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六ヶ所再処理工場のガラス固化 まさに末期症状
オルター通信1059号 記事
美浜の会メール・ニュース08−16より転載
★六ヶ所再処理工場のガラス固化は、まさに末期症状です。本格運転などできないことが明らかになりました。アクティブ試験を中止させ、再処理の中止へと追い込んでいきましょう。

 11月14日(金)には保安院との交渉を行います。ぜひご参加ください。
 日本原燃と原子力安全・保安院は、多くの市民の反対を押し切って、10月10日にガラス固化試験を強引に再開しました。
 しかし、その結果は実にみじめなものになっています。試験再開から1ヶ月が経ちましたが、やはり白金族が堆積し、全く試験は進まず、まさに末期症状です。
 また、驚くべき事実も判明しました。昨秋の第4ステップの試験では、白金族が炉底に堆積したために半年間の運転停止を余儀なくされました。 しかしそのときは、白金族を多く含む不溶解残さを高レベル廃液に混ぜていなかったのです。
 そして、今回再開した試験で初めて不溶解残さを入れたのですが、わずか5バッチで白金族が堆積してしまいました。
 本格運転では、当然にこの不溶解残さを入れることになっています。
 経過はこうです。


10月10日
強引にガラス固化試験を再開。

10月24日
白金族を多く含む不溶解残さを初めて高レベル廃液に入れて試験。たちまち白金族が堆積。

10月27日
白金族を抜き出す「洗浄運転」に切り替えたが改善なし。
 
10月30日 
白金族をかき出すために炉底をかき回す「攪拌運転」に切り替える。しかし、かき混ぜ棒を入れる窓が開かず。

11月2日
やむなく「洗浄運転」に戻したが、 改善せず。

11月6日 
しかたがないので、また「攪拌運転」に移る方針を決め、窓が開くよう修理中。


 この惨たんたる状況は、本来対象とするべき不溶解残渣入りの廃液をガラス固化することは到底無理だということを示しています。六ヶ所再処理工場のガラス固化技術の本質的欠陥です。 この末期症状を呈しているガラス固化に、明日はありません。もう、アクティブ試験は中止するしかありません。いまこそ、全国から声を集めてアクティブ試験の中止を要求しましょう。
 
 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)



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