通信販売の法規(特定商取引に関する法)に基づく表示

電磁波で家族全員体調不良
通信868号資料記事
長野県高遠町 天然酵母石窯パン屋経営 Nさんからの報告
消責者リポート第1286号(2005年2月17日刊)より転載
 
 携帯電話基地局から出る電磁波は、人体に有害か否か、判断する確固たる証拠は現在ありません。しかし、基地局が建ってからの4年半と、圏外(カバーエリア外)に引っ越した後半年の私たち家族の健康状態の変化には、興味深いものがあります。
 1999年2月、家から約250mの裏山に基地局が建ちました。3か月後、無農薬・無化学肥料の前畑に、スリーマイル島で発見されたような巨大タンポポの葉(約75cm)が発生しました。その後も、帯化タンポポ等植物の奇形が年々増え続けています。
 同年6月以降、家族全員が原因不明の体調不良となりました。私は6月に流産(3週日)。のどの痛み、頭痛、足がつる、不安感、筋肉の痛み、飛蚊症、食欲がなくやる気が起こらない等、一日中伏せることが多くなりました。長男は、足の痛みと不快感、ひざの裏のじくじくしたでき物、手指には次々とイボができました。長女は、靴下の刺繍・縫い目を異常にいやがるなどの触覚防衛、聴力があるのに聞こえにくい聴力LD、落ち着きのない注意欠陥多動障害『心因性視覚障害、遠視性乱視、弱視、アトピー、首顔頭にかけての不快感、イライラ、眠りが浅い、抜け毛、お腹の内側がかゆく泣き叫ぶなど、心身ともに悪化し、不登校になりました。夫は、眼痛、頭痛、吐き気の発作、脈拍の急激な変化( 60  →  90 )。じくじくしたでき物が、首から頭にかけてできました。
 病院でも「異常なし」と言われ、これといった対処法も見つからず苦しんでいた時、長年化学物質、電磁波過敏症を患うKさんが我が家に来訪し、1時間ほどして頭や肩が痛むと訴え、「体調不良の原因は基地局から出る電磁波と思われるので引っ越すように」と助言されました。
 試しに家族で1週間ほど家を離れて過ごすと、その間は調子が良く、帰宅後2〜3日で具合が悪くなりました。そんなことを何度か繰り返し、基地局から遠ざかると症状が軽くなる、またはなくなるということが解ってきました。

 《基地局の電磁波が届かない所へ引っ越す》
 04年6月、既存の基地局に取り付けられた第三世代携帯電話フォーマのアンテナが電波を出し始めると、症状はさらに悪化し、長女は心身の不調から「何もかも嫌になった」と無気力になり、学校へ行きたがらず、月1回程度だった夫の発作は2回3回と増え、ついに自営業のパン焼きも断念し、04年7月、携帯電話の通じない圏外へ引っ越しました。
 引っ越し後、すぐに変化が見られました。イボ、アトピー、じくじくしたでき物は新しい物ができなくなり、一番多かった長女の症状も、半年経ちましたが、一度も発症することなく、長女の心因性視覚障害は消えてしまったのです。神経眼科専門医師から、別記のコメントをいただきました。
 通り魔のように家族を襲った体調不良の原因は、何だったのでしょうか。夫はいまだに電磁波が多く測定される環境に身を置くと、以前と同じ発作を起こします。嫌な言葉ですが「人体実験」になってしまった私たち家族の引っ越し前後の急激な変化を知る多くの人が、「基地局から出る電磁波は人体に有害か否か」関心を高めています。1日も早く、基地局周辺に住む方々の体調不良の原因が解明、解決され、健康を取り戻されることを願います。
◆ 神経眼科専門医師今泉征子さんのコメント ◆
 心因性というのは屈折上も異常なく、網膜の出来不出来にも関係なく、これら器質的障害がないのに支障があるということを示します。網膜機能、または前眼部か後頭部の視中枢の機能を低下させる血流障害を起こさせていた何ものかがあったということになります。
 ことに電磁波は、膵臓、胆のうに障害を起こさせ、その分泌を少なくし、それにつれて心臓の働きを低下させ、同時に首から上の血流を減らします。そのため多量の電磁波(7ミリガウス(50/60Hz以上)をあびている場合、健康な人ほどその人そのものがメーターとなり、その障害状態が、曝露している電磁波による人体への影響を示すものとなります。
 長女さまの視力障害…器質的なものが何もなく、視力障害がある場合を弱視と言う。2〜5歳に網膜機能は大変進化するし、13歳までに加療、正しい機能状態にして、ハリ刺激などや理学療法で回復するみこみがある。
 ご主人さまの吐き気、嘔吐、脳血管障害と胆すい機能低下…もうひとつほかの有機リン障害もあるかもしれないが、電磁波という化学物質の障害にまちがいなく、その障害を獲得した体は、次に微量でも自律神経失調症状態が出現する。


戻る