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オーガニックのブルーベリー取り扱い開始します。
カタログ“2000年1月3週”
  ブルーベリーに関して、オルター大阪ではカタログ1999年9月第1週で御紹介し、実績作りのために暫定的にアレン社の野生種ブルーベリー(残念ながら栽培種と比べればましとはいえ、農薬の使用がある。さらに選別時にコーンシロップ液を使用していることが後から判明。選別後に水洗いはしているが、コーンシロップ液には遺伝子組み換えの心配がある)を取り扱ってきています。その説明の中でもお約束していた通り、今年の秋に収穫されたオーガニックのブルーベリーが確保できましたので、その取り扱いを開始します。アレン社の品物は、在庫(少しだけ)のなくなり次第取り扱いを停止して、全てオーガニックへ切り替えることにします。オーガニックのブルーベリーはミスタシニー社のもので、今年は21t確保してもらっています。これをアイスキャンデーやジャムにも加工する予定ですが、在庫がなくなれば翌年分の収穫を待たねばならなくなります。
 ブルーベリーの世界的産地はカナダです。北ヨーロッパでも栽培されていますが、ワイルド(野生種)ブルーベリーはカナダの東海岸ノバスコティア、ニューブランズイック、ケベックの3州とアメリカのメイン州が主たる栽培地です。西海岸では粒の大きいカルチベート(栽培種)が栽培されています。ブルーベリーの有効成分は栽培種より野生種の方が数倍優れています。もとより野性種といえども栽培中に農薬を使用しているのが一般的です。この野生種のブルーベリーを自然食業界では、平気で野生種=無農薬として売られてきています。オーガニック(無農薬有機栽培)のブルーベリーとなると極めて限定されてしまいます。地方マーケットで売られているくらいで、市場流通量もわずかです。野生種にも栽培種にもオーガニックのものがありますが、いずれにしても栽培上管理が大変で、大変高価となります。今回ご紹介するオーガニックブルーベリーはカナダ、ケベック州のミスタシニー社(LES BLEUETS MISTASSINI社)のものです。ブルーベリーは元々、山林や平地で自生しているものです。ミスタシニーのオーガニックブルーベリーは、この元々の山林や平地の環境を壊さず、ほとんど自生のままの文字通り野生状態のものを全て手摘み(栽培ものは通常機械で採取)しています。昨年の大干ばつや今年春先の霜で芽がやられ、野生種の収量は大幅にダウンしましたが、ここのオーガニックのものは通常の収量をあげました。その理由は、一面栽培地にした畑は干ばつにも、霜にも弱かったのですが、山林や平地の環境を壊さなかったオーガニックの採取地は干ばつにも遭わず、霜にもやられなかったのです。

ミスタシニー社(LES BLEUETS MISTASSINI社)のオーガニックワイルドブルーベリー 
ミスタシニーのオーガニックブルーベリーは、アメリカのオーガニック認証機関QAIのオーガニックの認証があります。しかし、オーガニックといっても畑での無農薬ではなく、前述したようにほとんど自生状態のブルーベリーを手摘みしているもので、当然農薬や化学肥料とは無縁の完全な野生の品物です。地主のJEAN−MARIE FORTINさん自らが、人を雇って採取してもらい、ピッキング工場も経営しています。通常のブルーベリーは機械で収穫し、ゴミなどをエアークリーニングしたあと、コーンシロップ液の中で重力選別し、バラ凍結をして貯蔵、出荷されていきます。これに対してオーガニックブルーベリーは、全量手摘みで収穫しエアーと水でゴミを除くだけで、そのままLS玉無選別で出荷されます。したがって問題となるコーンシロップ液の工程がありません。


市販のブルーベリーの問題
・市販されている農薬を使った栽培種は、粒が大きく見栄えは良いのですが、有効成分が少なくブルーベリーの価値としては低い。
・自然食品業界で無農薬として売られているワイルド(野生種)も、栽培時に農薬や化学肥料が使われています。
・食べたときに甘みの強いブルーベリーがありますが、これは選別のときに使っているコーンシロップ液が原因。これを洗わなければ当然甘味が強く残り、こんなに甘いのがブルーベリーの味と勘違いしている人が多いのです。コーンシロップは今年からほとんどが遺伝子組み換えトウモロコシがその原料となっています。


   ―文責 西川栄郎―


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