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オルターフェスティバルで出会った生産者さんたち
オルター通信1361号 記事
( 有機農産物物流センター完成祝賀記念ビッグイベント・
 オルター20周年、創立38周年記念・本社(千早赤阪村)移転記念 )

私がイベントでお声掛けできた生産者さんから伺った品もののご紹介をいたします。

(企画部 制作課 T)



★品質は変わらない品を超特価で
生活アートクラブさん
 
 生活アートクラブさんは、木製製品を各種たくさん品ものを販売してくださいました。
 ブースは、ほのかな木のいい香りがしていました。
 様々な品ものがありましたが、中でも目をひいたのは、今回のイベントのために超特価で販売してくださった、木製のお皿です。価格はびっくりするほど超特価。お話を伺うと、木目の部分が黒くなってしまって正規の品としては出せないものだそうで、生活アートクラブさん曰く、「木が根っこから水を吸い上げるときに、黒い色のものを吸ってしまうと年輪の模様が黒くでますが、悪いものではありません。ただ、見た目が悪くなってしまうので、通常の価格では販売できません」とのこと。
 生活アートクラブさんの木製のお皿は幅などは複数の木を繋ぎ合わせて1枚の広い板状にして加工したもの。間伐材を使用して、環境負荷も少ないそうです。
 最近のオルターのイベントで、参加者の方に「マイ皿・マイはし持参」のお願いをしています。オルターのイベントでは、まだまだ使い捨てのお皿を使用している場合が多いので、マイ皿・マイはしのご持参、
よろしくお願いいたします。



★「まずは使ってみてください」
沖縄海塩研究所さん
 
 沖縄海塩研究所、遠路はるばる、小渡幸信さんがお越しくださっていました。わたしはこの沖縄海塩研究所さんの「粟国の塩」の大ファン。生産者さんに直接お会い出来て、ときめきがとまりませんでした。
 ブースでは、通常の塩と、にがりを販売してくださっていました。「ほんものの塩を知ってもらいたい、まずは食べる・使うなど、実際に試してみてほしい」と、お塩はイベント特価でご提供頂いていました。
  にがりの使い方については小渡さんが次のように教えてくださいました。「にがりは、100均などの空のボトルに水とにがりを入れて肌のケアに。水とにがりはおおよそ30:1で。つっぱるような感じになるなら、水を足して薄めるなど調節してください。」肌荒れやアトピーに。
 また、「塩が泣いている」(真弓定夫先生監修著書)を塩の普及の為にご自分で購入され、ご購入頂いた方に配布してくださっていました。
 粟国の塩は、まろやかでうまみのある塩です。塩辛さがないので、個人的には、ご飯にひとつまみかけるのと、天ぷらがおすすめです。


★「真っ黒」「にんにく」なのに、とってもフルーティ
創造工房さん
 
 創造工房さんでは、真っ黒なにんにく「京丹後フルーツガーリック」と、それを使ってつくった調味料を試食させて頂きました。
 目の前で皮を剥いて、真っ黒になった身を爪楊枝を包丁のようにして割ってくださいましたが、柔らかくしっとりとした感じでした。生のにんにくのような強い香りはなく、とてもフルーティな甘みがあり、食べやすかったです。そのままでも十分おいしいのですが、クリームチーズと合わせて食べると格別とのこと。ワインによく合いそうです。
 フルーツガーリックを使って作られた調味料「黒の極み」も試食させて頂きました。この調味料は普段使っている調味料にプラスするだけでまろやかな味わいになるとのことで、ポン酢を使った実験的な試食をさせて頂きました。
 まずは普通になめてみるとお酢の刺すようなすっぱさがありましたが、ほんの少しの量で、カドがとれて劇的においしくなっていました。試食の量だったのでほんとうにほんの数滴でしたが、お料理に使う時も、どばっと入れる必要はないと思います。
 フルーツガーリックはおいしいだけではなく、体を温める効果があり、免疫力を高める成分が生のにんにくに比べて非常に増えることが分かっているそうです。
 オルターのカタログでは通常、健康応援グッズのコーナーで企画をしていますが、お料理にもおすすめ。カタログの後ろの方で掲載しています。「黒の極み」は調味料のコーナーで企画しています。気になる方は是非チェックしてみてください。


★地元の品に惚れ込み、オルター会員から生産者へ
三旺インターナチュラル(バイオノーマライザー)さん
 
 イベントで売り子をされていた、バイオノーマライザーの生産者さんからお話を伺いました。笑顔がとっても素敵な方でした(お名前を伺うのを忘れていました…申し訳ありません)。
 その方は元々オルターの会員さんで、三旺インターナチュラルさんが地元の会社ということで、ご縁あって就職をされたとのことでした。
 「今日はがんばりたい!という朝に服用すると、その日一日元気に過ごせます。飲んだ後の袋に水を入れて、肌や目のケアにも。余すところなく使ってくださいね」


★作り手に直接教えてもらえる、イベントの醍醐味を実感
自然耕房あおき 青木さん
 
 野菜セットでおなじみの青木さんにもお話を伺うことが出来ました。
 野菜セットに入れているお手紙とは別に、イベント限定で配布されているという冊子も頂きました。お手紙や畑だよりなどは、畑の情報がつぶさに分かるので嬉しいです。
 人参葉。おすすめの食べ方を聞いたところ、身も葉も一緒に刻んで、かき揚げや白和えもおいしいとのこと。かき揚げにして食べてみました。
 お芋やむらさきいもも購入しました。青木さんのおすすめの食べ方は、コンソメや牛乳などで合わせて、ポタージュで。(わたしはスイートポテトにしました。近所の子どもたちに配ったところ、すごい勢いでむしゃむしゃ食べてくれました。)


★「椿油、これから冬にかけての乾燥対策にも」
堀内製油さん
 
 堀内製油さん、ブースでは椿油と一番しぼり菜種油、美容用のオイルも持って来ていただいていました。椿油でもお肌のケアにも使えるそうですが、臭いをさらに抑える製法で抽出したものだそうです。透明で、さらさらでした。パッケージがとてもオシャレでした。
 椿油は、アイドルグループが無人島で椿の種を拾って燃料にしていたのを見ました。
食用・化粧品・燃料など、多用な使い方が出来るすぐれものなのだと改めて実感しました。


★職人さんが手づくりした皮と漆の小物
カワグチ企画さん
 
 カワグチ企画さんでは、染め物の体験と、「甲州印伝」の小物販売をされていました。
 印伝とは、17世紀にインドから伝来した装飾革が由来とされています。江戸時代に入り、そこに漆で模様をつけるという独特な技術が生み出され、巾着やたばこ入れなどで親しまれたのが「甲州印伝」のはじまりとされています。この技術は、門外不出だそうで、美しく、職人さんの技術と歴史を身近に感じられる品となっています。
 鹿の皮に漆の模様をつけるのは職人さんの仕事。ステンシルのような型を使い、ひとつひとつ職人さんの手で模様をつけているそうです。鹿の皮は、人の肌に近いといわれている革ということで、しっとりとした感触でした。
 模様は江戸小紋が基本。「勝虫(かつむし)」と呼ばれるトンボ柄や、魚などが身を守るためにもっている「鱗」を模様にしたもの、江戸小紋独特の吉祥・厄よけなど一つ一つ意味があるものでした。日本が古くから縁起のよいものとして愛してきた自然の柄がほんとうに美しい品です。
 模様の形を抜いた和紙をステンシルのようにして描いているそうですが、その型は友禅型紙といい、1枚35万円もするそうです。


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