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08年3月29日 「やまがた有機雑穀推進協議会」設立記念講演
オルター通信1021号 記事
今なぜ雑穀か
山形を有機雑穀の里に 

都市生活者と新しい産消提携を


  白鷹町は、古き良き伝統食を残し、語り継ぐ人材を残し、何でも採れて素晴らしい食材を提供できる下地を残してきました。私たちは、米単作地帯にない特徴を今こそ生かせる時代が来たのではないかと思います。どこの直売所においても、年配の方々の努力があってこそ成り立つ賑やかさがあり、健康な高齢者の存在を感じる場所でもあります。そのようななか、この伝統を次代に引き継ぎ、発展させてゆくことが私たちの使命かと感じられます。町内にも、多くの生産組合・加工グループが点在しますが、有機的結合体が無いため白鷹を県の内外にアピールすることに難しさを感じてきました。
 しかしながら、有機雑穀の取り組みが消費者団体と料理研究家の発案により始まりました。都市生活者の中には、アトピーなどのアレルギー疾患を持つお子様をお持ちの方も多く、花粉症や食物アレルギーとの因果関係に悩まれています。そうした方々の要望で、雑穀が見直されているのです。ところが、「農薬・除草剤・化学肥料」に汚染されていない雑穀はとても希少な存在なのです。雑穀の効用を理解しながらも、実際は輸入品や化学肥料を避けられない状態にあり、日本の消費者団体からは一刻も早い生産体制の確立を望まれています。
 最近の研究で、腸内環境を整えることが免疫を高め、腸が免疫力を司ることが解ってきました。癌が快癒するということもあれば、アトピーの発生因子が乳幼児期の食事に関係するなどの画期的研究が報告され、食事療法や日常食に反映されています。高額医療費に財布が苦しむ前に、食事にきちんとしたものを食する習慣を農村にも定着させて行きたいと思います。都市の消費者と交流しながら、楽しく学び楽しく働く健康的な農村を築いて行きたいと思います。


イベント詳細
期日:2008年3月29日(土) 9:30開場受付

会場:蚕桑地区公民館(山形県白鷹町)

時間:
★午前の部/10:00から
 西川栄郎さん(安全な食べものネットワーク・オルター代表)
 『あなたの健康食は間違っていませんか?』健康は腸の環境の改善から

★昼食の部/12:00から
 『雑穀料理・玄米食立食バイキング』

★午後の部/13:30から
 山本朝子さん(CC’Cooking 料理研究家)
 『正しく調理、楽しく食べよう雑穀・玄米』

★閉会:午後3時30分には終了します。

★参加費:500円

 連絡先:関千鶴子 
    (0238-85-1783)

主催:やまがた有機雑穀推進協議会(準備会)

共催:安全な食べものネットワーク・オルター
   米沢郷牧場
      叶水有機農業研究会
      星寛治
      中川信行
   高畠町有機農業提携センター
      高畠町有機農業推進協議会
   上和田農産物加工生産組合
      白鷹農産加工研究会

 (順不同)


※山形県白鷹町で行います。遠方ですが参加可能な方、どうぞご参加ください。


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