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薬石を使った 健康陶器
カタログ2011年12月2週号
料理や水がいっそうおいしくなります。


◆料理や水をおいしくする陶器
 常滑焼で有名な愛知県常滑市にある日本酸器工業(有)澤田実三社長は、微量多元素を含む特殊な花崗岩(大津麦飯石)を釉薬や粘土生地の一部に使用して、料理や水をおいしくする不思議な陶器を製造しています。その効果は、水やスープ、お菓子などを茶碗などに入れておくだけでおいしくなるというもので、体験的によくわかります。他の鍋と比較して料理に使ってもよくわかります。
 この薬石効果は、遠赤外線による効果や、マイナスイオンによる効果で、水分子が活性化されているのではないかと考えられています。
 もちろん食器から鉛、カドミウムなどの有害重金属が溶出する心配のない安全な陶器です。

◆ていねいにお使いください
 ただし、この陶器には欠点もあります。こわれやすいという点です。薬石効果を上げようと薬石を増量するとどうしても脆くなってしまいます。オルターとしては、それでも原料の配合に工夫をお願いして、以前の物よりは固めに仕上げていただきました。
 また、使い初めには、水によくつけておいてから、米のとぎ汁のようなものを煮て、土鍋などの微細な穴を塞ぐようにしてから使い、長持ちさせるようにおすすめしています。
 元来、陶磁器は一般に急な熱変化には弱いという欠点があります。急激な熱変化でヒビが入ったり、破れたりすることがあります。火を使うときにはいつも始めは弱火で、2〜3分くらいお鍋を温めるつもりで使用してください。その後火を強める場合でもせいぜい中火の強くらいまでにとどめてください。急激な温度変化や煮過ぎ、煮こぼれにもご注意ください。火にかける際には、必ず底の水分を拭き取ること。火からおろすときは木などの断熱性の高い鍋敷きなどの上に置くようにして、けっして熱いまま、ステンレスの流し台など金属のようなものの上に置いて急に冷やすようなことはしないでください。

◆不思議な薬石効果を体験
 日本酸器工業(有)は、1943年(昭和18年)に海軍指定工場として創業しました。兵器に使う純度100%の硫酸や塩酸を容れる容器として常滑焼が選ばれたからです。この「酸を容れる器」が社名の由来です。当時は、常滑焼の地場メーカーが組合のように参加してできた会社でしたが、戦後は、現社長の父、澤田由治さんが有限会社を発足させ、生活用の陶器を製造し始めました。
 澤田実三社長が薬石を使った陶器を作ろうとし始めたのは、1991年からです。瀬戸の原料屋が、おもしろい石がある、といって薬石を持ち込んできたのです。初めは関心もなく2ヶ月ほど放っておいたのですが、この石を使うと「花が天井まで伸びた」、「風呂が温泉になる」という言葉が気になり、粘土にいろいろな分量、割合で混ぜてみました。日本酸器工業(有)としては、アルカリ性カルシウム水を研究した経験があったので、水については知識があったのです。
 適正量を配合すると、キンギョや植物の生長がたいへんよく、生理不順や、ニキビまでよくなるという体験もありました。多くの友人や知人にも使ってもらい、実に様々な経験を得ました。いっぽう、まずいこともありました。原石を枕に使ったところ、それを使った人が酒に酔ったようになったこともありました。この経験から、首には使わず、ブレスレットのように手首、足首に使うなど、使用方法を限定するようにしています。
 現在、日本酸器工業(有)はこの薬石を使った鍋、茶碗、天ぷらがからっとあがるクッキングストーンなどを「氣のうつわ」シリーズとして製造販売しています。しかし、量産できるものではないので、オルターカタログでのご紹介は不定期となっています。


日本酸器工業の氣のうつわ
●鍋の原料
粘土…ベターライト(長石質。アフリカ・ジンバブエ産)、粘土(瀬戸産)、カオリン
釉薬…ベターライト、大津麦飯石、石灰石、カオリン、ケイ石

●茶碗、皿などの原料
粘土…粘土(信楽産・瀬戸産)
釉薬…大津麦飯石、粘土、石灰石、カオリン、ケイ石、木灰、ワラ灰、骨灰



―文責 西川榮郎(オルター代表)―


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