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1998年 オルター取扱りんご 栽培方法
カタログ“1998年11月1週”
オルターの今年のりんご栽培方法
 最近では毎年のような異常気象の中で、農作物作りは本当に御苦労が多いものです。その中で、有機農業のりんご作りに取り組まれている生産者(団体)の皆さんです。
 津軽産直はオルターの前身時代からのお付き合い。高畠有機農業提携センターは、有吉佐和子著「複合汚染」の縁で20年以上前からのお付き合い。
 土と健康を守る会は、農協が須田さん達の産直に圧力をかけたのを支援することから始まって19年来のお付き合い。
 小松匡位さんとは天地農場の久門太郎呉備さんの紹介で昨年から始まったお付き合いです。

津軽産直(斎藤武雄さんほか35人)
・地域…青森県南津軽郡浪岡町  
・低農薬有機栽培への取り組み…S54年から19年目
・特徴…特殊土壌菌を使用して完熟堆肥作りに取り組んでいます。農薬は通常栽培の半分以下。農薬は通常より2倍くらいに希釈して使用。
・品種…ふじ、つがる、千秋、ジョナゴールド、北斗、むつ、王林、紅玉、金星、4‐23
・肥料…(モミカラ、米ぬか、りんごのしぼりカス)+菌、魚カス、魚粉、グアノリン酸

・農薬…4月中(対象病害虫)−モニリア病、ふらん病、ハダニ類
    4月下(対象病害虫)−モニリア病、キンモンホソガ、ハマキ虫類
       (散布資材)−スパットサイド、アドマイヤー
    5月上(対象病害虫)−黒星病、うどんこ病、モニリア病
       (散布資材)−アンビル、妙光葉面散布
    中〜下(対象病害虫)−黒星病、斑点落葉病、うどんこ病
       (散布資材)−スコア、妙光葉面散布、アタブロンSC
    6月上(対象病害虫)−黒星病、斑点落葉病、黒点病、コナカイカイガラ虫
       (散布資材)−妙光葉面散布
      中(対象病害虫)−黒星病、斑点落葉病、うどんこ病、コナカイガラ虫
       (散布資材)−ジマンダイセン、アドマイヤー
      下(対象病害虫)−斑点落葉病、ハマキ虫類、モモシンクイガ
       (散布資材)−木酢液
    7月上(対象病害虫)−斑点落葉病、ハダニ類、キンモンホソガ幼虫、ギンモンハモグリガ
       (散布資材)−アントラコール、ダイアジノン
      中(対象病害虫)−斑点落葉病、ハダニ類、スス班、スス点病
       (散布資材)−木酢液
      下(対象病害虫)−斑点落葉病、ギンモンハモグリガ、コナカイガラ虫
       (散布資材)−木酢液
    8月上(対象病害虫)−斑点落葉病、ハダニ類、キンモンホソガ幼虫、ハマキ虫類
       (散布資材)−べフラン、テルスター、妙光葉面散布
      中(対象病害虫)−斑点落葉病、ハダニ類、ギンモンハモグリガ
       (散布資材)−妙光葉面散布
      下(対象病害虫)−斑点落葉病、ハダニ類、ギンモンハモグリガ
       (散布資材)−妙光葉面散布
    9月収穫後−ふらん病

     
高畠町有機農業提携センター(星寛昭さん、中川信行さん、大浦秀一さん、高橋実さんら)
・地域…山形県東置勝郡高畠村   
・低農薬有機栽培への取り組み…S48年から25年目
・特徴…土作りが基本。商品としてではなく、人間が食べるものとして作っています。とくに7月上旬袋かけをして、農薬の使用を最少に控えています。
・品種…ふじ、つがる、千秋、紅玉、スターキング他、ラフランス
・肥料…堆肥:骨粉、油粕他

・農薬…4月中(対象病害虫)−越冬病害虫
       (散布資材)−石灰硫黄合剤
    5月上(対象病害虫)−モニリア病、黒星病
       (散布資材)−トップジン、トリフミン
    6月上(対象病害虫)−アブラ虫、ハマキ虫、ゾウ虫、シンクイダニ他
       (散布資材)−植物性殺虫剤デトール(除虫菊)、木酢液加用
    中〜下(対象病害虫)−斑点落葉病、スス班病、
       (散布資材)−4-12式ボルドー、ダーズバン活性、Ca加用
    7月上〜下(対象病害虫)−斑点落葉病、スス班病他
         (散布資材)−キト酸+木酢液
    8月上(対象病害虫)−斑点落葉病、スス班病、ガ類他
       (散布資材)−4-12式ボルドー、ニコチン剤加用、キト酸+木酢液

星寛昭、中川信行(右)、大浦秀一(真中)、高橋実(左)さんら
土と健康を守る会(須田一男、須田保、須田浩吉さん)
・地域…長野県南佐久郡八千穂村    
・低農薬有機栽培への取り組み…S54年から19年目 
・特徴…なるべく化学肥料、化学物質に頼らないりんご作りを求めています。標高900m前後のりんご園は色づき、実の締まり、歯ぎれの良いりんごが出来る地帯です。
・品種…つがる、ジョナゴールド
・肥料…稲ワラ、菜種かす、大豆かす、炭、年5〜6回の草刈り

・農薬…4月中〜下(対象病害虫)−越冬害虫、ダニ、カイガラ虫、ふらん病
         (散布資材)−マシン油、石灰硫黄合剤
    5月上(対象病害虫)−黒星病、赤星病、ケムシ類
       (散布資材)−スコア、デミリン
    6月中(対象病害虫)−斑点落葉病、ダニ
       (散布資材)−ダイボルド、ダーズバン、オサダン、木酢液
    7月上〜下(対象病害虫)−スス班病、輪紋病、ハマキ虫
         (散布資材)−キノンド、テレスタ、木酢液
    8月上(対象病害虫)−班点病、スス点病、輪紋病、シンクイ虫、キンモンホソガ
       (散布資材)−アリエッティC、リンナツクルー、木酢液
    9月収穫後(対象病害虫)−スス点病、黒星病
         (散布資材)−ポリべリン(晩成種のみ)

須田一男(代表左)、須田保(右)、須田浩吉(真中)さん
小松匡位さん
・地域…長野県南安曇郡梓川村
・低農薬有機栽培への取り組み…S54年から19年目
・特徴…日本アルプスの豊富な雪解け水と日照時間が長く昼夜の温度差のある自然に恵まれたりんご園のりんごは、色づきも良く虫害も少ない。長年の努力で芯が小さく食べれる所が多い、実が締まり蜜のたっぷり入った「サンふじ」ができるようになった。
・品種…ふじ
・肥料…堆肥:ワラ、米ぬか、貝化石、骨粉、油粕、炭

・農薬…3月下(対象病害虫)−越冬病害虫、ふらん病、黒星病、ハダニ類、カイガラ虫
       (散布資材)−石灰硫黄合剤
    4月下(対象病害虫)−黒星病、うどんこ病、ハマキ虫、キンモンホソガ、ハモグリガ
       (散布資材)−スコア水和剤、カスケード乳剤、木酢液 
    5月上(散布資材)−木酢液
    中〜下(対象病害虫)−カイガラ虫、キンモンホソガ、ハマキ虫、アブラ虫、カメ虫
       (散布資材)−パルノックス水和剤、アーデント水和剤、木酢液
    6月下(対象病害虫)−黒星病、斑点落葉病、スス点病、輪紋病、ふらん病、ハダニ、カイガラ虫
       (散布資材)−オサダン水和剤、テルスター水和剤、木酢液
    7月中(散布資材)−木酢液
    8月中(対象病害虫)−黒星病、輪紋病、スス班病、シンクイ虫、カイガラ虫、キンモンホソガ、ハマキ虫、ハダニ

       (散布資材)−ピラニカ水和剤、ドツキリンフロアーブル、ダーズバン水和剤、木酢液
       (散布資材)−木酢液


◆一般の栽培◆
・農薬…(基準薬剤)4月中−精製マシン油、ベフラン乳剤
            下−展着剤、スパットサイド、スプラサイド、硫酸ニコチン
          5月上−トップジンM、パールノックス
          中〜下−EBI剤(トリフミン等)2回
          6月上−クレフノン、パールノックス、スプラサイド
            中−クレフノン、パールノックス
            下−アントラコール、ダーズバン、硫酸ニコチン
          7月上−有機銅剤、ダイアジノン、サンマイト
            中−アントラコール
            下−有機銅剤、サイアノックス、硫酸ニコチン
          8月上−べフラン、ダーズバン、ダニトロン
            中−アリエッティC又はべフラン
            下−アリエッティC又はべフラン
          9月収穫後−ベフラン


          −文責 西川栄郎−


小松匡位さん
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