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東日本大震災について、生産者からのお便り
オルター通信1179号 記事
★丸友しまか有限会社
 代表取締役社長 島香尚(平成23年4月4日)
  
 この度は、ご迷惑ご心配をおかけし、大変申し訳ございませんでした。おかげさまで私共従業員、皆無事でした。
 思いもよらない津波でした。丸友しまかは、海から約5kmほど陸地に入っている所にあるので(川のそばでしたが1mほどの高さまで水かさは増えました)大丈夫でした。
 2日間の停電と断水で、ラジオだけが頼りの心細い生活をしました。いざ電気が来てテレビを見ますと地獄です。恐ろしい津波の後でした。ここまでするかと思うくらいです。神も仏もないと思いました。田老はスーパー防波堤だったのに、なんの役にも立ちませんでした。一瞬で町が瓦礫の山、知人が海に消えて行きました。
 まだまだ元の生活ができるまでは時間がかかるとは思いますが、この宮古で生活して行かなければなりません。少しずつ前のように、皆様に製品がお送り出来る日まで頑張りますので宜しくお願い申し上げます。

P.S カキの生産者の人たちも“頑張っぺーすか!!”と言っています。また、おいしい“カキ”をお届けしますので・・・


★「「津波と原子力、それに伴う日本水産業の危機的状況に御理解の御願いと現状報告」
 三陸水産(有)
 代表取締役 雨澤進(平成23年4月2日)
 
 私共では、数年にわたり、原子力発電所の建設反対とその危険性を皆様に訴えて参りましたが、今回の東日本大震災により、それが現実のものとなってしまい、とても残念でなりません。
 この度の、東日本大震災に伴い、三陸では、津波の影響で、甚大な被害を被り、犠牲者は、相当数にのぼり、漁民の行方不明者は、50%とも60%ともいわれるほどになっています。
 家屋や漁業施設の流失、漁船の使用不可、漁場の破壊、油の付着など数え上げればきりがありません。
 被害の大きかった南三陸町などでは、ほとんどの漁民が学校などに避難中で、電気や水道、灯油、ガソリンなどもなく、食料は、1日おにぎり1個等などの厳しい避難生活を強いられています。
 また、三陸わかめ等の生産者をはじめ、タラコ、タラコ明太子の生産者とも連絡が取れず、志を共にする仲間の安否が案じられる一方、製品や原料の入荷が全くない状況が続いております。
 日本の水産業では、危機的状況に陥り、三陸のわかめは、今季の共販出荷はなくなり、水揚げまで2〜4年程度要するカキ、ホタテ、ホヤなどは、数年にわたり途切れると懸念されています。
 その上、津波により、毎年、さんま漁に使用する大型船も横転し、多数の船が所在不明となっており、廃業を決めた船主も多く、ロシア海域での鮭鱒漁にも影響が出ると推測されています。
 三陸水産の地元いわき市では、久之浜漁港も津波の被害を受け、干物等の加工場や加工場冷凍庫、並びに倉庫で、保管していた原料や製品、その他の機械等が流され、また、生産者の家屋も流失し、市場等施設も再起不能状態となっております。
 三陸水産では、敷地内の地割れや断水、入口の橋の隆起、社屋の地割れ、社員の車の流失、家屋の破損等の被害を受け、また、佐川急便やヤマト運輸が、営業停止などで、荷物の発送が出来ないなど、様々な困難に見舞われています。
 更に、東京電力福島原子力発電所の放射能漏れ事故では、三陸水産の近隣まで放射能の危険がせまり、半月の間、避難という事態になりました。三陸水産では、「きれいな海、安心して食べられる海産物を」という社是の下、全社員一丸となって、原発反対を訴えてきただけに、今回の事故が、悔やまれてなりません。
 高濃度の放射線物質を海に垂れ流し続け、魚や海産物、その他の食物を汚染し、それを知らずに食べる人間をはじめ、生ある動植物等に、やがてどんな影響を及ぼすかは計り知れません。
 現在、懸命な復旧作業を続けておりますが、被害を、これ以上、拡大させないために、一刻も早く事態を終息させることが、何よりも重要です。
 一方、皆様には、心のこもったお志や激励のお言葉、お電話や寄せ書き等を頂戴し、大変ありがたく、また、心強く、深く深く感謝致しております。三陸ほか、志を共にする漁民の復興のため、使わせていただきます。本当にありがとうございました。
 私共は、決してあきらめません。「がんばれ、岩手」「がんばれ、宮城」「がんばれ、福島」の決意を胸に、私たちの生活が、1日でも早く復興することを願ってやみません。
 以上のように、厳しい状況が続いておりますが、この度、4/1(金)より、在庫があるものに限りまして、営業を再開する運びとなりました。在庫の製品は、放射能事故が起きる前に、製造、保管しておいた製品ですので、安心してお召し上がりいただけます。
 皆様には、長らく御不便をお掛けしていますが、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、心より御願い申し上げます。
 なお、三陸の生産者と連絡が取れない状況が続いており、当面の間、のり、わかめ、生昆布、とろろ昆布等、三陸産の製品は、一部欠品、並びにタラコ、タラコ明太子等につきましても、在庫限りとさせていただきます。
 また、常磐産が原産地の各種加工品も在庫限りとさせていただきます。製品の詳細につきましては、お問合せくださいますよう、御願い申し上げます。
 なお、三陸水産の基本は、以下の通りとなります。

●三陸水産は、引き続き安心・安全な海産物をお届けします。
1.原発事故後の魚介類はいっさいお届けしません。
2.(新)三陸わかめ等の海草類、紅鮭等は、震災前に確保した製品であり、安心して召し上がれます。
3.これからの新しい製品は、汚染のない海からの(大自然からの)贈りものをお届けします。
4.加工に使う水は、ミネラルウォーター使用の製品だけをお届けします。
5.その他、皆様からのご希望の製品を模索し、安心・安全な海産物の提供に徹します。


★吉田商店
 代表者 吉田昌文(平成23年3月29日)
 
 この度の東北関東大震災で弊社の原魚調達先の冷凍庫が甚大な被害を受けました。
 向こう一年間の原魚確保はいたしておりましたが弊社割り当て分が大手に優先的に回されることになったと連絡がはいり、原魚入手が困難となりました。
 弊社としましても死活問題ですので、何としても商品納入を続けるため代替となる原魚調達の手立てを模索し続けておりましたが、いまだに打開の見通しが立たない状況でございます。そのため、原魚調達が不安定なままで大口卸売りの営業をすることが困難と判断せざるを得ず、まことに残念ではございますが、止む無く休業することとなりました。
 震災の影響がここまでの事態を引き起こすことが予測できず、また弊社の判断が遅れたためご迷惑をおかけすることとなってしまいました。まことに申し訳ございません。なにとぞご容赦のほどお願いいたします。
 受注いただきました製品が納品できなくなり、大変ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。

※次週(4月11日以降)ピッキング分から「わら焼きカツオたたき」は欠品になってしまうため、土佐佐賀産直出荷組合の「わら焼鰹たたき」(三陸産保存物)で代替させていただきます。
 (オルター企画部)


★東北地方太平洋沖地震に伴う受注業務についての現状<3>
 株式会社 米沢郷牧場(平成23年4月4日)
 
 3月11日(金)の地震発生から3週間以上が経過しましたが、まだまだ余震が続いており、福島原発の問題等、予断を許さない状態が続いております。
 当社冷凍製品の保管・出庫業務を委託しております(株)ヒューテックノオリン仙台営業所の復旧作業は順調に進み、ようやくある程度の製品を出荷できる状態になりました。しかし、外箱の破損・それに伴うパックの状況確認の数が膨大で、製品状態を出荷の際に再確認をする方針ですが、万が一不良品が混入していた場合はご連絡ください。
 また、ヤマト運輸の冷凍便(クール宅急便)の宮城発送取り扱いが昨日(4/3)より再開されました(宮城・福島・岩手納品以外)が、希望納品日にお届けできるかは保証できない状態です。納品までに今まで以上のリードタイムを要することをご了承ください。そのような状況ですので、納品が通常化するまでにはまだまだ時間が掛かる見込みです。
 また、状況がわかり次第、追って連絡いたしますので、よろしくお願い致します。


★ライトツナフレークの欠品について(お願い)
 有限会社 かもめ屋
 代表取締役 色本幸代(平成23年4月1日)
 
 当社のライトツナフレークは今まで十分な在庫を持っておりましたが、今回の大震災の影響により製缶会社の缶の製造が間に合わなくなっております。
 そのため、次回製造は缶が届いてからとなり、4月中旬以降の納品となります。
 製造ができ次第、ご注文がありましたライトツナフレークを順次お送りさせていただきます。


★「まんまぱっぱ かつお」一時休止について
 (株)げんきタウン(平成23年4月4日)

内容:先日、東日本大震災での影響により「まんまぱっぱ かつお」を在庫のみでの対応とご案内いたしましたが、具体的に期日が決まりましたのでお知らせいたします。
期日:2011年5月31日で一時休止
対象:「まんまぱっぱ かつお」


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