一庫ダムの上流にごみ処理施設を建設することの問題点 |
猪名川上流広域ごみ処理施設建設反対署名にご協力を 通信786記事 |
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☆一庫ダムの水は、川西市、猪名川町、宝塚市、伊丹市、尼崎市、西宮市、池田市、豊中市7市1町の大切な水源である。 ☆ごみ焼却場から日常的にダイオキシンや重金属、その他正体不明の物質が排出される。雨によって、ダムに入ってくる恐れがある。それらがどのようにダムに入ってくるか、調査もされていない。 ☆ごみ処理施設は、能勢のダイオキシン問題などからもわかるように危険な施設である。万一の事故などによって、一庫ダムの水が汚染されれば、7市1町の住民は水道水が飲めなくなる恐れがある。 ☆建設予定地周辺に存在する間歩から、焼却施設建設による大規模な造成工事で安定している重金属の鉱毒が流出し、ダムの底に溜まる恐れがある。 ☆欧米では水源地域の周辺において、経済産業活動の禁止や制限が行われている。
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☆1998年10月柴生進川西市長が1市3町(川西市、猪名川町、能勢町、豊能町)で広域ごみ処理施設の建設を突然、新聞発表した。 ☆1999年3月、建設予定地を国崎小路地区に決定したとの新聞報道があり、計画は住民になんの説明もなく、住民不在のまま、一方的に行政サイドで進められている。
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壊された自然は元に戻らない ☆建設予定地は、国の近郊緑地地域として指定され、2003年度『兵庫県版レッドデータブック』にも、BランクからAランク(絶滅危惧種がある)と評価されているほどの貴重な里山である。この里山には、県内で3位にランクされる程の山桜の巨木(樹齢・推定400年幹まわり360cm)がある。 ☆建設予定地の国崎地域には、伝承で「奈良の大仏の鋳造の銅を献上した」といわれるように、形の残った銅を採掘した坑道(間歩)が230も見つかっている。文化財としても貴重である。また、その抗道跡には、7種類のコウモリが棲息し、周辺の昆虫をエサに生きている。(昆虫は1006種類棲息)。オオタカのエサ場にもなっている。
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☆いま運転中の炉(南部1基、北部2基)は17億円もかけて修理し、ダイオキシンの排出量も非常に少なくなっている。生ごみは堆肥化し、有毒ガスを出すプラスチックなどは燃やさないようにし、ごみ減量に努力することが先決である。 ☆炉を廃炉にすると、解体費用に莫大な経費(建設費の8割)がかかる。解体したものの処分やダイオキシンの拡散のなど心配である。
呼びかけ C201山中純枝さん
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