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野菜をもっと食べよう 今の3倍「野菜」を食べなきゃ病気になります!?
オルター通信1378号 記事
野菜塾(2015年4月〜2016年3月)に参加しよう
文責:オルター副代表 山本 朝子

 オルター毎週8000円生活では、「野菜と果物を合わせて購入金額の70%分、買ってください!」と提案しています。
 
 オルターでは、みなさんの健康のため、「100%オルターで食べていただくこと」を提案していますが、中には、「私は、そんなお金持ちじゃないから、経済的に成り立たない」と反論される方もいます。そこで、「いえいえ、オルターの食材は安い市販品とは違い3倍にも使いこなせるんですよ!」「動機づけがあれば、絶対にオルター100%で食べることは可能です!」と、だれにも納得がいくような、「オルター毎週8000円生活マニュアル」を作成しました。

 毎週8000円生活の中には、野菜と果物、タンパク源、穀物などの糖質源、健康応援アイテムや調味料類を注文する時の理想購入金額の分類もあります。当たり前のことですが、本当に健康になっていただくためには、何でもいいから、オルターで毎週8000円を買えば良いなんていう提案はナンセンスです。

 オルター毎週8000円生活の中では、野菜は4000円、果物1500円分注文いただくことが一番重要であり、野菜と果物を合わせた青果品に70%(野菜50%果物20%)を充てて下さるように提案しているわけです。まさしく、オルターからのメッセージ「健康の秘訣は野菜を食べること、それも1人一日500g食べるように」を具現するものです。

 ところが現状はというと、皆さんの青果の購入額は平均購入金額の20%にも満たないのです。つまり、野菜と果物を今の3倍近く注文していただかなければ、ほんものの健康は手に入りません。

オルターから皆さんへ「3つの問いかけ」
皆さんは、
(1)「野菜や果物を一般店、あるいはほかの消費者団体から買っている」のではありませんか?

(2)「オルターの野菜は、天候に影響され、欠品や中止がある。傷みも多いから使いにくいと思っている」のではありませんか?

(3)「食べたいもの、好きなレシピを優先して、季節感のない野菜や果物を欲しがっている」のではありませんか?

今回は、上記の3つのような理由で、野菜や果物をオルターで買わない、買いたくないと思っている方たちに向けて、どうしてもご理解いただきたい真実を丁寧にお話ししたいと思います。

(1)「野菜や果物を一般店、あるいは他の消費者団体から買っている」という方へ
 野菜や果物(特に果物)の一般市販品は、化学物質汚染が最も顕著で、身体にかかる負担が本当に心配です。たとえ、「私は、他の自然食の宅配団体で野菜や果物は買っている」「田舎の両親や親せきが送ってくれているので買う必要がない」という場合でも、放射能汚染レベル、硝酸態窒素、残留農薬、土壌殺菌剤、環境ホルモンなどの生体攪乱物質などの数値は、オルターの安全基準と比べると、桁はずれに高く、非常に問題です。これらの差異は、みなさんが思っていらっしゃるほど些少な数値ではありません。

 また、「有機JASマークがついていれば、最高の品質である」などと、間違った理解をしている方はいませんか?有機JASには、使っても良い土壌改善資材、肥料および農薬などはそれぞれ30品目以上、そしてその他たくさんの資材も、オルターの推奨する星三つ(☆☆☆ ★★★)栽培時農薬不使用栽培のレベルとは全く違うものです。そして、その有機JASが認めた資材も放射能検査を受けているわけもありません。全国で使われているJAS認定の資材の拡散が放射能汚染を拡大しているという局面を見逃してはならないのです。

 これらの物質の身体への影響は、原因と結果が直結している「食物アレルギー(アトピー)」や「化学物質過敏症」以外は、エビデンスが明白ではないとされて、健康への被害が一般常識として認められていないのが悲しい現状です。食品の安全性は、実験動物や特殊な状況下でのコホート調査ではなく、食べて生きぬいてきた人たちだけが安全性を立証できる「伝統食」の範疇で考えないと、人類の未来はないといえます。

 何よりも、確かなのは、健康を害してオルターに入会してきた人たちが、オルター食材100%、特に野菜や果物をしっかり食べることで、生命の危機から脱しているという事実、末期がんからでさえ、生還している人もいるという事実です。この確かな事実を、皆さんに「オルター40年の経験値」としてお教えしておきたいと思います。

(2)「オルターの野菜は、天候に影響され、欠品や中止がある。傷みも多いから使いにくいと思っている」方へ
 自然の恵みは時として、人の営みにとってはマイナス面を見せることがあります。ごく当然のことです。ましてや、遠くの圃場から届く青果品ですから、ありのままの劣化が起こります。一般の店舗あるいは自然食品販売をうたっている他団体が「劣化を防ぐために行っている作業」には、健康に無配慮なものが多々含まれていることをよくよく理解していただきたいと思います。

 例えば、○○が「日本の食卓」という宣伝文句でカット済みの青果類(せん切りキャベツなど)を販促しているCMがあります。パッケージから取り出し、子どものお皿に大量に盛る…子も親もにっこりの日本の食卓・・・・・。まず問題は、そのキャベツが農薬20回以上噴霧、化学肥料たっぷりの慣行栽培であるか否かなのですが、見えていない恐怖は、野菜果物の大量調理には、1)合成洗剤での洗浄3回、2)次亜塩素酸ソーダの溶液に10分以上浸漬することが義務付けられている3)変色などの劣化を防ぐために酸化防止剤や腐敗を防ぐための保存料が使われているということです。学校給食であっても、このルールを免れることはできません。行政が指導している「大量調理マニュアル」には、洗剤で洗い、次亜塩素酸ソーダで浸漬した後、よく洗うようにと書かれていますが、皆さんもご存知のように合成洗剤と次亜塩素酸ソーダは細胞膜を突き抜け滲漏し、洗って取れるものではありません。
 O-157などの食中毒を出さないために、市販品のカット野菜、ベビーミックス野菜、スプラウトなども、1)は免れることがあっても、2)や3)を免れることはないのです。
 かといって、丸のままの野菜は安全かというと、大手スーパーのように、サイズ、色合いの同じものを大量に揃えるためには、栽培時の農薬、肥料などの多投は言うまでもなく、長期輸送・長期保存を可能にするための3)の使用があり、決して油断できません。人体に入る人工的化学物質は大量のミネラルやビタミンを消費しながら、肝臓や腎臓を始めとする臓器より90%が排出されるといいますが、それにかかる体の負担や栄養素の消耗は、免疫力低下に代表される「ホメオスタシス=生体恒常性」の大いなる損傷につながっています。

(3)「食べたいもの、好きなレシピを優先して、季節のない野菜や果物を欲しがっている」方へ
 季節を違え、不自然に栽培された野菜や果物の栄養素は、旬に育ったその種が本来持っている栄養素に比べ、半減どころか、7割8割が失われているという事実を知らねばなりません。たとえば、昭和40年代に厚生省が出していた食材の栄養成分表と昭和60年代のそれとを比べただけでも、差は顕著です。2010年に発表された現在の栄養成分表(5訂)では、旬の作物と旬でない時期に栽培された作物で、栄養素の違いが著しいものに関してはきちんと季節による分類表記をするようになっています。

 オルターでは、栽培時無農薬栽培を推奨するだけではなく、たとえ有機資材であっても、肥料を使用せず栽培する「自然農法」を推奨し、種子も良き自家採種のものを守ろうと呼びかけているわけですから、オルターの野菜が持っているビタミン・ミネラル、フィトケミカル(植物性生理活性物質:アントシアニンやカテキン、カロテンのような)は一般で発表されている数値の20倍近くである(永田農法:自然農法調べ)とさえいえます。まさしく、「野に有るもの圃にあるものより勝る」、出来うる限り、野にあるが如し・・を実践したような、自然ありのままの野菜、果物たちなのです。

 ですから、オルターでの野菜や果物の食べ方は、量的確保をするためにも、旬に則って食べていただくためにも、中止や欠品で困らないためにも「野菜セットと果物セット」をご利用いただけるとよいのです。食べたいレシピを優先する食卓よりも、季節を優先する中で、旬の伝統的なレシピを楽しむ、その姿勢こそが健康の秘訣といえます。

 もっと野菜を食べてください!!!あなたの注文している野菜は、あなたの体が必要としている野菜の量の1/3以下ですよ!

 オルターの食べものと他の食べものの違いは、この先、どんどん大きく開いていくでしょう。健康になる野菜、病気を治す野菜、オルターの野菜には昔々、私たちの祖先が山に入って探し当てた「薬草」のような効果が秘められているのです。

 一日野菜と果物を500g、その三分の一は生で食べて酵素を、その三分の一は緑黄色野菜(鮮やかな色のついたもの)で抗酸化作用の大きなフィトケミカルを!しかし、何より大事なことは、たくさん食べることです!煮込んで食べても、腸の健康に有効な食物繊維とミネラルは量が減らず、生で食べるのと変わらない量を摂取することができます。

 賢い消費者、賢い人類であり続けたいと願ってやみません。

 オルターでは、その賢い消費者になっていただくために、スクーリングシステムを構築しました。その特化コースとして、旬の野菜や果物をたくさん(一日500g以上)食べるための学びの場、「野菜塾」を2015年4月から、グレインマイスター資格講座の一単元として始めます。

 いずれにせよ祖先は、紛れもなく「猿」であった人類は、野菜を賢く食べる基本に立ち戻る必要がありそうです。


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