回転寿司の安全な楽しみ方(その1) サーモンは避けたほうが無難 |
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安い、おいしい、早いと大人気の回転寿司。 できるだけ安全な魚を選ぶ方法を 3回シリーズでお知らせします。 第1回目は大人気のトロサーモン。 養殖サケには、有害物質がたっぷりです。 ******
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回転寿司のサーモンは、ほぼ養殖と思って間違いありません。 刺身で食べられる生サケが普及したのは、天然サケには高い確率で寄生している寄生虫アニサキスが、養殖にはほぼいないため。 天然でも加熱や冷凍をすれば問題ありませんが、適切な冷凍や半解凍の技術が必要です。 そのため、安くて脂ののった養殖サケが回転寿司では使われています。 |
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養殖サケは、天然より、有害汚染物質がはるかに多いという調査が発表されています。 アメリカの消費者団体「環境ワーキンググループ」は、2003年に、天然サケの5倍以上もPCB(ポリ塩化ビフェニル)類が含まれていると発表しました。ダイオキシンに換算して、日本の一日耐用摂取量と比較すると、子どもならサケ一切れ(170グラム)で超してしまいます。 ほぼ同様のことが、米インディアナ大学の研究でも確認され、米科学誌のサイエンスにも発表されました。研究では、欧州産のサケの有害物質が特に高くなっています。 サケには良質な脂が含まれていて、栄養的に優れていますが、PCB、ダイオキシン類は脂に蓄積しやすいのです。健康上のメリットを相殺するレベルの有害物質が含まれるものも見つかっています。 スーパーで生サケを買うときには、「養殖」と書いてないものを選べばよいのですが、回転寿司、スモークサーモン、パック寿司などでは、養殖かどうかが表示されていません。しかし、サケの種類で、天然、養殖がある程度判断できます。 日本でとれる天然サケは、シロザケ。未熟な順から、「ケイジ」「トキシラズ」「メジカ」「アキサケ・アキアジ」と呼ばれ、未熟なほうが、脂がのっています。 ベニザケもほぼ天然で、味が良いと評判が高いのですが、高値です。アラスカ、ロシア、カナダから多く輸入されていて、日本では獲れません。北海道産の表示のベニザケは、ロシア沖で獲って、北海道の港で陸揚げしたものです。 カラフトマスも、ほぼ天然と思ってよいでしょう。日本のサケ缶のほとんどがカラフトマスです。 マスノスケとも呼ばれる天然のキングサーモンは、希少であまりお目にかかりません。最近は、養殖もされています。 養殖もので避けたいものは、ギンザケ、アトランティックサーモン、トラウトサーモンです。 回転寿司、スモークサーモン、パック寿司、の生のサケは、ほとんどがこの3種類のどれかです。天然なら、強調して表示されたり、値段がとても高いので、すぐわかります。 サケを食べなくても、回転寿司にはネタがほかにたくさんあります。 (熊澤)
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