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年賀状から(敬称略) 2
オルター通信1065号 記事
◆河原酢造 河原照彦◆
 一昨年に続き、「食」のあり方を考えさせられる事件が相次いだ一年でした。
 河原酢造・副代表の河原泰彦は新潟での二年間の農業研修を経て地元・大野市に戻りました。昨年は、65アールの水田を自ら有機栽培し、今シーズンの仕込みを迎えています。過酷な水田除草を身をもって体験し、収穫の喜びを知りました。
 小さな規模でこそ実現でき得る品質や安心・安全とは何か。安易に答えを求めず、模索し続ける醸造所でありたいと思います。

◆株式会社長有研 近藤正明◆
 昨年も安全な農産物の生産とそれを裏付ける栽培履歴記帳の徹底等消費者に安心しておいしく食していただけることを念頭に努力してまいりました。
 また、田んぼの生き物調査や環境を考えた活動等にも取り組んできました。
 国の事業では有機農業推進総合支援対策事業がスタート、モデルタウン事業として南島原市有機農業推進協議会を発足しました。2年目の今年はさらに充実した活動で地域への有機農業普及推進へさらにはずみがつくと思っています。

◆ふきのクリニック 吹野治◆
 昨年は、10月に「ふきのクリニック」を開設し、新たな一歩を踏み出す年になりました。
 本年は、皆さんの期待に添えるよう更に充実させていきたいと思っています。

◆有限会社生活アートクラブ 富士村夏樹◆
 ご承知の通り、京都議定書に於いて、日本は世界に向け、温室効果ガスを6%削減する宣言をしました。その第一次実施期間が昨年からスタート。削減量の中で最もウエイトの高い森林による吸収源の確保3.9%(全体の3分の2に充当)の為のライフスタイル提案として、生活アートクラブ昨年(2008年)版カタログでは、国産材製品を積極的に取り上げさせて頂きました。お蔭様で1010種、凡そ4万点近くの国産材製品の普及に力を入れて参りました。
 また、一昨年に続き、昨年も農水省1階特別展示室に於いて「木づかい月間イベント」として当社の国産材家具、キッチン用品、オフィス用品を展示、ご来場の皆さまより大変ご好評を戴きました。
 世界有数の森林大国でありながら産業目的による外国産材輸入による影響で、木材自給率が僅か18%である現状、人工植林地の6割は適正な間伐の必要性があること、また現在それがなされずに放置されていることで山林が荒廃している現状を国民は余り知らされていません。申し上げるまでもなく、間伐=単なる伐採ではありません。間伐の意味は木の密度を適正にし、木々のピッチを広げ、地表に光が差し込む事で木の葉はCO2を吸収し、同時に酸素を発する光合成を活発に行うことができます。間伐した隙間に小さな木を植林していき、大小の木の混在した豊かな森を作る事が最も効率よくCO2を削減することができます。間伐されることによって産出される木材は永続利用可能な貴量な循環資源。当社では今後も恵まれた森林資源の持続的な活用を視野に入れたエコロジーな暮らし提案を行いながら、また議長国としての世界に責任を全うするためのサポートをして行きたいと思っています。
 (中略)
 昨年は「餃子」に始まり「カップ麺」で幕を引いた社会問題、殺虫剤成分に含まれる有機リン系、パラジクロロベンゼン、ナフタリン等、いよいよムシさんバイバイシリーズも大ブレークかと(笑)予感しながら2009年も生活アートクラブは走ります。

◆株式会社パノコトレーディング◆
 オーガニックコットンは有機農法に基づいて厳しく管理栽培された農産物です。有機認証を受けるのには当然日々のレポートもしっかりつけなくてはなりません。インドでもタンザニアでも農家の人たちからオーガニックと一般綿とを混ぜないでほしいと言われます。自分たちが苦労して収穫したものが大量生産品といっしょにされるのがつらいのです。特にここ数年オーガニックコットンの生産量は飛躍的に伸びてきました。この傾向は更に数年間は続くでしょうが、国際的なデフレスパイラルの中、元に戻るのではないかと心配です。私たちはオーガニックコットンでの取り組みをきっかけに、環境問題や貧困問題に取り組んできましたが、今後とも続けていきます。オーガニックコットン100%の糸の輸入、生地の開発、販売を皆様と協力しながら尚一層増やしていきたいと思っています。
<<Organic>>is not a label,but an attitude



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