通信販売の法規(特定商取引に関する法)に基づく表示

野生酵母を生活の中に取り戻そう
カタログ“2002年4月1週”
 近年、腸管内常在性微生物いわゆる腸内細菌が人間の健康に大変重要な役割を果たすことが分かってきました。腸内には有益な働きをする善玉菌もいれば、悪玉菌もいます。善玉菌が多く生息していれば、おなかは健康ということになります。善玉菌の主たるものが発酵食品に含まれる酵母菌や乳酸菌です。とりわけ酵母菌は、腸管内の蛋白質の腐敗を止め、脂肪や澱粉の分解、ビタミン、アミノ酸、酵素、ミネラルをつくり、供給し、有害な微生物をやっつける役割をしてくれます。乳酸菌も大腸で有益に働きますが、どちらかというと、腸の短い欧米食との調和性が高く、腸が長く野菜食、雑穀食の日本人には、小腸で働く酵母のほうが、より調和性が高いのです。
 昔は、味噌、醤油、酒、漬物など発酵食品から生きた野性の酵母が日常の食生活の中で摂取できていました。しかし近年は、それらは加熱処理や防沸剤、防腐剤の添加が行われ、酵母の摂取が期待できない代物になってしまっています。また、酵母は生まれたての未熟な段階(2〜3ミクロン)では生理活性がほとんど期待できません。有益な効果を持つためには、1〜1年半の長期熟成を経て、大人の酵母(7〜8ミクロン)にならないといけないのです。しかし、市販の発酵食品では速醸法といって、コストを下げるためにせいぜい数ヶ月以内の短期間に形だけの発酵をさせるケースがほとんどになっています。生きた酵母菌を食べない現代人は、例えば腸内の異常発酵によって発生するアンモニアの血中濃度が高まり、癌の原因や様々な精神症状の原因となっていると考えられています。
 故多田政一理学・哲学博士(東京帝国大学、基礎医学)は中学生のとき、当時不治の病といわれていた結核にかかり、現代医学の治療を受けましたが、いっこうによくならなかったことから、現代医学に疑問を持つことになりました。お父さんが漢学者多田北溟翁であったことで、東洋思想にも造詣が深く、西洋の分析一点張りの医学に批判的な立場から、今でいう「自然療法」のはしりである総合統一の「生活医学」を完成なさいました。この考え方は、東城百合子さんを始め、各界に多大な影響を与えられました。


多田一政工場長、 多田龍生社長、 村山信行常務の ご紹介
 博士の生活医学のテーマのひとつが発酵食と腸内細菌であり、有益な酵母菌をより手軽に、効率よく摂取できるようにと研究されたのが「酵母蜜」とも言うべき、伊豆の山中の椿の葉の裏から採取された野性の天然酵母(サッカロミセス)飲料「コーボン」なのでした。
 現在、多田博士の意思を継いでおられる第一酵母の多田龍生社長は、博士の息子さんです。


第一酵母の天然酵母飲料「コーボン」
●「コーボンマーベル」
 (原液1ml中天然酵母7000万菌体以上)

−原料−
 りんご、ぶどう、温州みかん、梅、高麗人参の葉、砂糖
 残念ながらいずれの原料も慣行栽培です。第一酵母では、長期熟成中に農薬などは分解されると考えていらっしゃいますが、オルターとしては、当然のこととして原料の安全性にこだわっていただいたほうが良いと考えています。
 オルターとして、有機への切替えをお願いし、その方向性をご確認いただいております。
........................................

●「コーボン」
 (原液1ml中天然酵母3000万菌体以上)

−原料−
 ・ぶどう+りんご
 ・温州みかん+りんご
 ・梅+りんご

−製造方法−
@洗果する。
A伊豆の自然を活かして、果実を夜露にあて、野性の天然酵母を採取する。
Bその果実をフードプロセッサーで細断し、砂糖を加えて仕込み、2ヶ月ゆっくり、悪条件の負荷をかけたりして主発酵を行う。
B主発酵が終わると、麻袋に入れて、搾汁する。
C1年〜1年半、自然のまま発酵熟成させる。
D商品タイプにより、配合する。
1次発酵…ねかせる。
2次発酵…活性力をつける。
E殺菌(80℃以上45〜60分)を行う。
 法的には清涼飲料扱いなので、加熱が義務づけられていますが、この酵母は耐熱性が高いので、生きています。
Fビン詰め。
 この行程で、果実は酵母の力で・転化糖、オリゴ糖・食物繊維 ・有機酸・糖脂質、リン脂質 ・ステロール類・アミノ酸、ペプチド ・ビタミン・ポリフェノール類・酵素、 フェロモンなどに分解され、砂糖も果糖、ブドウ糖にまで分解されて、いわばハチミツ状態となっています。着色剤、防腐剤、人工甘味料など食品添加物は使われていません。

−飲み方−
コーボンマーベル… より食能を期待する人用
コーボン……………  甘味調味料、健康飲料として。
              徳用サイズもあります。
・そのまま水かお湯に6〜7倍に薄めて、お腹の空いているときにお飲みください。
グリーン杜仲茶と一緒に。
・レモン、果物、野菜や、そのジュースと一緒に
・甘味調味料として煮物やお菓子などに
・ダイエットには、ご飯の前にすりおろしりんご(オーミフローズンのりんごペーストをご利用ください)に混ぜて食べて下さい。


      ◆◇◆◇◆◇◆◇1日1回は発酵食品を◆◇◆◇◆◇◆◇



日本生活医学センター大西秀典内科医師による   「コーボンマーベル」の臨床試験の結果         (日本補完代替医療学会にて発表)
ホメオスタシス促進作用
1.腸内腐敗の改善と整腸作用
2.血中コレステロール低下作用
3.糖代謝改善作用
4.血中尿酸低下作用
5.多血症と貧血の改善作用
6.免疫異常(免疫不全、アレルギー、自己免疫疾患)の改善作用
7.疲労回復作用
8.食欲改善作用
9.アルコール代謝改善作用


市販の発酵食品の問題点
 日本では古来から、味噌、醤油、酒、漬物などの発酵食品が生活の中にあります。しかしこれらの食品には、ポストハーベスト農薬、遺伝子組換え、食品添加物の問題があるほか、今回着目している酵母菌に関して言えば、その摂取がほとんど期待できない現状にあります。
 すなわち、製品の袋がふくれてこないように、加熱処理や防腐剤、防沸剤を使用し、せっかくの発酵を抑えていることです。
 また、コストの都合などで短期間の発酵、すなわち速醸法を用いているために酵母菌自体が有益な効果を持つまでに成長できていないことです。
 第一酵母の「コーボン」に類似の他の酵素製品もいろいろ出回っていますが、臨床試験など裏付けがしっかりしているものは残念ながら知りません。また、異常な高価格にしているものが多く、おすすめできません。


  ―文責 西川栄郎―


戻る