巾かけのバケツの中に数滴入れて、畳拭き、フローリング・廊下のモップかけに。

●注…原液は直接肌につけないで下さい。/精油は飲まないでください。/直射日光を避けて冷暗所に保管し、できるだけお早めに使い切ってください。/薬事法で定義されている医薬品・医薬部外品・化粧品ではありません。

★パッチテスト
 精油を植物オイルで1%に希釈したものをひじの内側の柔らかな少量塗布します。12〜24時間様子をみます。この間に異常を感じた場合は、ご使用をお控えください。その場合はただちに石鹸で洗い流してください。


ひのき樹液水
 効果は桧精油と同様、三大効果が期待できます。樹液水に含まれる精油は1000ml中0.05〜0.2mlで、希釈率にすると約5000〜20000倍なので、そのまま使え、ほとんどの場合禁忌事項はありません。ただし、イコール「アレルギーが出ない」ということではありません。個人個人で合う・合わないの可能性はありますので、その辺はご注意ください。
 作用が穏やかなので、子どもやお年寄りにも広く使うことができます。精油成分は樹液水に溶解していますので、油層ができることはありません。

●原料…同上

●製造工程…同上。精油と分離した水の方です。

●用途…居間、寝室、車の中など気になる臭いのある場所に。/ひじ、ひざ、かかとなどにローションとして、化粧水代わり、リンス代わりとして。/お風呂に入れたり、おしぼりに含ませたり。/加湿器にもご利用ください。/洗濯の香り付リネンウォーターとして。

●注…飲料水ではありません。/直射日光を避けて冷暗所に保管し、できるだけお早めに使い切ってください。/薬事法で定義されている医薬品・医薬部外品・化粧品ではありません


―文責 西川栄郎(オルター代表)―


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