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年賀状から ファミリーホーム「みんなの家」
オルター通信1380号 記事
みんなの家 代表 高城一哉
(オルター会員の皆様のご協力を得て、オルターとして応援している石巻市のファミリーホームです)

 旧年中は「みんなの家」建設に際し、一方ならぬご協力をいただきまして重ね重ね御礼を申し上げます。
 「みんなの家」は、オルター、暮らしを考える会、会員の皆様やNPOわらべ村のご支援により平成26年10月吉日に完成いたしました。
 建設は、滋賀県東近江市の村山建設が請け負ってくださり、現地の多忙な業界では不可能な期間で建設してくださいました。地元の方々は、建設の余りの速さに驚かれて、東北の震災に対する関西からの支援に心強く思われたようです。更には、何故、このような熱い思いで支援できるのかという素朴な問いもありましたが、いずれの時でも所でも、わが子を思う親の慈しみの心には変わりがありません。
 地元の子育て支援グループの方々に、オルター副代表の山本朝子先生の食のお話にも心をうたれる人々も多くありました。
 現在の食の乱れには目を覆うことばかりで、山本先生の説明によるオルターの食品に対する安全・安心への熱い情熱が伝わってきてほっとしました。先に家をお借りしていた武藤さんも同様におっしゃっていました。
 私たちは今一度、食に対する価値観を問い直さねばならないと思っています。その意味でオルターや暮らしを考える会の運動に同感します。
 NPOわらべ村は、NPO子どもの自立を支援する会と同様に、子どもの立場で社会的養育の一環として、虐待を受けている子や養育放棄されている子たちを児童相談所から措置されて、養育してきました。滋賀県の大萩茗荷村での実践経験から、震災後の東北へ支援活動を始め、その一環として児童への活動が始まりました。滋賀県庁へ伺い、県の里親会や担当の方にお願いし、宮城県庁へ同行までしていただき、他県の我々にファミリーホームの設立をお許し頂くことが叶いました。
 オルター副代表の朝子先生は、「赤毛のアン」の育つ事を祈って足長小母さん役を買って出て下さり、暮らしを考える会の今中(旧姓山梶)さんは、子ども達のおばあさん、わらべ村の人達は親戚の小母さん、茗荷村の里親経験者の男性たちは私を支える為にと、それぞれに支援体制が出来上がりました。 
 又、地元では、武藤さんの紹介の方々が世話人会に関わり、あるいは、職員へと協力くださって、不思議な縁が繋がり合ってファミリーホームが立ち上がりました。
 職員の中には北海道からボランティアに来ていた渡辺理恵さんや広島の徳山君も居りました。後に、二人は結婚する事となり、まさしく、この薄幸の子たちが仲人となった縁でした。世界中の愛と慈しみが集まったかの如きファミリーホームでしたが、思春期の子が 来る頃になると、立派な家を傷つける様なことも起こり、子ども達が暮らす限界がきました。
 そして「わらべ村」の人や「子どもの自立を支援する会」の方々が相談し、子どもの為の家を建ててあげようという嬉しい結論が出されたのです。支援活動をずっと続けて下さっているオルターは、子どもに身近に触れておられるお母さん方が会員らしく、わが子のごとく慈しんでくださったのでしょう。
 何度、有難うを言って感謝しても足らないほどに、太陽の光の如きこの愛に、子ども達とともに心から感謝しています。
 ホームの名は、子ども達の中から、「みんなの家」にという声が上がり、それを名称としました。近くのおばあちゃんや仮設の方々も来られて手仕事サロンも開かれています。これを機にと、NPO「大塩みんなの家」が設立されることとなりました。
 3年余りが過ぎて、地元の方々の活動としての芽が出始めましたことをうれしく思います。
 オルター、暮らしを考える会、わらべ村社会福祉法人美輪湖の家、大津 農業生産法人 茗荷村同労社の皆様方のご支援により、震災にも負けない愛の「みんなの家」が建設されたことを感射して、新年のお慶びに代えさせて頂きます。
 最後に、関係各位の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。  合掌


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