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北海道から届く、 真夏にうれしい 自然栽培・葉もの野菜セット
カタログ2015年7月4週号
たいへん充実した品目内容です。
◆少量多品目を自然栽培
 北海道は十勝平野のど真ん中、茅室町で、道下有機農場の道下 敦、いずみご夫妻は、農薬や化学肥料はもちろん、有機肥料も使わず、自然農法で野菜を栽培しています。農場の全面積のうち、20ヘクタールは近隣の農家に借りてもらい、自らは有機栽培圃場として認証を受けた 1.5ヘクタールの畑で、たくさんの手間をかけ、ていねいに少量多品目(30種類・約100品目)の野菜を栽培しています。

◆普段使いの野菜を心がけて
 本州と比較して冷涼な北海道の気候を活かして、春から秋にかけ、リーフレタス各種、ほうれん草、水菜、青梗菜、サラダ春菊、葉大根、しろ菜、ラディッシュ、小カブ、アスパラ、山わさび、ルバーブ、アイヌネギ、ブロッコリー、セロリ、みつば、パセリ、ハーブ類(枝付)、モロヘイヤ、青シソ、赤シソ、パプリカ、バナナピーマン、サラダごぼう、ゴーヤ、水なす、里芋、生姜、ニラ、黄インゲン、黄人参、ニンニク、紫大根、聖護院大根、インカのめざめ、ししとう、ハラパーニョ、玉ねぎ、人参、南瓜(雪化粧、ロロン、栗えびす、栗坊)、メークイン、男爵、さやあかね、小ネギ、葉ネギ、長ネギ、下仁田ネギ、大根、キャベツ、白菜、レタス、とうもろこし、トマト、ミニトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、ピー太郎、ズッキーニ、甘長とうがらし、さつまいも、米ナス(焼いて食べるとおいしい)、絹さやえんどう、さやいんげん、モロッコ、日本一金時、枝豆(枝付)、大豆、黒大豆、空芯菜、オクラ、小松菜など普段使いの野菜を心がけて、実に多種多様な品目を栽培しています。
 これらの品目を3kg以上セット、4.5kg以上セットの自給野菜セットにして、7月〜11月頃私たちに届けていただきます。
 葉ものが品薄になる夏期にうれしい、葉もの野菜セットです。闘病中で、アブラナ科野菜の生食を心がけている方々にも朗報です。

◆虫のこない自然栽培に取り組む
 道下 敦さんは、茨城大学工学部を中退してアメリカへ建築を学びに行きました。さらにサンフランシスコ州立大学の政治、経済を卒業し、アメリカで日本語を活かして、日本との運送を行う運輸会社で働いていました。
 北海道で自然農法をしていたお母さんやお兄さんが病気で倒れたことをきっかけに、2006年に日本へ帰国し、農場を受けつぐことになりました。2008年までは米糠や、鶏糞、牛糞の完熟堆肥を使っていましたが、2009年からは自然栽培に切り替えました。堆肥を投入する有機農業ではどうしても虫が集まってくるので、有機肥料の使用もやめることにしました。

◆新しい北海道農業の試み
 現在の農場には曽祖父が1893年に石川県から入植しました。道下 敦さんは4代目になります。
 有機認証はお母さんが1992年に取得していました。当時から MOAの関係で自然農法に取り組んでいました。2005年に1年間休耕したあと、2006年より再度有機認証を申請し、2007年に取得しました。
 道下 敦さんは、このようにこだわりを持って栽培した作物を一般的な流通や販売方法に頼らず、オルターの会員のような理解をしてくれる消費者に届けたいと考えています。普通の農業では食えないのはわかっていました。どうせ農業をやるなら、人と違うこと、こだわりを大切にした「有機農業」をやってみたいと考えました。「有機農業」は予想通りたいへんでした。しかしそのたいへんさは想定内であり、楽しいと考えています。奥さんのいずみさんは親同士が知り合いで、実家は農家、大きな存在です。
 大規模な畑作が主流の十勝平野の農業にあって、自給の延長線上にある少量多品目の農業は極めて珍しく、これからの北海道農業のあり方を指し示す大きなチャレンジだと思います。
 オルターと道下有機農場との出会いは、山羊チーズの香林農園の腰山 通彦さんに誘われて立ち寄った、帯広駅前のとかちプラザで2015年1月に開催されていた有機農業のイベントでした。


道下有機農場の 自然栽培野菜セット(オルター基準★★★)
●農場
1.5ヘクタール
有機JAS認証圃場

●栽培品目
多品目(本文参照)

●防除
農薬の使用なし

●肥料
化学肥料、有機肥料の使用なし



―文責 西川榮郎(NPO法人  安全な食べものネットワーク  オルター代表)―



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