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わいわいゲスト生産者 由井啓之さんからのご挨拶
オルター通信974号記事
わいわいゲスト生産者 由井啓之さんからのご挨拶
心の領域に入る自然な音

弊社から発売されたYoshii9,TIMEDOMAIN miniが9年TIMEDOMAIN lightは2年になります。
口コミだけの販売で、今やっと多くの方の目にとまるようになってきました。
買って下さっている方の多くはオーディオにそれほど関心がなかった方や、音楽関係の方が多いようです。
また女性が多いのも今までのオーディオではあまり経験のない現象です。
このような人たちは諸事情で今までのオーディオに魅力を感じなかったか、なじめなかった人たちであり、
自分の音楽が装置で壊されるのに耐えられなかった音楽家たちでもあります。

再生音楽を聴いて感動するための必要条件に「自然さ」があります。
良い音の必要条件でもあります。
人は不自然なものに対するチェック機能に優れております。
これは自己防衛のために自然に備わった機能です。
現代人は人工的なものに囲まれ、
不自然なものに対するチェック機能は薄れておりますが、本能的に持っております。 
 音に対してもチェック機能が働き、不自然な音に対しては意識領域と潜在意識領域の間にあるゲートが閉じてしまいますので、再生音楽は心の領域には達しません。
自然であれば警戒は無くなり、心はオープンしますから、
音楽はこころの領域で受けられます。


ほんものは心の糧に

オーディオは趣味としてみれば自然であろうが人工的であろうが、本人が求め満足していればよしとすべきでしょう。
タイムドメインは自然さを求めます。
人工的オーディオは元気な時には聴けますが、疲れたとき、特に精神的に疲れている時は聴く気になれません。
これは潜在意識領域では排除しているからです。
本当は糧となる食品が、農薬や添加物などの
不自然なもので知らずしらずに身体をスポイルしているように、心の糧となるはずの音楽も不自然な再生で
精神をスポイルしているおそれはないのでしょうか。
胎児や幼児には特にその怖れがあります。
ご存知のように人の脳は外部刺激によって創られます。
悪い音、不自然な音で創られた脳(心)を憂慮します。
脳のでき上がった大人が自分の責任で味わう分には何でも構わないと言えますが。


生演奏の感動を再現

「いくら良いオーディオでも生演奏には及ばないでしょう」、という声を聞きます。 
 私はそうは思いません。
昔、年に100回も演奏会に通ったことがありました。
でも、良かったな、と思ったのはせいぜい数回でした。
ホールの問題も含めて会心の演奏になかなかあたりません。
ジャズクラブへ行っても2流のプレーヤーが変なスピーカーを使っての演奏で、なかなか感動には至りません。
超一流のプレーヤーもきらきら輝いている期間はほんの僅かです。
たいてい輝きを失っているか故人になっています。
レコードには素晴らしい演奏が残っています。
それをきちんと再生すれば何時でも素晴らしい感動を得ることができます。
また世界中に素晴らしい音楽があります。
その感動を皆に伝えるのがオーディオ技術者の、研究者の使命ではないでしょうか。 
\論文のための研究、売れる商品のためのエンジニアリング、という風潮を憂慮します。
1枚のレコードに、何億円もする名画以上の感動が入っています。
世界中の人に毎日感動の生活を送っていただきたい。
それがタイムドメインの願いであります。  



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