通信販売の法規(特定商取引に関する法)に基づく表示

「ブラックソルト」パキスタンの援助活動に大活躍
オルター通信1044号 記事
 ブラックソルトの日本向け貿易を担当していただいているパキスタン「ハナトレーディング」のハミダ・ワヒードウディンさんのお父様はパキスタンの元国会議員ミヤ・ワヒードウディンで、お母様は日本人の住田千鶴子さんです。ハミダさんご自身も、お父様が亡くなったあと、その遺志を継いで国会議員となられていました。貧しさの続くパキスタンの現状の中で、女性達の自立のために役立つプロジェクトを何か起こしたいと、母の国、日本へ協力を募られたのが、ブラックソルトの企画のきっかけでした。
 現地で、胃の健康によいとして知られている還元塩「ブラックソルト」を日本の消費者に提供する活動から、その活動費を生み出したいというものでした。
 ブラックソルトの販売価格には、1kg当り100円のハミダ(花)基金を含ませています。基金はオルターからハナトレーディングへ寄付しています。
 オルターがブラックソルトの企画に取り組んでから、すでに12トン分、120万円の基金が贈られています。
 そのハナトレーディングのハミダさんとお母さんの住田千鶴子さんが、7月のオルター月例ネットワーク会議へご出席され、以下のハミダ基金の利用状況の報告がありました。
 オルターの会員の健康や、おいしい料理に活躍しているブラックソルトが、現地では人々の幸せに貢献しているという報告です。


<ハミダさんからの報告>
 花は、2003年4月30日にパキスタン政府により認められたNGOです。この名前は、日本の花で登録しました。
 この5年間、次に書かれている目的で働いてきました。
@戦争、震災などで困った人々の援助
A女性の発展のための援助
B教育
C健康
 @の目的により、レバノン イスラエル戦争中に25,000ドルで生活必需品を購入し、危険にもかかわらず自分達のお金で運賃を使いレバノンとイスラエルの国境に行きレバノンの困った人々に寄付しました。パキスタン地震の時、20台のトラックで生活必需品を積み現地に寄付、それ以外に50万円を寄付しました。支出合計1,840,000ルピー。 
 Aの目的により、パキスタンでは人口の52%が女性であり国の発展のためには女性の協力が大変必要です。技術を身に付け収入を得るため二軒の洋裁学校を設立しました。今まで300人の女性が技術をその学校で収得しました。それ以外に、貧乏な女性が洋裁で収入を得るためミシンを与えたり、美容院を開きたい人のためにお金の援助をしてきました。5年間の支出合計183,750ルピー。
 Bの目的により、教育はどの国でも必要でありますが、パキスタンでは人口の38%しか読み書きが出来ていない状態です。私が政務次官時代にパンジャビ州の35市の内、4市を基礎教育のモデル市として決められた中で MandiBahauddin 市を認めさせました。その結果この市に、何百もの基礎教育センターがつくられそのうちの200センターが花NGOの監督下にあります。この結果、教える側は貧乏で働きたくてもパキスタンの習慣で外に出て働けなかった女性達が自分の家で教えられるようになり、国から給料を頂けるようになりました。教わった側は、今まで買い物に行っても計算ができなく騙される事が多かったのが少なくなったり、また他の土地にバスや電車でいっても読む事ができるので自分たちだけで生活ができるようになりました。 読み書き以外に貧乏にもかかわらず学校を運営している人を激励するために寄付をしたりしております。この5年間の支出合計144,400ルピー。

 Cの目的で貧乏な人々の白内障の無料手術とレンズ、薬品の無料提供を毎年2月にしております。大病のひとのために、国には救急車が少ないため花が2台の救急車を購入しました。それ以外に政府の病院にコンピューターを寄付したり、足のない人のために車イスを与えました。 この5年間の健康のための支出合計1,059,960ルピー。


オルター注  
1ドル = 50ルピー = 108円


戻る