大手醤油メーカーからの不当な圧力 国による変な指導 |
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小麦で作った伝統的な白醤油は立派な「ひしお(醤)」 |
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アイガモ、牛乳など有機農業を実践する人々が無農薬栽培するために工夫して使ってきたものを農薬の役割をするので、農薬取締法の対象にしようという変な農水省の指導が問題になっています。 さらに、大豆を使っていない白醤油は、醤油と呼ぶのはいけない、ハチミツを入れたマヨネーズはマヨネーズと呼んではいけないなど、国の指導の目的を忘れた奇怪な行政指導が行われています。背景に業界からの圧力があるのは確実です。 日東醸造の白醤油問題は以前、オルターとして、国へ意見を述べています。 国は白醤油に対して「醤油風調味料」と呼ぶように指導してきましたが、これでは「みりん風調味料」を連想させ、ニセモノ醤油のイメージを与える心配があります。 オルターとしては、小麦で作った伝統的な白醤油は立派な「ひしお(醤)」であって、白醤油と分類するのが当然だと判断しています。 しかし、大手醤油メーカーが業界を代表して、国に意見を述べ、それが国の意見とされた以上、ただ筋だけで頑張っていると、さらに様々な圧力が予想されますので、日東醸造さんは、新たに「小麦醸造調味料」という柔軟で妥協的な名前を考え、国に服従せず、これからも粘り強く、正しい主張を貫いていかれます。
( 代 表 )
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日東醸造株式会社
弊社の「足助仕込三河しろたまり」はご承知のように小麦100%で、大豆を使用しません。これは江戸時代、貝原益軒の養生訓に記された「麦醤」〈むぎひしお〉を復興するものでもあり、白しょうゆの原型と考えております。しかしながら現行法(しょうゆの品質表示基準)では大豆を必須原料としており、平成11年に農林水産消費技術センターより品名表示を変更するよう指示がありました。しょうゆ風調味料などの名称に変更しなさいということです。 当社としましては前述の歴史的経緯と、小麦100%のしょうゆを認めてくださる消費者団体の要望書を提出し、基準の改正を要求してきました。平成15年は5年に一度の基準見直しの年に当り、昨年からしょうゆ業界で見直し検討委員会が設置され、私もオブザーバーとして数回出席して訴えてきました。 結果は残念ながら業界内部の力関係で私の主張は認められず、5年後平成20年の見直しで検討するとされてしまいましたが、正式な決定はこの見直し案を受けて、これから農水省で行われる部会で決まります。 現在、この部会に出席して改正を訴える準備をしていますが、日本醤油検査協会からこの度改めて表示変更の指示があり、これを無視すると表示違反として法的処分を受ける可能性があります。そのため一旦表示を変更して、その上で基準の改正を訴えざるをえない状況となり、ご迷惑を承知の上でこのお知らせを申し上げることとなりました。
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1)商品名はかわりませんが、一括表示の中の品名が「しろしょうゆ」から「小麦醸造調味料」に変更されます。 2)その変更ラベルの商品は平成15年6月製造分から使用し、順次出荷いたします。 3)品質、価格はまったく変わりません。
ご迷惑をおかけし誠に恐れ入りますが、 事情をご理解いただき、 お許しをいただきますようお願い申し上げます。
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