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やはり携帯電話は危険か?
通信868号資料記事
世界の環境ホットニュース[GEN] 456号より転載       
 04年12月26日別処珠樹さん発行 ende23@msn.com 

 …(前略)…携帯電話から出される電磁波が DNA を傷つけるという新しい研究成果を ロイターが伝えています。欧州連合(EU)が主に資金を出し、7か国の12グループが、同じ条件でテストを繰り返してきました。その結果が12月20日に発表されたものです。ただ、この研究は実験室の条件で行われたものですので、通常の使用条件でも同じような結果が出るかどうか、さらに調査が必要だとされました。
▼ロイター、12月21日
 → http://www.planetark.com/dailynewsstory.cfm/newsid/28652/story.htm

年間売り上げ1000億ドルという携帯電話産業の側は、いままでのところ電磁波被曝による危険性のはっきりした証拠はないと主張してきました。実際これまでに携帯電話の有害性についての研究は色々と出ています。しかし業界や各国政府は決定的なものはないとしてきました。しかしその裏で複雑な動きもあるようで、『携帯電話―その電磁波は安全か』という本によると、危険だという研究に対してたいへんな妨害が行われたようです。
▼この本の内容を要約したサイトがあります。
 → http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/keitai/001prorogu.htm
▼「アマゾン」でこの本を買うなら
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087733548/249-0637493-8840351

携帯電話が出すのと同じレベルの 電磁波にさらされると、細胞の DNA の単鎖・二本鎖切断(single and double-strand DNA breaks)が増えると このEUの研究では報告されています。DNA の損傷は常に色々な要因によって人の細胞内で起きていますが、その大半は修復メカニズムが働いて修復されます。ところが、この場合の損傷は必ず修復されるとは限らず、これが新しい細胞に伝わることがあり、細胞にこの損傷が残ってしまうことがあると、研究にあたったフランツ・アドルコーファー氏 Franz Adlkofer が述べています。
▼DNA 切断については
 → http://www.remnet.jp/lecture/words2003/04032.html

同氏は「パニックを引き起こそうというつもりはありません。しかし予防の方策をとるのが適当でしょう」と語り、さらに動物実験と人間のボランティアを使った実験を行おうとすると、あと数年かかると付け加えています。EUが主体となった研究だけに、このニュースは大きな波紋を描くかもしれません。今年は 6.5億台の携帯電話が世界中で売られ、15億人が携帯電話を使っています。なお業界の側からは、いまのところ反応がないということです。
▼次の記事もぜひお読みください。
 「携帯電話の電磁波の危険性、解明へ向けた調査が本格化」
 →  http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20041209303.html


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