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連日、鳥インフルエンザの報道がなされており、食に対する不安が高まっております。食のグローバル化、BSEでは共食い、近代養鶏、薬剤に頼った畜産の末路のような気がして、生産者としても恐ろしい気持ちです。 米沢郷牧場は、抗生物質等の薬剤に頼らない食鶏生産を持続し、健康で安全な鶏肉生産に努め、別紙のように防疫体制(*)を徹底しておりますので、変わらぬ御愛顧を賜わりますようお願いいたします。また、鳥インフルエンザに対する、消費者の冷静な対応を重ねてお願いいたします。
2004年3月8日 農業組合法人 米沢郷牧場 代表理事 伊藤幸吉
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先日このサイトにご紹介しました防疫マニュアルは今般更新されたとのご連絡を米沢郷牧場からいただきました。以下はその最新版です。
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■ 鳥インフルエンザの対応について ■ 2004年3月12日改訂 |
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2004年3月12日改訂 農事組合法人 米沢郷牧場
鳥インフルエンザの対応について
以下、「高病原性鳥インフルエンザ防疫マニュアル」(平成15年9月17日 農林水産省消費・安全局 衛生管理課)よりの抜粋
U 本病の特性等 2 症状(疫学的特長) 本病の症状は多様であり、主要なものは、突然の死亡、呼吸器症状、顔面、肉冠若しくは脚部の浮腫、出血班若しくはチアノーゼ、産卵率の低下若しくは産卵の停止、神経症状、下痢又は飼料若しくは飲水の摂取量の低下などである。(略) 3 感染経路、基本的な防疫対策及び治療法 本病は、一般に、感染した鳥類又は本病のウイルスに汚染された排せつ物、飼料、粉塵、水、ハエ、野鳥、人、飼養管理に必要な器材若しくは車両との接触により感染する。(略)
<米沢郷牧場の対応・厳守事項>
上記の特性(「感染経路」)より、以下の対応を徹底する。
@インフルエンザ発生地域や近県へは当面は立ち入らない。
Aインフルエンザ発生地域や近県の業者の出入りは当面禁止する。
B許可無く外部業者を農場及び関連施設に入れないこと。
C 外部業者を出入りさせるときは、
(1)事前の連絡を必ず貰う (業者→米沢郷牧場事務所→各農場及び関連施設) (2)農場内に入る者全て、ゲート外にあるトランシーバーで 農場管理者に連絡し、次の事項を実施し農場管理者の確認後、 入場すること。
・ 各農場で決めたゲートの外で、車両の洗浄・消毒を行う。 (動噴でアストップ×200を使用する)
・ 長靴及び手袋は農場側で準備したものをゲートの外で 取替えて農場に入る。 衣服は消毒液(アストップ×200を使用する) を噴霧して入る。 (3)商品等の納品については、納品場所を定めること。
D農場及び関連施設内に来る人の完全な記録を作成すること。 (各農場で記録し、確認印を押し保管すること)
E農場及び関連施設で働く全ての人は、
(A)農場別・部門別に靴・服装を分けて使用すること。 (B)靴は洗浄し、消毒槽による消毒を励行する。 (アンテックビルコンS×200を使用する) また、自車で農場内に入る場合は、車を消毒し靴を履き替え 消毒し入場する。各自車に小型噴霧器を載せておき、 足下マット等消毒する。
F農場及び関連施設の衛生状態を確保する。 通常通りの清掃・洗浄は励行すること。
G野鳥(又は肉)との接触がないようにすること。
H鶏へ与える飲料水の徹底した管理を行う。水源や飲水ラインでの汚染物等の入り込みがないようにすること。
I鶏自体の免疫力の強化を行う。栄養増強(しっかりとした飼料給与量の確保等)、ストレスの緩和(ワクチン・空調・寒さ・暑さ・寒暖差・騒音等)、他の疾病への対応。
J観察・確認の強化をすること。上記の「症状」と鑑み、怪しい症状の鶏がいる場合については、速やかに連絡すること。(管理担当者→農場長→防疫担当課長→代表)
K当該地区の家畜保健衛生所と連絡し、適時のモニタリングを実施する。
以上の対応にも拘らず、「患畜」「疑似患畜」「おそれ畜」が当農場又は「移動制限区域」で発生・確認された場合は、「高病原性鳥インフルエンザ防疫マニュアル」に従い、対応処置を講ずる。
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