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吉野コスモス会(柿の葉寿司の生産者) ういる工房ができて励みができました
オルター通信1327号 記事
6/15(日)梅狩りの帰りに吉野コスモス会の見学をします
2014年2月15日 
後援会交流会でのあいさつ
ういる工房メンバー

 後援会並びに関係者の皆様、本日は、お忙しい中、御臨席賜り誠にありがとうございます。
 昨年の11月からスタートしましたういる工房は、メンバーの意識と生活を大きく変えました。
 思えば、壱陽館だった頃は、無認可の障がい者の作業所の延長線上で、働く場ではなく、日中を過ごす場所で、いわば、かくれ家でした。毎日、家にいると近所の目もあるし、なんといっても家族にすごく気を使う部分があり、そのための日中活動の場所でした。作業も日々の変化はあるものの、製造に入るメンバーは平均5名くらいでした。
 しかし、ういる工房ができて、時給が180円〜200円だったのが平均400円位になり、とても設備の整った美しい働く場ができて、日々の変化はありますが、平均10名位、しかも、ほとんどのメンバーが4時間位働きます。ここで大きく違うのは、壱陽館では作業だったのが、ういる工房になって仕事になったのです。
 私の心の中でも、壱陽館の時は楽しかったけど自分が精神障がいだから仕方がないと、一人いじけて周囲に引け目を感じてました。しかし、ういる工房ができて、毎日一生けんめい製造に入り、これだけの数の自分達が作っている製品を買ってくれる人がいる。食べてくれる人がいる。キタナい、キモチ悪いと思われていると思っていた普通の人が食べてくれる。
 メンバー全員が、その日にできる最高の力を出して一生けんめい製造に入り、製品と真けんに向き合います。そして、その次の日には、それ以上の仕事をしようと頑張ります。そこには、障がいのある人もない人も共に暮らす社会があると実感します。
 ういる工房はまだうぶ声を上げたばかりです。これからも様々にういる工房に係る方々が私たちと一緒にういる工房を通して成長して行き、ステキな人生を咀嚼して頂きたいです。
 仕事という責任の中で生きる喜びを見い出す。今の私には、これに勝る幸せはないです。メンバー皆が同じ気持ちだと思います。
 それでは、ながながとつたないスピーチをお聞かせして心苦しいです。また、スタッフから後援会の皆様にお願いの事もあると思いますが、その時は心温かい御協力を無理のない程度に宜しくお願いいたします。御静聴ありがとうございました。



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