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放射能情報 会員Q&A
オルター通信1224号 記事
渡部さん 新大豆から1.5ベクレル
Q.
 本日のお届けニュース(2/14)で、中止の品物の中に、大豆1.5Bq/Kgとあったのですが、電話で北海道の大豆であると確認しました。
 すでに以前購入してしまったのですが、その大豆は同じ畑で採れたことを考えると、そのうちから抜き出した大豆の一部が検出されるかされないかは、たまたま当たるか当たらないかと言う事であって、全体的に汚染が微量ではあるけれどもあると考えていいのでしょうか?
 水産加工物については、どこまで汚染地域とみなしているのでしょうか?
 基本的に私は海産物は日本全国すべて、かなり警戒しています。そういうご家庭も多いです。
 計測している分には表示を明確にしてほしいと思ってます。南・西のものが大丈夫と判れば安心して買うことができます。(太平洋のマグロ等は検査しているのでしょうか?)
 また、産地については明記されているものと、されていないものがあり、全ての産地を書いて頂きたいと思っています。

A.
 渡部さんの新もの大豆(2011年産)は、本年1月21日にオルターに到着し、翌週子分けされ、一番早くて(一昨年分も残っていました)1月31日(火)から出荷されました。が、2月14日からは出荷をストップしています。
 アメリカ宇宙大学連合の放射能汚染シュミレーションが出たあと、北海道は、オルターとして要警戒地域として測定を強化しています。
 これまで、牛乳・牛肉・野菜などすべてNDでしたが、初めて渡部さんの大豆に1.5Bq/Kgが出ました。渡辺さんの畑は、大雪山系の山が背後にあります。そのため、放射能の汚染が若干あったのではと考えています。また大豆はセシウムの吸収を比較的しやすい性質もあることも原因かと思います。
 水産物に関する放射能汚染地域としては、東京湾〜北海道太平洋側までと考えています。その範囲で採れる海藻・魚貝類は1Bq/Kg以下と確認していないものはカタログへの記載は行っておりません。
 ただしこの海域を横切って回遊しているマグロ・カツオ・サバ・アジ・イカなどについては、この海域以外の漁獲でも要確認と考えています。


桜井食品 南部小麦 当分大丈夫
Q.
 桜井食品の南部小麦粉が8Bq/Kg出ましたが、今まで取り扱っていた桜井の製品をよく買っていましたが、1Bq/Kg以上あった可能性があるという事でしょうか?

A.
 この検査は、昨年秋産の新ものが使えるかという検査です。通常、秋にとれたものを年が明けてから加工出荷されます。まだ、使用は始まっていません。心配ありません。現在まで出荷したものは、全て一昨年度産(2010年産)です。
 桜井食品では2010年度の原料が夏頃までくらいの分が確保できています。
 その後の対策は、検討中です。


向井珍味堂 青大豆きな粉も当分大丈夫
Q.
 今週のオルター通信に放射能分析の速報が出ていた件で、ご回答ください。
 1Bq/Kg以上の検出が認められた、向井珍味堂の青大豆≪秋田県産≫は、向井珍味同製造、健菜倶楽部販売のきな粉の事でよいのでしょうか?また、2月4週号に掲載されている品物から60歳以上限定扱い対象になるのでしょうか?現在手元にあるものは大丈夫なのでしょうか?
 お忙しいかとは思いますが、幼児がおりますので、早めの回答よろしくお願いします。

A.
 新もの(昨年度産)の青大豆についての検査結果です。まだ出荷していません。
 現在出荷中の青大豆きな粉は、まだ、3.11原発事故前のもので、このひね青大豆は、当分、1年分の在庫を確保しています。


リブレフラワーのフィチン酸?
Q.
 先日、リブレフラワーを購入したら袋に“フィチン酸含有”のシールが貼ってありました。(以前からこのようなシールが貼ってあったのでしょうか?)裏面を見るとフィチン酸が表示されています。
 リブレフラワーのフィチン酸<天然成分>についてはどのように考えればよいのでしょうか?

A.
 玄米におけるフィチン酸は、放射性セシウムもキレート結合で捕まえて体内への吸収を防ぐ性質があると考えられています。メーカーではフィチン酸含有を優良表示のつもりで出したようです。
 しかし、フィチン酸はアブシジン酸(ABA)と並んで発芽抑制因子であり、フィチン酸が含有しているとしたら、ABAも含有していることになり発芽毒という見地からは問題があることになります。
 オルターとして、メーカーに詳細な製造工程を再確認して以下のように回答を頂いています。
   
リブレフラワー ホワイト・・・160〜165℃・・・20-30分
リブレフラワー ブラウン・・・160〜165℃・・・40-50分
ブラックジンガー・・・210〜220℃・・・120-150分
   
 よって、ABAについて、ブラックジンガーでは分解する条件ですが、リブレフラワーでは、ABAは十分には分解していない可能性があると考えられます。玄米を調理する場合は、発芽モード調理をお勧めします。


生アーモンド・ひまわりの種も 発芽モードに
Q.
 生アーモンドが体に良いとウワサに聞き、オルターさんで購入しました。ふと疑問に思ったのですが、ナッツの場合でも、やはり生のまま食べたら発芽毒はあるのでしょうか?
 もし、発芽毒があるのなら、この生アーモンドはどのように食べたらいいですか?他にも、あーもんどぉとか、くるみ、アーモンドプードル、松の実、健膳ミックス(一部)も生の表示がありますが、すべて調理前に半日浸水が必要なのでしょうか?(ケーキの材料にいっしょに入れて焼いたりしちゃったこともあるのですが、発芽毒は大丈夫だったのでしょうか?)

A.
 ネオファームのナッツ類については、生のものは生アーモンド・ひまわりの種・むきくるみ・アーモンドスライス・アーモンドプードル・あーもんどぉ・マカデミアンナッツ・松の実などです。このうち、発芽抑制因子が残っていて問題となりそうなものは、生アーモンドとひまわりの種くらいであとのものはうす皮などがとれているか、とれやすいので心配する必要はないと考えます。発芽抑制因子からみて、生アーモンドとひまわりの種は、浸水して食べたほうがおいしく食べられます。ただし、非殺菌、生のものは、かつてサルモネラ菌の付着していたケースも知られており、念ため、浸水時には梅干しなどを使って、雑菌が増殖しないような工夫をすることをお勧めします。


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