通信販売の法規(特定商取引に関する法)に基づく表示

安全に使える「酸素系カビ取り剤」
カタログ2016年3月3週号
しつこいカビやがんこな汚れを強力分解します。
◆画期的なカビ取り剤
 (株)生活と科学社、猪ノ口 幹雄代表は、風呂場のタイル目地・コーキングのがんこなカビ汚れを、安全なナチュラル洗浄剤で取れるよう、過炭酸ナトリウムの強い酸化力を活かしたペースト状の製品の開発に成功しました。この「酸素系カビ取り剤」は、市販の塩素系カビ取り剤のような人体に対する危険はなく、ツーンとくる刺激臭もなく、しつこいカビやがんこな汚れを安全に、強力に分解しますのでおすすめです。
 タイル目地・コーキングのカビ取り以外に、風呂のフタのカビ汚れ、水回りの三角コーナー、洗面器、風呂イスなど小物の入り組んだ場所に生えたカビ、プラスチックまな板のカビ(天然木は不可)、排水口の内側についたカビやヌメリなどの、カビやがんこな汚れを取るのに役立ちます。

◆大きなものでも塗るだけで
 換気扇やザルなどの汚れを落とすのには、40℃以上の温水と過炭酸ナトリウムを使って浸け洗いしますが、その対象物が大きすぎて、浸ける適度な大きさの容器がないような場合にも、このペーストを塗りつけるだけで汚れを落とすことができますので、便利です。

◆石鹸運動に尽力
 猪ノ口 幹雄代表は、石鹸の基礎知識から使い方まで、石鹸生活の情報を提供しているウェブサイト“石鹸百科”(http://www.live-science.com/)の管理人もしています。現在、日本の石鹸使用率はわずか3%以下と、琵琶湖条例施行前の7%よりも低下しています。洗浄力、泡切れ、泡立ち、洗い上がり、人体に対する安全性、環境負荷などにおいて合成洗剤より優れている石鹸の普及に尽力されてきました。

◆過炭酸ナトリウム洗浄を世に出した貢献大
 2015年6月4日のNHK番組の「あさイチ」では、過炭酸ナトリウムの使い方を紹介しました。
 (株)生活と科学社の過炭酸ナトリウム製品には「酸素系カビ取り剤」のほか、お手持ちの「過炭酸ナトリウム」と併用してカビ取り剤と同じものが作れる「過炭酸ペーストの素」、「洗濯槽クリーナー」、「食器洗い機専用洗剤」、「入れ歯洗浄剤」なども開発しています。一人でも多くの人が、人体に有害で危険な合成洗剤から身を守られることを願っています。


生活と科学社の 過炭酸ナトリウム製品
■酸素系カビ取り剤
<原料>
(A剤)
酸化カルシウム(CaO)、ベントナイト、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)、メタ珪酸ナトリウム(Na2SiO3)
(B剤)
過炭酸ナトリウム(2Na2CO3•3H2O2)、珪酸ナトリウム

<使い方>
●基本のレシピ
(分量) 
A剤:10g、B剤:50g、水:20ml
@A剤に水10mlを加える
Aヘラなどでよくかき混ぜ、なめらかなペースト状にする
BAでできたペーストにB剤50gを加え、残りの水10mlを加える
Cさらによく混ぜ、マヨネーズくらいのペースト状にする

<上手に使うためのヒント>
・カビ取り剤がもっともよく働くのはペースト状になってから10〜15分間です。効果が下がらないうちに手早く作業しましょう。

・カビ取りペーストの作り置きはできません。酸素が飛んでしまい、カビ取りの効力がなくなります。

・塗りつけ作業中に容器に残っているペーストが硬くなったら、少量の水を足して柔らかくしてください。

・水を入れすぎてカビ取りペーストが緩くなりすぎたときは、B剤を足して硬くしてください。

・計量スプーン10cc(10ml)を用意し、「1:1:5:1」と覚えると、計量が簡単です。
【基本のレシピ】 
A剤約1杯(10g)に水1杯(10ml)、
B剤約5杯(50g)に水1杯(10ml)

・カビ部分に塗りつけたペースト表面が乾いてきたら、アルカリスプレー(※)を吹き付けて湿らせてください。ペーストが乾くとカビ取り反応が鈍ります。アルカリスプレーが手元にないときは水を使ってください。

※水をかけ過ぎるとペーストのpHが下がり、カビ取り効果が薄れます。できるだけアルカリスプレーを使うようおすすめします。

●タイル目地・コーキングのカビ取り
@基本のペーストを、カビの生えたタイル目地・コーキング部分にペーストを塗りつけ、そのまま1〜2時間放置する
Aペーストの表面が乾いてきたら、アルカリスプレーを吹き付けて湿らせる
Bスポンジや古歯ブラシなどでこすりながらペーストを水で洗い落とし、乾いた布などで水気をふき取る
カビ汚れが十分に落ちてないときは、上記手順を繰り返す
ペーストの表面が乾いてきたら、アルカリスプレーを吹き付けて湿らせる
Cスポンジや古歯ブラシなどでこすりながらペーストを水で洗い落とし、乾いた布などで水気をふき取る
Dカビ汚れが十分に落ちてないときは、上記手順を繰り返す

※アルカリスプレーの作り方
 アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)5g(小さじ1)を水500mlに溶かしてスプレー容器に入れる。
 常備しておくと、キッチン周りの拭き掃除やお鍋などの油落とし、エリソデ汚れの下処理など、何かと便利です。


■過炭酸ペーストの素
<原料>
水酸化カルシウム、ベントナイト、珪酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム
<使い方>
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)と混ぜて使用します

■洗濯槽クリーナー
<原料>
過炭酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム

■食器洗い機専用洗剤
<原料>
過炭酸ナトリウム

■入れ歯洗浄剤
<原料>
過炭酸ナトリウム、クエン酸、炭酸水素ナトリウム

■ブックレット「石鹸百科 過炭酸ナトリウム」

■ブックレット「石鹸百科 過炭酸ナトリウムを使う洗濯槽掃除」


市販のカビ取り剤の問題点
 一般にカビ取り剤として市販されているのは「塩素系漂白剤(次亜塩素酸ソーダ)」です。風呂場でこのカビ取り洗剤とタイル用の「酸性洗剤」を併用した主婦の死亡事故が起こりました。塩素系漂白剤としてはカビ取り、トイレ洗浄剤、排水パイプ用、衣類・台所用漂白剤などがあり、塩酸を含むような酸性洗剤と同時使用した場合には、毒ガスである塩素ガスが発生しますので、たいへん危険です。
 またそれら塩素系漂白剤による吸引事故も起こっています。



―文責 西川榮郎(NPO法人  安全な食べものネットワーク  オルター代表)―



戻る