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山梨の匠の技・伝統工芸品 カワグチ企画
カタログ“2002年11月1週”
 カワグチ企画の代表、川口重雄さんは過去に市川大門町の町会議員をなさっていました。年々地場産業が衰退していくことに心を痛めていらっしゃいました。山梨県は障子紙の産地で、全国の半分の生産があります。花火も全国で三大花火の里の一つです。水晶工芸の技術とともに発展した印章も、全国一を誇る産地です。水晶貴石細工や、鹿革の革工芸品、印傳も有名です。これらの匠の技に支えられた伝統工芸品を守ることで町おこしを考えておられます。そのためには本物をわかってもらえる消費者との出会いを求めておられるのです。
川口重雄さん
○印傳屋の甲州印伝
 印伝は古くから甲州(山梨県)に伝えられた革工芸です。印度伝来が、その語源とされています。鹿革に漆で模様をつける漆付け技法を始め、燻技法、更紗技法などが甲州印伝唯一の老舗、印傳屋に伝承されています。印傳屋十三代目上原勇七さんは、この伝統技法を駆使なさって、多彩な伝統美、現代美を届けておられます。強く、柔らかく、軽い鹿革と、時とともに色が冴える漆との調和により、使い込むほど肌触り、しなやかさなどの独特の風合いがでてきます。
 この印伝は今週配布の別紙カラーチラシにてご注文をお受けいたします。ただし、品物の配達は約3ヶ月後となります。印伝は手作りにこだわり、完成までに3ヶ月余りを費やすためです。
※予約注文のため、代金は先払いとなります。
上原勇七さん
○一秀製紙工場の和紙製品紙製品
 甲府盆地の南端、市川大門町は昔から甲州市川和紙の産地として知られています。起源は古く、甲斐源氏の時代に遡り、近年は手漉きから機械抄きに転換しています。今日、障子紙の生産量は日本一で、全国の約50%に達しています。一秀製紙工場は、1887年初代一瀬金次郎さんにより、手漉き和紙の生産を始め、1960年機械抄きに転換し、以来手漉きの技法を活かして特許取得や工夫をなさって、社会に役立つ数々の和紙の新製品を開発してこられています。
 今週配布の別紙カラーチラシでご注文をお受けいたします。お届けは翌々週です。
4代目一瀬秀富社長
○伝統工芸士坂野耕一さんの念珠
 甲州(山梨県)に伝わる水晶貴石細工の技は、御岳昇仙峡などで産出した水晶原石を材料に、江戸時代に京都から人を招いて手磨法を習得したのが始まりといわれています。以来、その卓越した技に培われた甲州の水晶貴石細工は、念珠をはじめとする伝統工芸に活かされ、今日に継承されています。
 伝統工芸士坂野耕一さんは、水晶美術彫刻展通産局長賞、同日本伝統工芸士会会長賞、日本伝統工芸士会作品展特選などのほか、数多くの賞を受賞され、甲州水晶貴石細工の最高峰のお一人です。3月頃にご紹介する予定です。
坂野耕一さん
○遠藤景山さんの印章
 水晶工芸の芸術とともに発展した山梨の印章は、全国一を誇る産地です。なかでも峡南地方は、日本一の印章のふるさとといわれています。
 本品の印材、オノオレカンバ(斧折樺)は南アルプスに産する自然木で、「斧が折れるほど堅い木」といわれています。印章産地山梨が21世紀への新しい印材として開発したもので、独特の風合いと手触り、朱肉のノリの良さが特徴です。1月頃にご紹介する予定です。



遠藤景山さん
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