<遺伝子組み換え>北海道の農家が大豆本格栽培へ 懸念も(毎日新聞) |
北海道長沼町の農家が遺伝子組み換え大豆の本格栽培を準備している。 農林水産省の石原葵事務次官は4日の会見で「(遺伝子組み換え食品には)国民的な関心が高く、生産、流通上の混乱がないことが大切だ」と語り、栽培が本格化すれば、北海道産大豆全体の商品価値に影響を与えかねないとの懸念を示した。 今回問題になった栽培種は、96年の国の指針に基づいて食品としての安全性や環境面で問題がないことが認められている。しかし、今年2月に施行された「遺伝子組み換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づく環境評価については、現在も審査が続いている。 審査結果が出るまでは暫定措置として栽培可能だが、石原次官は「栽培にあたっては、(02年の農水省通達で)周辺住民の理解と、一般種との交配の防止の徹底を求めており、道と連携して対応したい」と述べ、農家側に慎重な対応を求めた。 【 望月 靖祥 】
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