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石鹸の臭いが気になる方にお薦めします。
カタログ“2007年4月3週”
石鹸の臭いが気になる方にお薦めします。
石鹸の原料臭が気になる方に、
   中和法で臭いを抑えた石鹸です。
●石鹸の原料臭、酸化臭のない石鹸
 石鹸は、テレビCMなどに登場する市販の合成洗剤と比べて、人体に対する安全性において遥かに優れている事、環境に優しい事はもとより、洗浄力、泡立ち、泡切れ、ソフトな洗い上がり、洗濯機のカビ発生、経済性など全ての面で優れています。負けている事は宣伝力や香り対策など、イメージ戦略だけでしょう。
 洗濯、浴用、化粧品など石鹸生活において、オルターが既に扱っている石鹸類は十分に高品質高性能で種類も多く、これ以上新アイテムを特に必要とする訳ではありません。今回、ヱスケー石鹸(株)のアイテムを新たに取り上げる理由は、石鹸の原料臭が気になって使いにくいという人の為に液体石鹸にも中和法という製造方式を石鹸メーカーでは他社に先駆けて採用しており、原料臭を抑える工夫をしている点で、お薦めできる場合があるという判断からです。
 例えば、従来の石鹸ハミガキは、子どもによってはその臭いや味を嫌がる場合があるので、ヱスケー石鹸の「こどもハミガキ」を試してみては、という事です。ヱスケー石鹸のこどもハミガキには食品添加物が配合されていますので、オルターとしては暫定扱いとしていますが、合成洗剤メーカーのものよりは遥かにましで、子どもの為になるという判断です。また、洗濯用、台所用、シャンプー・リンス、ハンドソープなどのアイテムでより消費者に受け入れ易く工夫しているという意味でも取り扱いを決定しました。
 要するに一人でも多くの人に、合成洗剤を使って健康を害したり環境に毒をまき散らす生活をやめて頂く為の取り組みです。


●ヱスケー石鹸は石鹸一筋のメーカー
 ヱスケー石鹸の創業は1918年です。倉橋三平商会として粉石鹸の製造を始め、1954年に「倉橋」と「三平」の頭文字からヱスケー石鹸と名乗りました。2006年に就任された倉橋公二社長は四代目です。石鹸メーカーとして歴史があり技術も高く、消費者の立場をよく理解し、工夫もされています。より良い品質の石鹸を作る為に、固形石鹸、洗濯用粉石鹸にも中和法を10年以上前より採用しています。廃食用油のリサイクルシステム作りにも熱心で、小中高校の生徒や教職員向けの環境教育にも貢献されています。


中和法のメリットを活かした石鹸作り
 石鹸の原料は、動植物の天然油脂と、アルカリです。天然油脂はさまざまな種類の脂肪酸3つとグリセリンが結合した状態で存在しています。それに苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)または苛性カリ(水酸化カリウム)を加えると、ケン化という分解反応がおこり、石鹸とグリセリンができます。この石鹸の作り方をケン化法といいます。石鹸の製法には、ケン化法の他に、あらかじめ油脂を脂肪酸に分解しておいて、脂肪酸をアルカリで中和して石鹸にする中和法という方法があります。
 中和法で石鹸を作る場合、一度油脂を脂肪酸にします。この段階で、もともとの油脂に含まれる脂肪酸から、石鹸にした時に刺激になる脂肪酸などを除く事ができます。ケン化法では、もともとの油脂に含まれる脂肪酸は除く事ができません。また、石鹸の性質を高める脂肪酸だけを加えて、石鹸の性質をコントロールすることができるというメリットがあります。
 ヱスケー石鹸では、よりよい品質の石鹸を作るために、固形石鹸、洗濯用粉石鹸に中和法を採用しています。中和法のメリットを生かし、洗濯用石鹸は洗浄力が良く、溶けやすく、変質の少ない脂肪酸配合比にしています。固形石鹸は、刺激のある低級脂肪酸をカットし、やはり変質しやすい成分を少なくしています。


―文責 西川栄郎(オルター代表)―


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