こんな味がおいしいという子が増えて欲しい げんきタウン製品紹介(1) |
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げんきタウンの森秀介さんは、アレルギーの子供でも食べることのできるお菓子を作るためには、結局、原料の安全性にこだわることが必要であると、原料の履歴が追跡可能な有機農産物を活動の柱になさっています。 げんきタウンでは、この「アレルギー」と「有機」を2本柱にして、雑穀粉、せんべい、クッキー、ポン菓子、ふりかけなどを作っています。それらの原料に、農薬、食品添加物、遺伝子組換えなどの心配がないかを追求して、有機認証されたものかどうかをしっかりと判別して使うことはもちろん、製粉処理などにより、酸化して味が悪くならないように自家製粉したり、品質を守るために自家洗浄、乾燥を徹底したり、雑穀のえぐみを取り、おいしくするために加熱処理を工夫したり、手間を惜しまず製造に取組んでいます。 |
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左から牧野美津恵さん(雑穀菓子担当)、森秀介さん(代表)、城俊之さん(原料担当)、上原美知さん(小麦菓子菓子担当) ※製造時に原料の混入を防ぐため、担当が分かれています。 |
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味付けに関しても、キャリーオーバーの心配な○○エキスは使わず、塩と砂糖だけで、素材の味を活かしています。素材の味が活かされるからこそ、よけい素材の質が大切とされるのです。焼き菓子を作る際にも鉄板に原料がくっつかないようにする離型剤や品質改良剤など化学薬品は一切使用せず、温度管理を工夫してコテなどでいちいちはがすという苦労を厭わず行っています。このように安全な原料の選定、味を大切にした生産管理を真摯に追求なさり、大変素晴らしいお菓子作りを実現なさっています。 こうして出来上がったお菓子はもはやアトピー、アレルギーの子供たちのためだけにとどまらず、これから健やかに成長すべき全ての子どもに食べて欲しいものになっています。 市販のものが食べられないアトピーの子がよく噛みしめて食べてくれていると森さんはおっしゃっています。オルターの会員からも絶賛する声も届いています。本当に味わって食べられるこういうお菓子のおいしさを認めてくれる子供が増えていくことを願います。 げんきタウンは、岸和田市を中心に約300名の障害者の自立に大変精力的に取組むCLID(障害者労働自立センター)の応援企業の1つです。森さんはもともと島根県でせんべい、ふりかけ、雑穀などを作っていました。正食に詳しいおじさんに考え方を学び、スタートしました。製造は試行錯誤で今日の水準に到達なさいました。CLIDとはその関係事業所に有機米を供給していた縁で、 5年前から協力することになりました。げんきタウンでも障害者手帳を持つ人たちが13名働いています。森さんが普段福祉をあえて口になさらないのは、食べ物に取組むこと自体が評価されるべきだと考えておられるからです。
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ひえ……………………岩手産(JA花巻) うるちあわ……………岩手産(JA花巻) さつまいも……………要ファーム。 有機農産物(有機農業推進協会認証) 人参……………………ビオマーケット、 有機農産物(有機農業認証協会認証)。 主に長崎・滋賀産。 さつまいもでんぷん…鹿児島農協 ココナッツ……………桜井食品、有機農産物(ICS日本認証)。 スリランカ産。 砂糖……………………北海道産てんさい糖(北海道糖業) 食塩……………………海の精
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◆ひえ、うるちあわ ・洗米機を使って洗う ・脱水する ・乾燥機にかける(80℃、一昼夜) ・ふるい選別する 異物、割れたものを除去する。 ・製粉後の酸化を避けるため、使用直前に自家製粉 をしています。
◆さつまいも ・洗う ・オーブンで蒸し焼きにする ・皮をむく ・チョッパーでペーストにする
◆にんじん ・洗う ・ジューサーで搾る 汁は1/2に煮つめて、せんべいへ。 搾りカスの方はひえ粉と混ぜて 「ケーキの素」(後日ご紹介予定)の原料にする。
◆せんべい ・原料を秤量する ・撹拌、混合する ・熟成(15℃60分)する ・せんべい焼き機(ガス)で焼く ・鉄板には油や離型剤を使わず、1つずつコテで外していく ・放熱、選別する ・袋詰めする
〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。 たまご、小麦など5大アレルゲンを使わず、 素焼きのサッパリとしたクッキーです。 油の塗布や使用もありません。 使用する機械は分解掃除できるもので、 原料どうしが混入、混合しないようにしています。 〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。
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一般の原料の雑穀は、ほとんどが輸入物。ポストハーベスト農薬などが心配です。 また、製造において雑穀を洗ったりしません。そのため、えぐみが残っています。機械焼きでは離型剤、品質改良剤など機械に合わせるために化学薬品が使用されるという問題があります。 たまごや油などがごく一般的に使用されており、アレルギーを起こす心配があります。
文責:西川栄郎
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