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地球温暖化対策に有効な「ペレットストーブ」
カタログ“2005年10月4週”
地球温暖化対策に有効な「ペレットストーブ」
 着火・消火・温度設定などすべて自動運転で、石油ファンヒーター並みの手軽さです。都市のマンションにも取り付け可能。遠赤外線のたいへん快適な温もりが得られます。

 ペレットストーブは、製材工場やチップ工場から出る端材や樹皮、伐採した樹木など、有効利用されないで廃棄されてきた木質原料を加工して円筒形に固めた「ペレット」を燃料にします。
 木質原料ですので、その燃焼時に発生する二酸化炭素は、木が成長する過程で光合成により吸収した二酸化炭素と考えられます。すなわち、ライフサイクルで見ると大気中の二酸化炭素の増減に影響を与えない、いわゆる「カーボンニュートラル」であり、地球温暖化対策に有効な燃料といえます。
 この資源循環型で環境にやさしい生物資源である木質ペレットの利用は、エコロジーの観点や地球温暖化防止への貢献という観点から欧米でも注目され、フィンランドでは一次エネルギーの23.8%、スウェーデンでは13.0%、アメリカでは2.9%と拡がり始めています。


サンポット岩手型ペレットストーブ
薪ストーブと比べればはるかに格安で、ぜいたくな暖かさが得られます
 ペレットストーブは、燃料がペレットの形となっているので、着火・消火などの流れを自動制御することが可能です。まるで石油ファンヒーターのように手軽な使い方ができます。
 大きさもコンパクトで、排気も安心なため、都会のマンションのようなところでも設置が可能です。また、ペレットストーブの暖かさは、石油ストーブの暖かさとは違う、遠赤外線のたいへん快適な暖かさです。
 現状での欠点をあえて考えれば、まだまだ普及台数が少ないため、ストーブ本体やペレット燃料価格が多少割高であることです。また電気でコントロールするため、災害時など電源がなくなれば薪ストーブのようには使えません。
 しかし、薪ストーブと比べればはるかに格安で、ぜいたくな暖かさが得られますし、操作や管理が簡単でおすすめできます。原油高のため、灯油価格は今冬18リットル1,500円くらいまで高騰しそうな不安定な状況なので、ペレットが安定的な国産原料であることは一考に値します。
 ペレットストーブはこれまで欧米や国産などで複数のメーカーが開発していますが、オルターとして比較検討し、事務所でも昨年から設置してみた結果、サンポット社の「いわて型ペレットストーブ」をおすすめすることになりました。

 オルターとしての開発は、ペレットクラブ事務局長の小島健一郎さんの助言を得て、オルター顧問の三浦和彦の推薦のもと取り組んできました。

ペレットストーブの特徴
@薪ストーブのような何十万円もする高価な煙突コストは必要なく、石油ファンヒーターと同様の小さな給排気筒だけです。
A薪割りなどのしんどい作業が不要。ペレットは灯油より簡単に扱えます。
Bカロリーベースで比較すると、ガス・電気に比べて低コスト。
C暖かさの質がたいへん快適。排ガスはたいへんクリーン、灰の量も少ない。
D装置の開発が進んでおり、安全性が高い。
E都会の真ん中でも清潔に使用できる。
Fメンテナンスの体制がある。

サンポット岩手型ペレットストーブ
サンポットと岩手県工業技術センターが共同開発したものです。

●特徴
@環境にやさしい
 燃料は木質ペレット。そのため地球温暖化対策に有効です。灰は木灰として、菜園などに活用できます。
A室内がクリーン
 室内の空気を汚しません。強制給排気形(FF式)なので、煙突タイプに比べ設置が簡単です。排ガスもクリーンです。
B操作が簡単
 着火・消火・温度設定などがすべて自動。灰の取り出しと掃除のとき以外、手を汚すことがありません。室温調整機能、タイマー機能があり、お年寄りや子供でも安心して使えます。
C安全
 石油ストーブのJIS規格基準に唯一合格しているペレットストーブです。耐震自動消火装置、停電安全装置、過熱防止装置、逆火防止装置、点火 安全装置、燃料制御装置、排気管抜け検知装置、ペレット残量検知装置付き。防火性能対象品なので壁面設置が可能。気密住宅での使用も可能です。
D炎がガラス越しに見え、やわらかい輻射暖房で快適です。
E焼きいもやグラタンなど、オーブンとして使える調理スペースがあります。

※業務用ストーブ、ペレットの扱いのご紹介もできます。

13kgのペレットを補給できる燃料タンク。
コントロールパネル
大阪府森林組合の木質ペレット
 北摂の山々を管理している「高槻の森林組合」(大阪府森林組合三島支店)では、森を市民に親しんでもらえるようにとさまざまな事業をしておられます。
 また森林のバイオマス利用を高めようと木材加工センターのみならず、ペレット製造工場を稼動させ、施設のボイラー燃料などに利用するとともに、ストーブ用にも供給しています。


●市販のストーブの問題点
 石油燃料は、昨今の異常気象の原因となっている地球温暖化をすすめることになります。少しでも石油燃料を減らしていきたいものです。電気を使うエアコンはコストも高く、原発増設の口実にもなります。室内で灯油ストーブを使うと、どうしても窒素酸化物、イオン酸化物、一酸化炭素など環境基準以上の有害ガスが発生します。


     ー文責 西川栄郎ー



木質ペレット
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