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自産自消のすすめ オルタークラインガルテン
カタログ2013年7月1週号
週末の参加型レジャーでおいしい野菜を作ろう。
◆有機農業専用農園
 オルターでは本年(2013年)4月から、ドイツ語で「小さな庭」という意味の「クラインガルテン」を始めています。
 オルタークラインガルテンは会員参加型の有機農業専用貸農園です。クラインガルテンコース、ジュニアガルテンコース、シニアガルテンコース、新規就農コースがあって、最低1区画 2m×5mからご利用できます。2区画以上の利用にはそれぞれ割引があり、希望者にはさらに大きな面積の畑もご利用いただけます。ベテランはもちろん、初心者も歓迎します。近くには、オルターと協力関係にある農事組合地産地消大阪農業者ネットワークの実証圃場があり、スタッフも常駐していますので、種子や苗、肥料、栽培技術、作付計画などのご相談にも応じることができます。
 オルタークラインガルテンでは当然のことながら農薬、化学肥料などオルター基準に満たない有害な資材の持込み、使用はできません。一般の貸農園では難しいですが、ここでは有機、無農薬栽培を楽しんでいただけるようにプログラムしています。無理解な隣りから農薬が飛散してくる心配もなく、子どもたちも安心です。同じ価値観の仲間と交流できることも魅力です。
 畑のすぐ近くには駐車スペース、トイレ、水道、道具置き場もあります。

◆自然がいっぱい
 場所は大阪府千早赤阪村の水分地区にある農地です。風景もよく、ゆったりとした自然の中にあり、たいへん心地よい環境です。近くには、6月10日に開設するオルター千早赤阪センター、農業研修センターがあります。夏の暑いときには農作業の合い間にここで昼寝したり、休憩することもでき、またシャワーや風呂も利用できます。お弁当が作れないときでも、千早赤阪センターのレストランをご利用いただくこともできます。
 周辺では、田植、稲刈、いも掘り、みかん狩りなどオルターのお楽しみイベントの計画も盛りだくさんです。ぜひご家族でご参加ください。

◆健康を育てよう
 ドイツでは国民が耕すことを国民の権利として認め、国を挙げて近代的慣習「クラインガルテン」(小さな庭)という市民の自給的な農園に取組んでいます。
 オルターとしては自立した市民による農作業の場として位置付け、楽しい場にしたいと考えます。
 オルターカタログ2011年7月1週号の森修焼表紙原稿でご紹介した、葉っぱ健康法(曹洞宗の住職、伊藤善重さん考案)のように、葉っぱ(野菜)を触ることは健康にもたいへん良いことで、心身ともにリフレッシュしていただきたいと願っています。
 せっかく自分で耕すのですから、農薬を使わないことはもちろん、種子や肥料までこだわって納得の最高レベルの野菜を育ててみてください。
 有機種子や固定種、自家採種を使えば、たいへん生命力の強い野菜ができますので、虫や病気に強く、おいしいものができます。
 微生物資材、Σ菌ぼかしを使えば硝酸イオンが少ない、病気が治せるほどの健康野菜ができます。
 安心して生で食べられる野菜を自分の手で育てることができます。

◆緑を守る
 オルターでは「食」「農」「医」「エネルギー」「福祉」を特に重要テーマとして活動しています。これらのうち「農」については全国にいるオルターの出荷農家におまかせするだけではなく、自らも自産自消をして、現在問題となっている休耕地・耕作放棄地対策の一助にしていきたいと考えます。新規就農、定年帰農者の生きがいづくり、障がい者の自立のための働く場づくり、精神的ストレスの癒しの場づくりなど、あらゆる目的や方法を活かして緑を守っていきたいと考えます。

◆自給力を高めよう
 世界の先進国の中にあって、日本は食糧自給率が極めて低く、40%を切っています。これはまさに国が亡びてしまうレベルの話です。政府はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)対策として大農経営への支援策を打ち出していますが、それはゆっくり日本の「農」が安楽死していくだけの話になりかねません。
 日本の農業は昔から兼業農家や半農半漁の小農が支えてきました。自給率とは結局はそういった小農のひとりひとりの自給力で解決すべきことであるとオルターは考えます。オルターのクラインガルデンでの自産自消は、市民が参加して耕作放棄地を回復することによって、そのような自給力のひとつとなるのです。
 子や孫に新鮮で安全な野菜を食べさせたい、週末の格安レジャーを楽しみたい、定年後の楽しみや健康増進のため、農園での会員同士の交流、家計の足しに、この「クラインガルテン」をご活用ください。


オルタークラインガルテン
1. 畑の大きさについて
耕作する広さは、1区画幅2m×5m単位で貸付けます。2区画、3区画を利用される場合は割引き制度があります。希望があればさらに大きい畑も借りることができます。

2. 利用期間について
毎年4月〜12月の9ヶ月間です(通年利用については要相談)。

3. 農機具について
鍬や鎌など必要な農具は無料でお貸しいたします(数量に限りがあります)。
トラクターや草刈り機の使用はできません。

4. 資材について
畑全面に微生物相調整材Σ(カタログ表紙2012年9月3週号)と木材チップ堆肥が施用されています。

5. 設備について
水やりは基本的には自然降雨に任せます。
トイレ、道具小屋があります。

6. 情報サービス
オルターのホームページで、農園のお知らせやQ&Aなどの情報をお知らせします。

7. 農園管理について
有機・無農薬栽培が原則です。水やり、草刈り、土作りなどはご自分で行っていただきます。

8. サポートについて
ご利用上の、ご質問やご相談があれば、オルターで対応します。

■料金(税込)
●初年度運営費 10,500円
●2年目以降更新時に運営費 3,150円/年
●利用料金
1区画 月額3,150円×9ヶ月(4月〜12月)
2区画 月額 4,725円
3区画 月額 5,250円

オルターで次月引き落とし
お申込み月、もしくは翌月からご利用いただけます。
シーズン途中で解約される場合は、3ヶ月前迄にご連絡ください。



―文責 西川榮郎(NPO法人  安全な食べものネットワーク  オルター代表)―



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