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おしゃべりクッキング ゲスト生産者 山菜じゅうべえ 西澤惠美子さんからのご挨拶
オルター通信971号記事
山は宝
 山菜は苦味がなんとも美味しい食べ物です。
 私が住んでいる針畑地域(滋賀県高島市)には、たくさんの山菜がありました。
近年は、山の荒廃化や獣害等で激減しています。
昔は、村の女性達が、数人組んで、山菜採りに山に入りました。背中におい切れないほどの、山菜が採れました。それらは、保存食にしたり、ほしい人に、わけたりして、美味しく旬を楽しみました。
山ウドの木の芽和えを食べないと、本当の春が来た様に思えない、私です。
 気侯が変に暖かくなって、ぽかぽかするので、あわてんぼうな山菜は、3月だと言うのに芽を出し始めましたが、今日(3月12日)雪が25cm〜30cm降りました。しもやけをおこし、痛手を受けているのではないかと心配しています。でも広大な自然の中で、山菜達も広葉樹の落ち葉の下で、持ち上げた頭をおおいかくして、もう一眠り一眠りと、うとうとしているのかもしれません。
 4月には、皆さんの所へ、空気と水の美しい山間地で採取した山菜をお届けします。大きさや形が少々揃いませんが大自然に抱かれて育った物です。個性も、くせも野菜に比べれば強いです、栄養、ミネラルは、負けません。
  山菜は、単品で食べる方が美味しい物と、他の物と混ぜて食べた方が美味しく感じるものがあります。それはやはり、灰汁が強いせいだと思います。あまり、灰汁を抜きすぎても、山菜の値打ちが下がります。灰汁は少々残し、強い場合は、他の癖の無い野菜と混ぜて料理すると、美味しく食べられます。
 皆さんに山菜をお届けする、「山菜じゅうべえ」の名前の由来は、私が嫁いで参りました家の屋号が重兵衛といいます。そして姑さんが、山菜取りの名人です。私はその姑に仕込まれましたが、町育ちの私は、足を痛めてしまい、だい好きな山菜採りに山へ行けなくなってしまいました。そこで山菜を種から増やし、荒れている田んぼや畑に近くの山にも植え付けました。山と同じ様な状態で育てています。自然採りの物は、近隣のお年寄りのお世話になっています。
 今から4年前に「山菜じゅうべえ」と言うお店をオープンしました。山菜の摘み取りと調理実習そしてお食事と言うサービスを提供しています。お家で山菜を食べるだけではもの足りない方は、山菜摘み取りに来店下さい。


山菜じゅうべえ
   滋賀県高島市朽木桑原580
   TEL 0740-38-5377 FAX 0740-38-5124
   HP http://www.zb.ztv.ne.jp/sansai-jyube/
   e-mail sansai-jyube@zb.ztv.ne.jp

   ■4月上旬まで休み、予約は4月中旬より



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