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テレビ・ビデオ見すぎの乳幼児 『言葉や社会性に遅れ』 日本小児科学会アンケート結果 
通信829号資料記事
朝日新聞記事2004年3月30日(火)号より記事転載

 長時間1人でテレビやビデオを見ている乳幼児は言葉や社会性の発達が遅れる。日本小児科学会(衛藤義勝会長)が1歳半の子供を持つ親1900人を対象に実施したアンケートでこんな傾向があることが分かった。29日、東京都内で開かれた活動報告会で発表された。
 調査は昨年、東京や岡山などで、1歳半健診の子供の親を対象に、子供や家族がテレビやビデオを見ている時間の長さや見方を質問し、子供が「マンマ」や「トト」など意味がある言葉を話すかどうかなどについても尋ねた。回収率は75%。
 言語に遅れの見られる割合は、最も視聴時間が短い「子供が4時間未満で、家のテレビがついている時間が8時間未満」の群を1とすると、最も視聴時間の長い「4時間以上、8時間以上」では2。「4時間以上、8時間未満」が1.25、「4時間未満、8時間以上」が1.5だった。
 見ている時に親が内容について「話しかけている」群では、「子供が指さして親に質問する」が79%だったのに、「ほとんど話しかけていない」群では56%と低かった。
 同学会は@テレビのない場所で遊ぶ時間を増やすAビデオソフトはしまっておくBテレビにカバーをかける―などの具体策を呼びかけた。



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