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使ってみて「いい感じ」と化粧品を選ぶのはまちがいです。 
カタログ゛2001年10月3週”
 化粧品を使ってみて「いい感じ」と思って選ぶのはまちがいです。たとえば、肌に一番よい皮脂に近いクリームは、むしろ多少のベタつき感があります。同様にパックをして「気持ちがよい」というものが、必ずしもよいパックとは限りません。美顔術の中心たるパックについても、きちんと理解されている方は、まだまだ少数派です。
 化粧品は洗剤と同様に、マルチ商法がはびこっています。もっともらしい化学名をあげたり、薬品は無添加だと言って、効能を宣伝しています。マルチ商法は利益が大きいので、売り手は熱心に客を口説く。ついつい女性は買わされてしまうものです。
 今回はゼノア化粧品ご紹介の第4回目です。
<パックの選び方>
 パックの目的は、年代によって異なります。まず中高年の場合には、おおむね乾燥肌で、皮が厚く固くなる(角質層の肥厚化)や皮膚が黒ずんで固くなる(メラニンが多くなり表皮が固くなる)人が多く、とくにひどいシミが全面に拡がっている場合(極度に固い皮膚になっている)、その古い角質を剥離することです。
 若い女性の場合、タール系色素やそれに付随する毒物が皮膚に浸透し、慢性的に皮内に蓄積して「肌のくすみ」を招いてしまっている場合、剥離性パックでその蓄積を防ぐことです。
 このような剥離性パックに求められる作用は、
@角質の剥離(肌の再生を利用して新しい肌を生ませる)、およびA血行を促進して肌の新陳代謝を高めることです。そのために有効で、しかも安全なパックは、@有機酸系の蛋白剥離物質、A土壌または鉱物質など弱い洗浄性とスクラブ作用(粒子の角で角質を削ること)を組合わせたタイプのものです。
 したがって、以下のようなパックにはそれぞれ問題があります。」

●細胞賦活法を謳うもの 
 根拠や効果があいまいなものが多いだけでなく、肌のバリアゾーンを破壊するメカニズムのために、むしろ縮緬肌などの原因となり、逆効果です。美白系のものも、バリアゾーンを破壊するので問題です。
●スクラブ剤入り洗顔化粧品
 洗顔用化粧品に含まれる合成界面活性剤の存在のもとで、ごしごし肌をこすることは、肌にとって大変危険です。
●泥パック・海藻パック 
合成界面活性剤を使用していなければ安全性は高いが、それでも角質層を荒い力でこするので、弱肌にしてしまう恐れがあります。
●酵素は角質剥離に適さない 
酵素で角質を剥離すると、皮内に異種蛋白質(酵素自体も蛋白質)が侵入する懸念があります。酵素は洗顔やパックには適さないのです。
●合成樹脂でゼリー状パック
または水に溶かす粉末状パック 
もともとパックの基材であって、若干の洗浄性しかなく、アレルギーなどのトラブルは起こしにくい代わりに、パックに求められる効果もありません。
◆『ソフトパック』
粉状になっていますので、水やローションで溶いてお使いください。

美顔術の基本。古いお肌を落とす土質系のパック剤です。表皮のごく表層を溶解(剥離)して、表皮の新生をはかるパックです。歴史のある安全なピーリング法でもあります。肌の強さにより、週2、3回行ってください。

●パックとはこういうもの…… 
 私たちのお肌は4層に分かれています。一番上の層は角質層といって、毎日アカとなって少しずつはがれ落ちてゆくものです。皮膚は人体で再生能力がもっとも強いところですから、アカとなって落ちたあともその下からどんどん補われてくるのですが、その速さは年齢が高くなるにつれて遅くなります。
 そこで、この皮膚の働きを利用して、皮膚細胞の新陳代謝速度を高めてあげると、シミやくすみを防ぎ、荒れ肌、ニキビあとなどをなめらかに仕上げることになるのです。
 手入れをしないでそのままにしておいたら、お歳を召すにつれて新しいお肌が生まれにくくなります。そういうときは、古いお肌を少し取り除いて、お肌を刺激します。同時にお肌を蒸して充血させ、より栄養を補給します。毎日繰り返し、しばらく経つとほかの人よりお肌が若いことに気づきます。美顔術とはそういうものです。

●正しい基礎化粧は将来のお肌をお約束します。 
 お肌にとっては皮膚から脂や汗が最高の環境ですが、それは時間がたつと変質して悪い環境になってゆきます。そこで、洗顔したり洗髪したりするのです。この環境を女性のお肌に再現するのが、基礎化粧料の仕事です。
 パックでお肌の代謝の衰えを防ぎ、いつも新しい環境を維持することは、20年、30年先のお肌にとって、とても大切なことなのです。

●このようにお使いください。
○お肌は人により壁(角化層)の厚さや強さ、老化の程度などが違います。
 パック剤の作用の強弱は、あなたのお肌によって決まりますから、塗布時間、塗布する厚さ、回数などでコ ントロールしてください。
○美顔術をするときは、とくにマッサージに使うクリームの品質に注意してください(使用説明書をよくお読みのうえ、お使いください)。

●ソフトパックと関連してご使用になると、より効果的です。 
コールドクリーム(無水型)、コールドクリームUー1、マッサージクリームα、ローションAー30、ローションUー1S、クリームAー30、クリームUー1S、フリージアクリーム

=原料=
 天然ケイ酸アルミニウム、カオリン、グルコノラクトン、変性アルコール、濃グリセリン、DLーリンゴ酸、ハチミツ、センブリエキス、軽質炭酸マグネシウム、BG、クエン酸、乳酸、酸化鉄、グリチルリチン酸ジカリウム、精製水
◆『ハイ・パックAー30』 最初からペースト状になっています。 
 ハイパックAー30は土質の弱い洗浄性とスクラブ作用のある基材(肌を傷めないよう、微粒子のもの)に、弱酸性の蛋白剥離物質を加えたものです。
 パックしたあとの荒れた角質層の表面を、酸の溶解でなめらかに補正して、角質層が薄くなっても、隙間のない表面になれば、お肌の壁としての機能が損なわれません。
ハイ・パックAー30と関連してご使用になると、より効果的です。 
コールドクリーム(無水型)、マッサージクリーム・α、ローションAー30、ローションU1ーS、クリームAー30、クリームU1ーS
=原料=
 精製水、天然ケイ酸アルミニウム、カオリン、変性アルコール、アルギン酸PG、ベンナイト、BG、濃グリセリン、軽質炭酸マグネシウム、DLーリンゴ酸、ハチミツ、カルボキシメチルキチン、乳酸、グリチルレチン酸、レゾルシン、パラベン、香料
ハイ・パックAー30
◆『BSクリーム』
やや脂肪酸系の多いクリームで、皮脂分泌の活発な若い女性や男性に適しています。現代風の柔らかいクリームです。
下地にするときはファンデーションをよく選んでください。
=原料=
 精製水、ミネラルオイル、ステアリン酸、ベヘニルアルコール、グリセリン、水素添加大豆リン脂質、ハトムギ油、スクワラン、小麦胚芽油、ホホバ油、オリーブ油、アボカド油、ミンク油、イソステアリン酸、ミツロウ、パルミチン酸セチル、吸着精製ラノリン、モクロウ、ラノリン脂肪酸ビタミンA油、マンニット、大豆ステロール、水酸化カリウム、グリチルレチン酸ステアリル、リンゴ酸、ビタミンD2、フィチン酸、パラベン、香料

◆『フリージアクリーム』 
メイクをしない方に最適な、通気性、吸湿性に優れたバニシングタイプのクリームです。脂肪酸に地質顔料を配合し、紫外線からできるだけお肌を守るよう配慮されていますので、軽いUV対策にも最適です。純ステアリン酸系のさっぱりしたクリーム。お肌のTシャツとして。
=原料=
 水、ステアリン酸、グリセリン、ベヘニルアルコール、パルミチン酸セチル、酸化チタン、ホホバ油、スクワラン、アボカド油、オリーブ油、ミンク油、イソステアリン酸、ミネラルオイル、ヤシ油、水酸化カリウム、ミツロウ、モクロウ、ラノリン、ビタミンA油、コーン油、ピーナッツ油、ダイズステロール、マンニトール、グリチルレチン酸ステアリル、ラノリン脂肪酸、コレステロール、リンゴ酸、トコフェロール、フィチン酸、ペンチレングリコール、フェノキシエタノール、香料
BSクリーム
フリージアクリーム
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