通信販売の法規(特定商取引に関する法)に基づく表示

京都府丹波町「浅田農産船井農場」で鳥インフルエンザ陽性
 【声明】 オルターはこう考えています
30km以内の養鶏農家に鶏卵と鶏の移動禁止令
 オルターではたまごの生産者、芦田、近藤、細見さんの鶏舎が、浅田農産船井農場から30km圏内に所在しているために、移動禁止令が解除されるまで、たまごをお届けできなくなりました。それまでは、他団体の協力で代替措置を行います。
 オルターへの第1報は、2月27日に近藤養鶏さんよりありました。次いで芦田さんからも速報がありました。
 当初は行政から移動制限の自主規制の要請でしたが、29日(日曜日)に禁止令となりました。
地域の防疫体制を尊重しつつも 工業的養鶏が引き起こす混乱に抗議します
 近藤さん芦田さんのところの鶏はたいへん元気で問題は当然ないのですが、地域レベルの防疫指導を尊重すべきだと考えています。3月からの出荷を一時休止にし、禁止令解除を見守りたいと思います。なお、これまでお届けしたたまごの回収などは行う必要はありません。
 問題の浅田農産はある大手の生協などへ出荷している業者で、今回多数の鶏の死亡を隠蔽し、出荷を続けていたという恐るべき低モラルの業者です。以前から大量のハエが地元の民家を襲い、その苦情に対しても全く誠意のかけらもない対応をしてきた業者です。また、劣悪な餌とストレスをはじめ鳥インフルエンザ発症要因いっぱいの飼育法を続けてきた、工業的養鶏です。
 鳥インフルエンザは、一律に発症するのではなく、このような病害抵抗性の低下した劣悪な養鶏で起きると考えています。鳥インフルエンザ陽性の浅田農産の鶏卵などは市場から当然排除するべきです。
 オルターのような健康な飼い方の鶏にとって、このような劣悪な養鶏法と同一視されるのは本当に迷惑な話です。
冷静に そして 賢明に
 現在行われている禁止令は、主として鶏から鶏への感染を予防する措置であって、必ずしも人への感染が問題となっているわけではありませんので、冷静に行動すべきです。
 たまごや鶏肉を食べて人に感染したという例は知られていませんが、不明な点が多い状況下では、たまごや鶏肉を生食するのは避け、熱を加えてウイルスを不活化するというのが科学的な態度と考えます。

  安全な食べものネットワーク
  オルター

  声明:2004年3月2日


戻る