じっくりと芯まで焙煎が特徴 グリーンアイズのコーヒー |
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「飲んでもらっておいしいことがまず肝心。安全であるのは当たり前」と語るのは、グリーンアイズの森口鍛さん。京都市深草で「気楽堂」の看板を上げる喫茶店の一角がその焙煎工場です。お客さんの反応を直接ききながら腕を磨いてこられたのでした。 学生の頃、よく通ったジャズ喫茶でコーヒーの味に興味をもち、有名なコーヒー店めぐりをした経験もお持ちです。 コーヒーの卸会社で15年働いた後、普通のコーヒーはあまりにひどいものと、10年前の1992年より、オーガニックなどこだわりのコーヒー作りに取組まれました。 味を大切にしているので、作りだめはしない。盆1日、正月2日間以外、毎日コーヒーを焙煎しない日はないという、根っからのコーヒー好きでいらっしゃいます。 数ある生産者の中でも、いち早くRビン(リユースビン)に切替えられた姿勢はたいしたものだと思います。JAS有機認証マークによりどころを求める消費者が増えているかもしれませんが、安全な食べものの活動の原点である作る人、運ぶ人、食べる人の本当の見える関係を大切にしていきたいと熱く語っておられます。
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《 原 料 》 コーヒー豆は有機認証のある豆だけを使用しています。輸入時の燻蒸もありません。味を大切にするため、1500〜2000m級の高地のアラビカ種を数種ブレンドして作っていらっしゃいます。アジア、アフリカの低地のロブスター種は、色はよく出ますが、味は落ちるので使っていません。コーヒー豆は農作物であり、年々作柄に変化がありますので、ブレンドにはその都度調整が必要です。 @ブラジル(ジャカランタ農場) AAO認定 チェルノブイリの子ども達の救助活動を行っておられるウィンドファーム(福岡)の中村隆市さんとの提携品。豆は天日乾燥しています。生っぽい豆です。軽やかな苦みが特徴です。 Aペルー(コチャパンパ協同組合) OCIA認定 ATJおよび第三世界ショップとの提携品。 Bグアテマラ(アティトラン農場とエルチョロ農場) OCIA認定 ムソーとの提携品。甘味が特徴。 Cメキシコ(サンフェルナンド農民生産者協同組合) Naturland認定 ATJ提携品。酸味が特徴。
《 品 種 》 ブルボン種、アヌレーロ種、ティピカ種 ATJではフェアトレード・プレミアムを現地の有機農業技術普及や研究、女性の地位向上支援プロジェクト、コーヒー農家の子ども達の修学の機会を失わないための学生寮運営などに役立てています。このような支援を通じて、持続性のあるコーヒー栽培環境を調えて、極めて上質なコーヒー豆が収穫できるようになっています。
《 焙 煎 》 深煎りが特徴です。
・・・季節取扱品:アイスリキッドコーヒー(無糖)・・・ 900mlRビン入り(ビンは回収します) 市販のアイスコーヒーは、 1L当たりコーヒー豆を35〜40gで作られており、 着色にチコリを1〜2割使っています。 グリーンアイズでは1L当たり60gのコーヒー豆を使用。 ほんのり甘く、サラッとした喉ごし、きっちりとした後味。 セラミックに通し、口当たりのよいコーヒーに仕上げています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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コーヒーメーカーをご使用の場合、一般の家電メーカーはやめて、カリタ、メリタ、ブラウン、フィリップスなどの製品がオススメです。カタログ1999年5月第1週をご覧下さい。
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生産段階では、圃場での農薬の大量使用がまず問題です。コーヒーは虫がつきやすいので、専用の散布車で殺虫剤をまくぐらいすさまじいものです。労働者は低賃金で、そのような危険な畑で労働させられているのです。輸入時の検査で虫が見つかれば、ポストハーベスト農薬の使用が行われます。元大阪大学理学部の中南元先生の分析で、かつて28種類もの農薬が検出されています。 国内で販売されている銘柄はブルーマウンテンなどと謳っていますが、ほとんどがニセモノです。アジア、アフリカの低地で栽培されているロブスター種は、色はよく出るがおいしくなく、安いコーヒー用の増量剤として使われています。大手ではアイスコーヒーの着色用に、チコリを1〜2割混ぜていることもあります。 コーヒーは通常の焙煎方法だと非常に酸化しやすく、豆で1週間、粉に挽くと3日、入れると30分で酸敗して、身体にはむしろ有害なものになってしまいます。酸化しやすい浅煎りの方が歩溜りがよく、コストが下げられます。大手は大量生産で一度に生産し、味の犠牲はおかまいなしです。ブレンドする豆の特徴などおかまいなしに生豆でブレンドし、一斉に焙煎するという荒っぽいやり方をします。 インスタントコーヒーなどでは、色だけよく出る種類の豆を用いたり、着色用にチコリを混入したりするほか、結晶水となって水分を吸収する酢酸エステル系の薬品などの食品添加物や、着色料の使用の問題もあります。
(文責:西川栄郎)
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