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日本人の飲まされているコーヒーは酸敗(まずい、有害、薬効なし)しているのをご存知ですか?
カタログ“1999年5月1週”
 一般のコーヒーには渋味、苦味、えぐ味があり、飲み過ぎると胃を荒らし、胸やけもします。また眠れなくもなります。この味をコーヒーの味、その作用はカフェインのせいだと勘違いしている人が実に多いのです。それゆえ、コーヒー嫌いの人も多いし、普通の人でもミルクや砂糖を入れて、その味をごまかして飲んでいるわけです。
 本来のコーヒー(焙りたて、入れたて)なら、ストレートで飲んでも味よく、香りよく、寝る前に飲んでも安眠効果があって(広島市の浜田病院では不眠症の人にコーヒーを勧めている)、胸やけもおこさず、体も心地良く暖かくなってくるものなのです。子供が飲んでも安心なものなのです。
 この差は、実はコーヒー成分の「酸敗」にあるわけです。日本はコーヒーの消費国としてはアメリカ、ドイツに次いで世界第3位の国です。しかし、その日本ではコーヒーについては全く本物を知らない、無知な国ゆえに、残念ながら酸敗したコーヒーがのさばっています。共立女子大学食品栄養学研究所 泉谷希光博士によると、「コーヒーは焙煎後、豆で1週間、粉に挽くと3日、入れると30分で酸敗してしまう」のです。
 北大阪を中心に、「焙りたてや」の看板をあげるフランチャイズのコーヒー店を指導してきた一宮物産の一宮唯雄社長(写真)は「コーヒー豆は生きています。生鮮食品なんです。米を炊いてから1週間も置いておいたら、腐って食べられへんでしょ。コーヒーも同じ、焙ったらすぐ腐ってしまう。私達はこれまで腐ったコーヒーを飲んでいたんですよ」と講演で訴え続けておられます。
 コーヒーに限らず、「種子」には生命力の素ともいうべき様々な栄養素が凝縮しています。例えば亜麻仁油(カタログ1999年1月第3回第2号)で紹介したような不飽和脂肪酸も含まれています。こういうものを種子から外へ取り出すと、すぐに酸化してしまうのです。またコーヒー豆の高いアルカリ度(わかめの250に次ぐ、63と他の食品と比べて群を抜いている)の元になっているリン酸カリウム(水溶性)も酸化カリウム(難溶性)になり、アルカリ度は失われてしまいます。体によいものを含む種子成分は酸化したときはかえって有害なものとなってしまうのです。焙りたて、入れたてなら様々な薬効が期待できるコーヒー豆も、酸敗しないよう特に鮮度に注意すべき食べものなのです。

一宮唯雄社長
オルターでは「生豆」を自家焙煎することをお推めします
 オルターではとくに粉のコーヒーについて製造後2〜3日中に流通、消費できるシステムがまだ整っておりません(富田林市のオルターまで毎日焙煎して入荷していただける所を捜しています)。従って、「生豆」(生豆の状態では長期保存が可能です)を新たに取扱うことにしました。それを各自自家焙煎することをお推めします。
 日本では焙煎はなにか特殊技能のように思い込まされていますが、ブラジルでは花嫁修業の項目の一つとして家庭で焙煎しています。焙煎はほうろくのようなもので十分できます。焙ったコーヒーを指にはさんで簡単につぶせるくらいが焙り頃です。毎日のようにコーヒーを飲む人で焙煎が面倒くさい人には下記のように家庭用の焙煎機も取扱います。焙りたてのコーヒーは豆に炭酸ガスを含み味に影響がありますが、その炭酸ガスを除去してくれます。
 そうはいっても、そこまで出来ない人には、多少の酸敗を覚悟の上(これでも一般市販よりはるかにまし)やむを得ず粉と豆とを取扱います。但し、各生産者と相談して、最大限新鮮にして頂く(配達日の2〜3日前以内の焙煎、高生連のみ6〜9日以内の焙煎)こととなりました。

インスタントコーヒーと液体コーヒーの位置づけ
これらは酸敗を考えると本来取扱うことをやめるべき製品です。しかし、一般市販品のものは粗悪なコーヒー豆(等級の低いくず豆)、農薬の汚染(環境監視研究所の元代表中南元先生がコーヒー豆から20種類以上の農薬を検出されたことがある)、化学薬品の使用(カフェインを抜くために発ガン物質を使用しているケース、今は使用されていないが、コーヒー液から結晶水として水を取って乾燥させる酢酸エステル系の薬品など)など問題だらけで、どうしてもインスタントでも使用したいという人のために、「まだまし」なものということでオーガニックのコーヒー豆、無添加の「インスタントコーヒークスコ」やグリーンアイズのオーガニックコーヒーの「液体コーヒー」をとりあえず取扱いを続けます。

コーヒーの薬効
コーヒーの始まりはコーヒーの実を食べた羊が元気になったのを見て、アラブの寺院「ねむらぬ寺院」(コーヒーを飲んで効率よく活動することからついた愛称)で実を煮立てたのが最初といわれ、以来数々の薬効が知られるようになっています。

 ・安眠作用・利尿、解毒作用(腎臓、肝臓の活性化)・排便作用(便秘解消、直腸ガンリスク低下)
 ・発汗作用(肌によい)・体内の脂肪を分解(肥満防止)・心臓に負担をかけない(血液を弱アルカリ性にし、
 さらに、血管も拡がる)・喘息の発作を起こりにくくし、鼻炎もすっきり・二日酔いの頭痛に効果
コーヒーを珈琲と「王へん」をつけるのは、その薬効を賛えてのことなのです。

<おいしいコーヒーの入れ方>
・分量:新鮮なコーヒーは1杯分が市販の半分(約5g)ですみます。(市販の古いコーヒーは、味が出ないため多く必要とします。)
・焙煎:むらし30秒を入れて約3分

ここでいいコーヒーだと真ん中が泡でもり上がる。(古いコーヒーは逆にへこんでしまう)もり上がってくると30秒くらいで止める。のの字のの字と真ん中から置くように多めに入れて、ドリッパーの7割くらいの湯量を保つように。お湯の量は何人分かで決まる。

@下の折り目のところを折る
A横は下の折った方向と逆方向に折る
最初500円玉くらいに入れる。その後のの字に入れる。


   ―文責 西川栄郎―



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