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「放射能測定器を導入します。ご協力をお願いします」
オルター通信1194号 記事
8月1日より、むこう1年間、
毎週注文毎に
30円の放射能測定支援をいただくよう、
全会員にお願い致します

 東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う放射能汚染は、私どもの暮らしを根底的に脅かし続けています。
 現在オルターでは、1Bq/kg以上の汚染の可能性のある地域(府県)の品ものの取扱いを中止しています。
 企画を中止しているだけでなく、汚染が確認された場合、たとえ注文後であっても急遽中止措置を行っています。
 しかし、日々放射能汚染の新たな拡大を示唆するデータもあり、それらの実態をできるだけ正確に早く把握する必要性も出てきています。また、汚染地域に指定している府県でも、山などの位置関係で汚染を免れている地域もあり、それらの汚染隣接地域における「風評被害」に晒されている生産者を救済する必要もあります。
 現在、測定機関では押し寄せる大量のサンプルの処理に追われ、測定費用も1件3万円だったものが5万、7万に。 また、検出限界も1Bq/kgだったものが、20→50→500Bq/kgと、どんどん甘くされてきています。
 したがって、既存の測定機関での分析をお願いすることは費用面においても、分析精度や信頼性の面においても、たいへん困難な状況です。

 そんな中、オルターのソースの生産者である光食品の島田社長から1Bq/kgの精度で測れるドイツ製の装置があるとの情報が寄せられました。
 生協などが導入している何十万円程の機械では全く食品の分析には向かず、精度の十分なものは2000万円以上するという状況で、オルター自身が購入するという現実性はありませんでした。
 しかし、紹介されたドイツ製の測定器は10時間測定すれば1Bq/kgの精度で分析が可能で(既製品は10日かかる)、値段も約300万円と入手可能レベルであり、操作も特段に難しくないということなので、オルターとして購入することを決定いたしました。この独自測定体制を実行するには、人件費なども含めてさらに数百万円はかかると思います。
 しかし、現在スタッフにボーナスも出さず、トントンで経営しているオルターの会計状況において、スタッフに払うべき給料から、この測定機を購入する金額を工面するというのは不適切なことと考えます。
 そこで、測定機の購入で一番安全安心を得ていただくことになる全ての会員の皆様に等しくご協力いただければと考え、有志のカンパという形ではなく、機器購入・スタッフ態勢づくりなど、放射能測定活動支援のため毎週納品書が発行される際に一律30円を上乗せし、期間は8月1日から向う1年間とするというご協力をお願いさせていただくことになりました。請求方法は宅配料と同じ形となります。 突然で、かつ一方的なお願いではありますが、対策の緊急性・重要性に鑑み、ご協力いただきますよう、ぜひともよろしくお願い致します。
 本来、汚染原因者東京電力や政府に負担してもらうべきかもしれませんが、自助努力したいと思います。ご協力よろしくお願い申し上げます。
 なお、実際の測定はすぐというわけには参りません。
 測定機の到着には約4ヶ月かかります。また、測定結果はオルター通信などで随時公表させていただく予定です。


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