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本物の生産者に出会った四国ツアー報告
オルター生産者ツアー
無農薬のみかんほおばる嬉しさよ
2月16日(土)〜17日、オルターの四国生産者見学バスツアーに、大阪駅前北口より乗車してさんかした。子供13名を含む48名、大型バスの座席は満席だった。
 11時半過ぎ、徳島県鳴門市内の太子屋豆腐工場に着く。早速見学、大西隆茂・静子ご夫妻と息子さんがまっておられて、豆乳ににがりを打つところを見せてもらった。無農薬大豆を使い、にがりも水も(活性水)もこだわり、ふきんも、ふきんを縫う糸も無蛍光に配慮して製造している。寄せ豆腐の試食は本当においしかった。太子屋さん手作りの亜弁当を受けとって、さっそくバスの中でいただきました。
 続いて徳島県北灘町の瀬戸内冷蔵へ。無添加ちりめんといりこの生産者大西健吾さんはハマチ養殖の元漁師。昭和47(‘72)年赤潮大発生以来、赤潮**団の団員として活躍し、海洋汚染防止の先駆けをされた。一切も薬品を使わず塩水で煮沸し、干すという工程をシーズンオフだというのに、わざわざ実演して下さった。おみやげのわかめも帰宅後ポン酢でおいしく食べた。
 次の訪問地香川県引田市にある和三盆の三谷製糖では、江戸時代からの製法(盆の上で三回研ぎ、押し舟で押す技法)をずっと受け継がれていると。見学のとき3人の職人さんが研ぎの真っ最中だった。砂糖きびは周辺の農家で栽培時無農薬で作られていうるとのこと、お茶うけにいただいた茶*。羽根さぬきは上品な甘い味、お抹茶にぴったりだ。
 かめびししょうゆも引田腸、やはり江戸時代の創業で、武家屋敷風赤壁が美しい。全国でここだけというむしろ麹。230種の酵母がいきているもろみ蔵にも案内され、22年もののみを味見させてもらった。
 かめびしを後に、バスは一路愛媛県の東宇和郡明浜町へ。石鎚山の山容と内子町が沈む谷間をはるかに眺めながら、日もとっぷりと暮れてから民宿「故郷ふるさと」へ到着した。大阪―兵庫―徳島―香川―愛媛と五つの府県境を越え、遠くへ来たなあと実感した。(実はバスが事故に遭遇するというハプニングもある、大幅に延着したのだ)
 8時夕食、地元産の海のもの山のものが大皿盛り付けられ、ひゅうが飯はおかわりしながらいただいた。
無茶茶園スタッフと生産者の方々とのにぎやかな交流も11時すぎまで続き、そのあと私と中野さん一家。山中さんの5人は、知り合った門田清代嗣。いさこさんご夫妻のお宅に招かれた。ナーブル・ハッサク・デコポン・スィートスプリング・土佐文丹・いやかん・キンカン・レモンと8種類銘柄のみかんを順々にぎちそうになって、どれもこれも本当にかった。門田さん本当にありがとう。
 翌朝はふるさと創生館で高岡工場長さんがジュース加工を説明、我が家で愛飲しているオレンジュースは、ここで皮ごとしぼられてできているのだなあ、と感無量の思い。次いでちりめん加工場・真珠加工場を見学。折からの雨足がつよくなる中、みかんの石垣畑を望むけしきのよい所で斎藤正治さんのお話を聞いた。
 福田正信さんに自然農法を学んで‘75年から有機農業研究みかん園がスウタート、徐々に仲間が増え今や85名の生産者を組織する農事組合法人「無茶茶園」になった。ここまでたどりつくのに26年かかってしまったと。
代表をしている片山元治・恵子さんご夫妻は、やってくる研究生の若者が育つのを心から願って止まない。本当に充実した楽しいツアーだった。旅を終えて作った俳句(ヘタですが)。

寄せ豆腐つるりと飲みこみあーおいし
絵になるぞ炊いて干すのみちりめん工程
和三盆の里にひっそり梅の花
かめびしの女が支えるもろみ蔵
みかん山菜の花咲くを恥じる農家
天を突く石垣畑のみかんかな
二十余年苦闘のかいあり無茶茶園
無農薬のみかんほおばる嬉しさよ

私にとって衝撃でした
この前の四国生産者ツアーは私にとってすごくいい経験になりました。私は先日、やっと高校を卒業して時間的に余裕がでてきて、以前からオルターの事は母から聞いて知っていましたが、もっと自分でも勉強したいと思って、講演会も聞きに行かせてもらいました。
 そんな中での、今回のツアーへの参加は、私にとって衝撃でした。まずはいつも食べている太子屋さんの豆腐です。できたての豆腐を食べさせて頂きましたがそのおいしさには感動でした。しょう油なんかつけなくっても、豆腐に味があり、甘くて、プリンのようでした。それからかめびしさんのしょう油です。実際に、製造工程を見せてもらいましたが、もろみ蔵は圧巻でした。20年モノのもろみも食べさせてもらいました。何より印象に残ったのは、「しょう油は世界に誇る日本の食文化だ」と昔ながらの製造方法を守りしょう油に情熱を注いでいる17代目の姿でした。私はこのツアーに行ってからというもの豆腐を食べる時には太子屋さんの風景が・・・・
しょう油を使うときには17代目の顔が頭に浮かぶようになり、すごく愛着ができました。これからも、もっと普段食べている食品のこと知りたいので、機会があればまた参加したいと思います。

(G102 N.Rさん)

十年しょう油 主人は毎食使っています
先日はツアーでお世話になりありがとうございました。若い方も多く、会の今後が頼もしく感じられました。
 太子屋さんはもとより生産者の方々から学ぶことが多く、有意義で楽しい時を過ごせました。生わかめも美味しいし、十年しょう油を主人は毎食使っていて、もう手離せなくなっています。これからもご指導のほど、よろしくお願いします。

 あらいぶきっちん(とうふ生産者) 矢沢 法子さん


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